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ほうれい線とは、鼻の両脇から唇の両脇にかけて伸びる2本の線です。顔にできる他のシワと違い、1本あるだけでも老けた印象を与えてしまいます。乾燥によるほうれい線の場合は、年齢に関係なく20代から目立つ人も。手遅れにならないためにも早めのケアが重要です。本記事では、ほうれい線のできる場所や原因、対策方法を解説していきます。
目次
顔にできるシワのなかでも、老けた印象を与えるほうれい線。鏡を見て、思わず溜息をついてしまう人もいるのではないでしょうか。女性なら誰しも気になるほうれい線について解説します。
ほうれい線は、鼻の両端から唇の両脇にかけてできるラインです。誰にでもできる線ですが、年齢や肌質、顔立ちなどによって目立ち方が違います。顔の中心に近い場所でもあるため、ほうれい線が目立つだけで老けた印象を与えてしまう場合も。早くからほうれい線のケアすることで、若々しい印象を保てます。
ほうれい線があっても、目立ちやすい人と目立たない人がいます。肌が乾燥している人は肌の代謝が乱れてしまうため、ほうれい線ができやすくなります。うつむきがちな人や同じ方向ばかり向いて寝る人は皮膚がたるみやすく、それがほうれい線になる場合も。また、片側の口だけで物を食べる人は、左右でほうれい線の濃さに違いが出ることもあります。
年齢に関係なく目立つ人もいるほうれい線。肌の乾燥や筋力の低下だけでなく、生活習慣なども原因となっている可能性があります。ほうれい線ができる原因を解説していきます。
本来肌は、皮脂膜、天然保湿因子、細胞間脂質の3つの保湿因子でうるおいを保っています。この保湿因子が不足すると肌が乾燥し、コラーゲンやエラスチンの減少につながります。これらの成分は肌のハリや弾力を保つためのものなので減少すれば肌がたるみ、結果としてほうれい線が目立ちやすくなるのです。そのため、ほうれい線ケアには肌の乾燥対策が欠かせません。
表情筋のゆるみもほうれい線の原因のひとつです。口の周りの筋力が低下すると肌がたるみ、ほうれい線が目立ちます。年齢を重ねると筋力は低下していきますが、表情筋の衰えは、話したり笑ったりする機会が少なく無表情でいることも影響します。また、表情筋を支える深層筋の衰え、柔軟性やハリが失われると、頬の筋肉を支えられずにほうれい線となるのです。
左右のどちらかのほうれい線が目立つのなら、骨格にゆがみがあるのかもしれません。骨格のゆがみは毎日の生活習慣に原因が潜んでいます。毎日同じ向きで寝ている、頬杖をつく、同じ方で噛むといった生活習慣が骨格のゆがみの原因です。生活習慣を見直し、クセに注意することで悪化を防げます。
ほうれい線ができる大きな原因は肌の乾燥です。まずは、乾燥を防いで肌のうるおいを保ちましょう。ここでは、ほうれい線対策となるスキンケア方法を紹介します。
毎日のメイク汚れをきちんと落とすのは肌にとって大切なこと。しかし、クレンジング力の強いメイク落としには合成界面活性剤が使われているものが多いため、使い続けると乾燥肌の原因となります。クリームタイプのメイク落としなら、肌にやさしく、水分と油分のバランスが良いのでおすすめです。
メイクの洗い残しが心配な人は、目元や口元に専用のリムーバーを使いましょう。力を入れずにくるくると円を描くようになじませ、汚れが浮きあがったらぬるま湯でしっかり洗い流します。
肌の乾燥を防ぐには正しい洗顔も大切です。洗顔料はしっかりと泡立て、キメの細かい泡で汚れを落とすイメージで肌に手が直接触れないように洗いましょう。汚れを落とそうとゴシゴシ洗うのは肌にダメージを与えます。肌摩擦でダメージを与えると、バリア機能が低下して水分が蒸発するため乾燥の原因となります。
洗顔の後は、たっぷりの化粧水で保湿ケアをしましょう。コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなど高保湿成分が配合された化粧水がおすすめです。
