【皮膚科医監修】化粧水に含まれる成分は?気になる安全性もあわせて解説

【皮膚科医監修】化粧水に含まれる成分は?気になる安全性もあわせて解説

BEAUTY

Jun 01, 2021

洗顔後のまっさらな肌に最初につける化粧水にはこだわりたいもの。もっちりと潤いに満ちた若々しい肌のために、効果や使用感のチェックも欠かせません。そして気になるのが化粧水に含まれる成分です。疑問を解消して、納得した上でスキンケアを行えるよう、各成分にどのような効果があるのかなど、安全性についてもご紹介します。

目次

  1. 化粧水に含まれる主な成分
    1. 肌に潤いを与えて柔らかくする成分
    2. 使用感をよくし清涼感を加える成分
    3. 品質を安定させるための成分
  2. 化粧水に含まれる成分の安全性は?
    1. 無添加化粧品とは
    2. 薬用化粧水と普通の化粧水の違い
    3. 化粧水の添加物=悪いものではない
  3. こだわりの成分を使ったメゾンレクシアの化粧水
    1. メゾンレクシアのこだわりがつまったスキンケアライン
    2. オラクル クラリファイング トナー
    3. オラクル クラリファイング トナー ミスト
    4. アルケミー プライマリー ローション
  4. 化粧水の成分をチェックする習慣を

PROFILE

監修者:あいち栄クリニック 寺田紗央里 先生

藤田医科大学を卒業後、名古屋大学付属病院、小牧市民病院の皮膚科医局員として勤務。 現在はあいち栄クリニックで皮膚科・美容皮膚科の担当医として勤務しています。

監修者:あいち栄クリニック 寺田紗央里 先生

化粧水に含まれる主な成分

化粧水の主な役割は、肌に水分を補給したり、肌を柔らかくして化粧品のノリをよくすることです。その成分は大きく3つに分けられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

肌に潤いを与えて柔らかくする成分

洗顔後の肌に補給した水分を保持し、柔らかくしてその後に使う美容液などの浸透をよくする働きがある成分です。

・グリセリン(グリセロール):主に油脂の加水分解によって脂肪分とともに得られる無色透明の液体で、吸水性・保湿性が高いため、保湿剤・潤滑剤として使われる。化粧品・医薬品の他、食品添加物としても多用されている。三価アルコールの一種だが、多くの場合成分表示には独立した成分として記載されている。

・多価アルコール類:水によく溶け、皮膚になじみやすい液状の物質で、化粧品の保湿剤としてよく使われている。成分表示にはプロピレングリコール、BG(1,3-ブチレングリコール)などの名称で記載されていることが多い。ヒアルロン酸ナトリウムなどの保水成分と併用することが望ましい。

・糖類:ブドウ糖やショ糖を還元して作られる成分で、ややべたつきがあるがグリセリンに匹敵する吸湿性と水分を保持する性質がある。化粧品には保湿剤・柔軟剤の他、界面活性剤の原料やビタミンCの合成原料として使われている。

・ヒアルロン酸:人間の真皮に存在する物質で、高い保水力を持つ。1gで約6Lの水分を保持できるとされているが、加齢によって減少し、再生産されないため、外側から補う必要がある。化粧品に使用されるヒアルロン酸はバイオ技術によって合成されたもので、ヒアルロン酸ナトリウムの名称で表示されている。

使用感をよくし清涼感を加える成分

毎日使う化粧水は、使用感も重要なため、べたつきを防いで清涼感を高める成分も配合されています。

・水(精製水):蒸留・ろ過・イオン交換などで濃度を高めた比較的純粋な水。

・エタノール(アルコール):皮脂やメイク汚れを浮かせたり、肌を引き締める働きがある。また、揮発性のため清涼感を加えるのにも使われる。

・カルボキシビニルポリマー(カルボマー):アクリル酸を主成分とした水溶性の合成高分子ポリマーで、水によく溶けて適度なとろみをつける働きがある。化粧品では使用感をよくし液だれを防ぐ増粘剤として使われている。

品質を安定させるための成分

化粧水を始めとする化粧品は、製造してから消費者の手元に届くまである程度の時間がかかります。そのため、品質を安定させ、安全性を高める成分が配合されています。

・防腐剤:化粧水に使われるグリセリンやヒアルロン酸などの成分や、油脂、界面活性剤などに雑菌が繁殖しないよう添加される。成分表示にはパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)やソルビン酸Kといった名称で記載されている。

・酸化防止剤:文字どおり、空気に触れることで起こる酸化を防ぐ働きがある。ビタミンE(トコフェロール)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)など。

化粧水に含まれる成分の安全性は?

