空気が乾燥する季節になると、特に荒れやすい唇。きちんとケアしているのに唇がカサついて治らない人は、原因に合ったケアができていないかもしれません。この記事では、唇が乾燥する原因やリップクリームを使ったケア方法、スペシャルケア、おすすめのリップトリートメントを紹介しています。
唇の乾燥が気になる時、血色が悪い時にリップケアを行うと、みずみずしくうるおった唇へ近づくことが可能です。自宅でできるリップケアにはリップクリームの他に、リップスクラブやパックなどの方法もあります。この記事ではリップケアの必要性やメリット、正しいリップケア方法やアイテムの選び方を紹介します。
目次
みずみずしくうるおった唇は、女性の魅力の一つでもあります。みずみずしい魅力的な唇を作るためには、毎日のリップケアがとても大切です。まずは、リップケアの必要性とケアにおすすめのタイミングについて紹介します。
口元は第一印象を大きく左右するパーツのため、適切なリップケアを行っていない女性は、疲れた顔に見えてしまうことがあります。
また、唇の乾燥を放置していると、唇の縦じわが増えたり輪郭がぼやけたりしてしまうことも。唇の乾燥をそのままにしておくと、口紅などのリップメイクのノリが悪くなるだけでなく、唇本来の色もくすんでしまうため、老けて見えることもあるのです。エイジングケア※の一環としてもリップケアは必要と言えます。
※年齢に応じたお手入れ
唇は皮膚よりも角層が薄く、皮脂線や汗腺がないためバリア機能が働きにくいパーツです。リップケアによって唇の乾燥を防ぐと、皮むけや縦じわを抑えられ、リップメイクのノリを良くしたり、顔の印象を若々しく保つことに繋がります。
また、リップケアアイテムによっては、唇に自然なツヤを出すことができるため、唇が立体的に見えて女性らしい印象になります。
■乾燥が気になる時
リップケアは、唇の乾燥が気になったら行うのがおすすめです。唇は舐めるといった日常的なクセの他に、食事やストレス、マスクによる水分の蒸発など、さまざまな原因で荒れやすい部分。「マスクを取ったら唇がガサガサ…」とならないように、乾燥が気になった時はリップケアでうるおいを取り戻しましょう。
■血色の悪さが気になる時
唇の血色の悪さが気になる時もリップケアがおすすめです。唇は皮膚が薄いため、血色が現れやすいパーツ。血色の悪い唇は元気がないように見えてしまう上に、リップメイクの発色にも影響します。リップケアで健康的な唇を取り戻すことが大切です。
リップケアには、気軽にケアできるリップクリームの他に、保湿効果のあるラップを使用したリップパックや、スクラブ入りのアイテムを使ったケアなどがあります。ここからは、自宅でできるリップケア方法を紹介します。
簡単にできるリップケアと言えば、リップクリームを塗ること。高保湿成分が配合されたものや、UVカットができるものなど複数の種類があるため、シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。
<シーン別の使い分け例>
■使い方
■ポイント
唇が汚れているとリップクリームの効果が半減してしまうため、清潔にしてから使うことが大切です。また、縦に塗ることでシワの奥までリップクリームが浸透※します。
※角層まで
■注意点
リップクリームは冷えて硬くなってしまうと、唇になじみにくくなります。寒い季節はリップクリームが冷えすぎないよう、保管場所にも注意しましょう。
リップスクラブは、配合された小さな粒が唇の古い角質をやさしく落としてくれるアイテムです。乾燥などによる唇のカサつきを落としてなめらかにし、唇のくすみや縦じわも解消してくれます。
■使い方
■ポイント
リップスクラブを使ったスペシャルケアは、入浴中や蒸しタオルをのせて温めた後など、唇を柔らかくした状態で行うのがおすすめです。
■注意点
ケアの頻度は顔のスクラブと同様、週に1~2回が目安です。やりすぎると唇に必要な角質まで落としてしまい、唇の乾燥や荒れにつながるため注意しましょう。
唇の乾燥が目立つ時は、リップクリームとラップを使った簡単パックがおすすめです。
■やり方