手のひらに適量をとって軽く体温で温め、顔の中心から外側へ向かって肌へ浸透させるようにやさしく丁寧につけます。力を入れたり、パチパチと強く叩いたりするのは肌への刺激となるため乾燥肌を悪化させます。
化粧水で保湿した後は美容液や乳液、クリームなどの油分を使って肌にうるおいを閉じこめます。ほうれい線対策には、コラーゲンを増やす作用のあるビタミンC誘導体や、抗酸化作用のあるポリフェノール、血行を促進してくれるビタミンEなどが配合されたタイプが効果的です。
顔の中心から外側に向かって円を描くように伸ばし、最後はやさしくハンドプレスでなじませます。乾燥が気になる目元や口元は重ね付けでのケアがおすすめです。
ほうれい線対策には、保湿ケアが大切です。まずは美容液から取り入れてみてはいかがでしょうか。こちらでは、保湿がしっかりとできるメゾンレクシアのおすすめの美容液を紹介します。
肌にハリを与えてくれる上質な美容液。さらりとしながら濃厚なテクスチャーが特長です。濃密な植物成分が惜しみなく配合されており、しっとり柔らかな肌へと導いてくれます。肌の乾燥やハリ、乾燥による小ジワが気になる人におすすめです。
自社開発の酵母発酵エキス*をはじめ、さまざまな保湿成分の相乗効果で、みずみずしく潤った肌へ整えてくれる美容液。さらりとした伸びの良いテクスチャーがすばやくなじんでうるおいを閉じこめ、肌の凹凸をなめらかに整えます。肌のうるおい不足や乾燥に悩んでいる人、べたつかない美容液が欲しい人におすすめです。
*整肌保湿成分
ほうれい線対策としてエクササイズやマッサージなどを取り入れたり、生活習慣を見直したりするのもおすすめです。スキンケアにプラスして行うと良いでしょう。ここでは、毎日のケアに取り入れたいほうれい線対策を紹介します。
口元の筋肉や表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れて、硬くなった皮膚を柔らかくしましょう。口の中に空気を含ませて左右交互に頬を膨らませる、少量の水を入れたペットボトルを唇で持ち上げるなど、簡単なエクササイズから始めると続けやすいです。
顔周りのリンパの流れが悪くなると、老廃物が溜まってむくみの原因に。むくみは皮膚のたるみを促進させてしまいます。毎日のスキンケアにリンパマッサージをプラスして血行を促し、皮膚のたるみを防ぎましょう。マッサージクリームなどを使ってすべりをよくし、やさしく肌をなでるように行うと良いです。
偏った食生活は肌へ悪影響を及ぼす原因となります。特に、油分や糖分の摂り過ぎは肌をたるませる一因となるため、摂り過ぎには注意が必要です。
肌を作る栄養素であるタンパク質や、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン、アンチエイジングにおすすめのビタミンEなどを意識した食事を心がけましょう。
睡眠不足やストレス、飲酒、喫煙などの生活習慣も肌を乾燥させる原因となります。睡眠不足は自律神経が乱れ、肌の生まれ変わりとなるターンオーバーがうまく行われなくなります。
飲酒は、体内のアルコールを分解するために水分を消費するため、水分不足から肌の乾燥へ。喫煙は活性酸素を増加させ美肌に必要なビタミンを破壊してしまいます。生活習慣を見直して肌を乾燥から守り、ほうれい線を防ぎましょう。
毎日のメイクでほうれい線をカバーする方法もあります。まず、メイクの前にはしっかり保湿することが大切です。ファンデーションはリキッドタイプを選ぶとツヤっぽく仕上がり、光を反射させてほうれい線を目立たなくしてくれます。
肌より明るめのリキッドタイプのコーンシーラーをほうれい線のラインにのせる方法もおすすめです。ハイライトのような効果で、ほうれい線の影が目立ちにくくなります。
年齢よりも老けた印象を与えるほうれい線にはさまざまな原因がありますが、なかでも肌の乾燥が大きな原因となっています。年齢を重ねることは止められませんが、肌の乾燥は毎日のスキンケアで改善できます。また、エクササイズやマッサージ、生活習慣の見直しなどを少し意識すれば、ほうれい線の改善につながるでしょう。毎日のケアでほうれい線に悩まない肌を目指してください。