化粧水は毎日肌に直接つけるものですから、安全性も気になります。特に初めて使うものや、肌に合うものがわからないという人は慎重になってしまうのではないでしょうか。ここでは化粧品の安全性について解説します。

無添加化粧品とは

化粧品の「無添加」とは、旧厚生省が指定した、まれにアレルギーを起こす可能性のある102種類の成分と香料を抜いたものを言います。旧指定成分の中には、現在でも防腐剤として使われているパラベンや酸化防止剤のジブチルヒドロキシトルエンなども含まれています。しかし、これらの指定成分が入っていない=絶対安全、というわけではありません。それ以外の成分が反応を引き起こすこともあるので、心配な人は表示成分を確認するようにしましょう。

薬用化粧水と普通の化粧水の違い

無添加化粧品と並んで「肌によさそう」なイメージがあるのが薬用化粧品です。保湿や水分補給など、一般的な化粧品の働きに加えて、ニキビや肌荒れを防ぐ、美白など目的に添った有効成分が配合されており、その効果が認可されたものを言います。化粧品と医薬品の中間に位置する「医薬部外品」に分類されており、効き方が医薬品より緩やかなのが特徴です。

化粧水の添加物=悪いものではない

防腐剤や酸化防止剤などの添加物は、化粧品の品質を安定・維持する働きがあります。現在では全成分表示が義務づけられ、安全性の確認されたものが使用されています。決して添加物=悪者、というわけではありません。適切な量であれば、変質しにくく、衛生的に化粧品を保つのに一役買ってくれます。

こだわりの成分を使ったメゾンレクシアの化粧水

メゾンレクシアは品質にこだわった化粧品や香水、レザー商品を独自のラインで展開するブランドです。「上質のエレガンス」をテーマとしたクリエーションは、まさに「メゾン」の名にふさわしい気品に満ちています。ここではメゾンレクシアのプロダクトの中から、おすすめの化粧水をご紹介します。

メゾンレクシアのこだわりがつまったスキンケアライン

メゾンレクシアのスキンケアラインは、肌の持つ美しくなる力を引き出すために、パワフルな植物の力を活かして作られています。長年の植物研究と千を超える試作品から肌に本質的な作用をもたらす組み合わせを産み出しました。

また、原料となる植物は北海道にある自社農園で栽培。大自然が育む植物のパワーを、職人の手が余すところなくエッセンスに抽出していきます。

それらを基に、最新の設備とクリーンな作業環境から作り上げるクオリティを第一に考えたスキンケア製品の数々は、使う人の肌だけでなく、体や心までを凛とした輝きで包んでくれます。

オラクル クラリファイング トナー

150mL 4,950円(税込)

保湿効果のあるダマスクバラ花水やヒマワリエキス、ハリを与えてくれるビワ葉エキスや、肌を引き締める働きのあるハマメリス水などの植物成分を濃密に配合した化粧水。とろみのあるテクスチャ―で角層に浸透し、上質なうるおいでしっとり肌へと導いてくれます。

華やかでありながら上品で清潔感あふれるフローラルの香りがスキンケアタイムを心地よく演出。花々に包まれているかのようなゆったりとした気分でお手入れを楽しめます。

オラクル クラリファイング トナー ミスト

150mL 4,950円(税込)

オラクルの化粧水はミストタイプも。こちらは肌のキメを整えて引き締めるシラカバエキスや、なめらかに保つトウヒエキスなどを配合。ローズがフレッシュに香るので、スキンケアにはもちろん、リフレッシュしたい時にもピッタリです。肌の状態や気分に合わせて、ぜひ使い分けてみてください。

アルケミー プライマリー ローション

140mL 4,180円(税込)

植物の持つエネルギーと発酵の力、4年の歳月が組み合わさって誕生した酵母発酵エキスVEGAL[ベガル®]※。高い保湿力と浸透力で、肌を潤いで満たしてくれます。

アルケミーのラインナップ中、最も多くの酵母発酵エキスVEGAL[ベガル®]※を配合している化粧水「プライマリー ローション」は、肌なじみがよくみずみずしい使い心地。肌に潤いを補給し、キープする力を高めてくれます。ローズとゼラニウムをベースにした華やかなフローラル調の香りが、毎日のスキンケアを特別な時間にしてくれることでしょう。
※整肌保湿成分

化粧水の成分をチェックする習慣を

化粧水そのものの効果はもちろん、使っている時の気分もスキンケアには大切です。成分表示をしっかりチェックした上で、納得・安心できて、気持ちよくお手入れできるものを選んでくださいね。