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頬に血色を与えるチークは、大人の女性の強い味方になってくれるアイテム。もし、可愛い印象になり過ぎるという理由でチークを若い世代のものと考えているのならば、損をしているかもしれません。とはいえ、種類が豊富なので色選びで迷うってしまうことも。ここでは、チークの色選びやよくある悩みの解決法を紹介していきます。
目次
普段のメイクにチークを使わなかったり、必要性を感じていなかったりする方もいるのではないでしょうか。まずはそんな方に向けて、大人のメイクにチークを取り入れるメリットを紹介します。
チークメイクといえば、頬にレッドやピンクといった色を足すことが基本。頬に色を乗せることで、血色感がプラスされて健康的な印象を作ることができます。チークは、お疲れ顔に見えるのを改善したい方や、顔色が悪く思われがちな方へ特におすすめしたいアイテム。チークを入れて華やかさを演出することで、これらの悩みを改善してくれます。
また、くすみをカバーできるのもチークの魅力。色を乗せると頬が目立って、肌荒れを強調するのではないかと心配になるかもしれませんが、決してそうではありません。自分に合った色選びをすることで、肌を綺麗にみせることも可能です。
小顔を作るメイクというと、シェーディングやハイライトの印象が強いのではないでしょうか。実は、チークでも視覚的に小顔を作り出すことができます。
ポイントとなるのは、自分の輪郭に合った位置に色をのせること。輪郭に合ったチークの入れ方をすることで、頬にメリハリが生まれ、自然とリフトアップや小顔にみせる効果が得られます。輪郭やフェイスラインに悩みがある方は、ぜひチークでカバーするという選択肢を加えてみてください。
チークの入れ方に変化をつけることで、顔の印象を変えることも可能です。たとえば、頬骨の辺りから斜めに向かってチークを入れるとシャープな印象を、丸く入れると優し気で可愛らしいムードを作ることができます。
また、チークの色選びもなりたい雰囲気を作る重要なポイントの一つ。華やかにみせたいときは、レッドやコーラルといった鮮やかな色味のものがおすすめ。反対に、シックにきめたいときや、さりげなく血色を加えたいときには、ベージュ系が活躍してくれるでしょう。TPOやリップやアイシャドウ、その日のファッションなどに合わせてチークの入れ方や色に変化をつけることで、いつもと違った自分を演出することができます。
チークをメイクに取り入れるなら、色選びは重要。しかし、自分に似合うチークの色が分からないという方も多いのではないでしょうか。ここからは、チークの色の選び方について紹介します。
自分の肌の血色に合わせた色味の赤系チークを選ぶと、頬に自然な血色感をプラスすることができます。ただ、一口に赤系といってもその種類はさまざまなので、どれが自分の肌に合うか迷ってしまいますよね。
自分の肌の血色を確かめたいときは、手元に注目してみましょう。指を握った際の指先の色や、親指付け根の下にある膨らみを押したときの色を参考にするのがおすすめです。自分の血色に近い赤系チークを選べば自然になじむので、メイクに失敗することが少なくなるというメリットがあります。
肌の色は人それぞれですが、大まかに黄みが強いか青みが強いかで分けることでき、これをパーソナルカラーと呼びます。チーク選びに迷ったときは、パーソナルカラーから肌の色みを分類して、それに似合う色を探すというのも一つの方法。
黄みが強いイエローベースの方は、コーラルのようなオレンジや黄みがかった色が肌によくなじみます。一方、青みの強いブルーベースの方は、ローズピンクのような透明感のある、やや青みがかった色が似合います。
チークは選ぶ色によって印象が大きく変わります。色が与えるイメージを知れば、チークメイクで理想の雰囲気を手に入れることも可能。ここからは、チークの色が与える印象を解説していきます。