リップクリームの他にも、はちみつやワセリン、オリーブオイル、ヨーグルトなどを使った方法もあります。保湿効果や殺菌作用、新陳代謝を高める効果が期待できます。はちみつやオリーブオイル、ヨーグルトを使う場合は、パック後に必ずぬるま湯で洗い流すようにしてください。
いろいろな種類があるリップケア製品ですが、最も手軽に使いやすいアイテムと言えば、やはりリップクリームでしょう。リップクリーム以外では、リップトリートメントやリップパックなどのアイテムがあります。ここからは、リップケアアイテムの選び方を解説していきます。
唇は水分が奪われやすく、乾燥しやすいパーツです。しっかりうるおいを感じるために、保湿力が高いリップクリームを選びましょう。スクワランやマカダミアナッツ油など、油性の保湿成分が含まれていると、うるおいを閉じ込める効果が期待できます。
リップクリームは、配合されている成分によって医薬品、薬用、化粧品の3つに分類されています。1つ目の医薬品とは、厚生労働省が有効成分の効果を認めているものです。
2つ目の薬用の製品には、肌荒れやにきびを防ぐなど、厚生労働省が許可した効果効能に有効な成分が一定の濃度で配合されています。薬用は医薬部外品と同義です。
3つ目の化粧品とは、医薬部外品と比較して効能や効果が緩やかで、魅力をアップさせたり体をすこやかに保ったりする目的で使用される製品のこと。
どのタイプのリップクリームでも基本的に唇の保湿を行えますが、自分の唇の状態や目的に合ったものを選ぶことが大切です。リップクリームを購入する際は、これらの表示を参考にしてみてください。
保湿成分に加え、美容成分も含まれているアイテムをリップトリートメント(唇用美容液)と呼びます。乾燥対策としてのリップケアと、美容的な側面でのリップケアを両立できる優れもの。健康的で美しい唇に導いてくれ、集中的なリップケアを行いたい人にもおすすめのアイテムです。
なお、リップトリートメントには持ち運びに便利なスティックタイプや、最後まで使いやすいチューブタイプ、指ですくい取って使うバームタイプなどの形状があります。価格帯もプチプラ(数百円程度)からデパコス(数千円程度)までさまざまです。
また、保湿成分の多いタイプや抗炎症成分が配合されているタイプ、就寝時の保湿に使える夜用タイプなどがあるので、使用シーンや用途に合わせて選びましょう。
リップパックは唇のスペシャルケアができるアイテムで、ティントタイプやパッチタイプ、ラップシートタイプがあります。
種類 | 特徴 |
ティント | ・ケアをしつつ唇に色を付けられる
・メイク感覚で好みのカラーを選べる
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パッチ | ・パッチに美容成分が含まれている
・使い方はパッチを数分間貼り、はがすだけ
・唇の保湿をしっかりできる
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ラップシート | ・手持ちのリップケアアイテムと併用できる |
自社ファームで育てる稀少なハーブの力を生かした製品開発を手掛ける、国産オーガニックブランド「メゾンレクシア」には、ふっくらとした唇に整えるリップトリートメントがあります。メゾンレクシアのリップトリートメントで、色ツヤの美しい口元を叶えましょう。
ローズヒップ油やクロフサスグリ種子油などの植物オイルを贅沢に配合した、やさしい使い心地のリップトリートメント。口紅前の下地としても使用可能です。リップケア中はバニラのやさしい甘さと、ベルガモットやミントのすっきり感をブレンドした香りを感じつつ、なめらかで美しい唇へと近づけます。
使い方は普通のリップクリームと同じで、やさしくなぞるようにして唇に塗ります。指先で円を描くようにやさしくマッサージすると、より浸透力※が高まって保湿力を感じられます。
※角層まで
乾燥対策としてだけでなく、エイジングケア※の一環としても取り入れたいリップケア。普段からリップクリームを使って保湿するのはもちろん、リップスクラブやパックなどでスペシャルケアをすれば、うるおいのある魅力的な唇へと近づけます。乾燥しがちな季節は、正しいリップケアで乾燥知らずの美しい唇を手に入れましょう。
※年齢に応じたお手入れ