明るく健康的な色と聞いて、オレンジを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。フレッシュな血色感を演出したいときには、オレンジ系のチークがおすすめ。赤やピンクよりも甘さが控えめな印象なので、可愛らしくなり過ぎるのは避けたいというときにも適しています。
「幼く見えるのでは?」と心配ならば、ベージュ寄りのオレンジを選んでみてください。ベージュ系は肌になじみやすく、ナチュラルに仕上げてくれます。
オレンジに赤を混ぜたような色味が特徴的なコーラルは、さり気なく上気したような頬にみせるので、顔全体が明るくヘルシーな印象に。特に大人の女性におすすめなのは、赤みが強めのものや、少しベージュを混ぜたようなコーラルピンク。若々しく健康的な肌を自然に作ることができます。ベージュが混ざることで浮きにくくなるので、チーク初心者の方でも挑戦しやすいのも魅力です。
メゾンレクシア シマー ブラッシュ <02 コーラルレッド>
柔らかく発色し頬に自然な立体感をプラス。大人の肌に映えるヘルシーなコーラルカラーが健康的な血色を演出します。
可愛らしいイメージが強いピンク系は、大人には使いにくいのではと心配になる方もいるでしょう。しかし、ピンクはあらゆる世代の女性の頬を柔らかに染める万能色。大人のメイクにもしっかりと活躍してくれます。
淡い色味のナチュラルなピンクは透明感をプラスしたいときに。一方、深みのあるローズピンク系は落ち着いた印象で、大人っぽい仕上がりになります。ピンク系の色は血色感を際立たせてくれるので、メイクに温かみや華やかさを加えたいときにも適しています。
メゾンレクシア シマー ブラッシュ <01 ナチュラルピンク>
保湿成分を配合したパウダーが肌に溶け込むようにフィット。優しく華やかなピンクが透明感を際立たせます。
チークを選ぶ際に気を付けたいのが、青みの強い色。ピンクやボルドー系でよく見られる青みが強いチークは、大人の女性がつけるとくすみが目立ってしまう可能性があります。一見落ち着いた色に見えますが、老けて見られてしまうかもしれません。そのため、青みが強い色は避けるか、試しに色を乗せてみて他の人にチェックしてもらうことをおすすめします。
チークメイクをする際に気になることや悩みはありませんか。ここからは、チークに関するよくある悩みと、その解決法を紹介していきます。
チークをつけ過ぎてしまった場合は、コットンを使ってオフすると調整がしやすいです。ポイントは、コットンを半分に裂いて使うこと。裂いた面の起毛を利用して、クルクルと優しく肌を撫でて塗り過ぎたチークをオフしていきます。最後にファンデーションをスポンジなどで優しく叩き込み、発色の強さを調整。ファンデーションは少しずつ量を調節すると粉っぽくならず、自然な仕上がりになります。
鼻より下部分のたるみが気になる場合は、チークを入れる位置に注意が必要。チークをあまり高い位置に入れてしまうと、かえって顔の下半分が目立ってしまい、たるみを強調してしまう恐れがあります。視覚的にたるみをカバーしたいときは、チークを目の下、指一本分よりもう少し下の位置に入れることを心掛けてみてください。また、横長の楕円を描くようにチークを入れることで、顔の縦ラインを短くみせる効果が期待できます。
チークが肌になじみにくく、色持ちや発色が悪いと感じたことはありませんか。粉飛びやごわつきを感じる場合は、メイク前のスキンケアに力を入れることで改善できるかもしれません。メイクを肌にフィットさせるには、保湿が必要不可欠。化粧水や乳液でしっかりと肌を整えることで、ファンデーションやチークの持ちもアップします。その他、保湿力の高い化粧下地を使用するのもおすすめです。
自分の肌に合った色のチークを選ぶことで、顔全体の印象が明るくなったり、悩みをカバーしやすくなったりと大人の肌に嬉しいメリットがあります。チークの力を最大限に活かせば、若々しく健康的な雰囲気に見られるかもしれません。ぜひ普段のメイクにもチークを取り入れて、頬に華やかな血色感をプラスしましょう。
左<02 コーラルレッド>、右 <01 ナチュラルピンク>