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クレンジングオイルは使い方を誤ると、汚れを落としきれずに肌荒れの原因になることも。正しく使うと肌への負担を軽減でき、効果を最大限に引き出すことができます。クレンジングオイルの基本的な使い方と角栓ケアの方法、使用時の注意点とおすすめのアイテムを紹介します。
メイクは毎日する方も多いため、落とす肌ケアアイテムは吟味して選びたいですよね。メイク落としにはさまざまな種類がありますが、オイルタイプのメイク落としは洗浄力も高く、時短ケアもできるメイク落としです。ここではクレンジングオイルの特徴やメリットなどをご紹介。自分の肌にあったメイク落とし選びの参考にしてみてください。
目次
オイルタイプのメイク落としには種類があり、種類によって使用感も大きく変わります。クレンジングオイルの種類と特徴を解説します。
クレンジングオイルは、さまざまなクレンジングアイテムの中でも洗浄力が強い特徴があります。その中でも特に洗浄力が強いのが、「炭化水素系クレンジングオイル」です。ミネラルオイル(炭化水素油)を主成分としたクレンジングオイルで、その原料となるのは石油や石炭など。工業業界では「鉱油」と表現されます。車や飛行機の機体などさまざまな場所で使用される「潤滑油」も、ミネラルオイルで、洗浄パワーは強力です。一方で、保湿力が弱いという側面があるため、使用後の保湿は念入りにしましょう。
炭化水素系クレンジングオイルに次いで洗浄力が強いのが、「エステル系クレンジグオイル」です。エステルとは有機化合物の官能基の名称のひとつで、クレンジグオイルの場合、高級脂肪酸と高級アルコールの合成した「合成エステル油」を主成分とします。なめらかな肌触りで強い洗浄力を持ち、ダブル洗顔不要のクレンジグオイルに多く使用されています。乾燥しやすい面もあるので、使用後はしっかり保湿をしましょう。
油脂系クレンジグオイルは、植物から採取した油脂を主成分とするオイルです。炭化水素系クレンジングオイルやエステル系クレンジグオイルと比較して、肌への刺激が強くなく、肌荒れや乾燥しにくいのがメリット。もちろんメイクも落とせます。油脂と聞くと「脂で顔を洗ったらテカテカになるのでは?」と心配になるかもしれませんが、先に紹介したクレンジグオイルに比べてベタつきにくいのも特徴です。
ほとんどのクレンジングオイルには、合成界面活性剤などの添加物が含まれています。合成界面活性剤は、本来混ざり合わない水と油を混ぜ合わせる重要な働きがあり、入っていないものを選ぶほうが難しいです。しかし、肌にとっては不要な成分。そこで注目されるのが、「100%天然オイル」。完全無添加なので、アレルギー食材などを除き、安心して使用できる点がメリットです。オリーブやココナッツなどさまざまなオイルがあり、どの植物を使うかで効果も変わります。価格が高めなのがデメリット。100%天然のオリーブオイルは食用でも見かけますが、食用と美容用は精度が異なるため注意。
オイルタイプのメイク落としは、ジェルやクリームなどの他のメイク落としに比べて洗浄力が強い故に、肌に良くないと言われることがあります。オイルタイプのメイク落としのメリットとデメリットを解説します。
オイルクレンジングは、その名の通り油分を多く含んだクレンジグアイテムであり、全体の70%以上が油でできています。そして、化粧品にも油が入っています。油は水では洗い流すことができないため、クレンジングオイルの油で油を制しています。ここで重要になるのが、界面活性剤。界面活性剤は油汚れを包み込んで浮き立たせ、オイルのなめらかな手触りも手伝ってつるんとメイクを落とします。
オイルタイプのメイク落としのメリットは、なんといってもその強い洗浄力。例えばウォータープルーフのマスカラなど、水や洗顔フォームだといくらこすっても周辺が黒くなるばかりで中々落ちません。クレンジングオイルなら、優しく撫でてスルリと簡単にメイクオフ。ほかにも口紅など油性のポイントメイクに油でアプローチし、肌を摩擦しすぎずにメイクを落とせます。普段からメイクが濃い目の人や角質の汚れが気になる人におすすめです。つるつるさっぱりの使用感で、「しっかり落ちた」と感じたい人にも適しています。
クレンジングオイルの"油"でメイクの"油"を落とすクレンジングオイルは、肌に必要な皮脂や保湿成分も奪ってしまう場合があります。そのため乾燥しやすいことがデメリットと言えるでしょう。また、クレンジングオイルは手触りがヌメヌメと感じる人も。だからこそ肌の上をよく滑り洗いやすいですが、しっかり落とさないと気持ち悪さが残るため、必要以上に洗ってしまいがちに。クレンジング後の保湿をしっかり行うことでケアしましょう。
オイルタイプのメイク落としを使った正しい洗顔方法をチェックしましょう。「メイクをほとんどしない私だけど、メイク落としは重要?」と思う人もいるかもしれません。実はメイクだけでなく、皮脂などの汚れから、排気ガスなどの外的な汚れまで、顔はさまざまな汚れにさらされています。肌ケアの基本である洗顔方法を確認しておくことは、美しい肌を維持することへつながります。
全体のクレンジングに入る前に、ポイントメイクをオフしましょう。マスカラやアイシャドウのポイントメイクは、全体のクレンジングと分けることが理想です。洗顔後に顔を拭いたらマスカラの色がタオルに残ることがありませんか。また、分けずに顔全体のクレンジングを始めると、メイクが落ちにくい箇所が気になって顔全体を何度もこすってしまう原因に。コットンにクレンジングオイルをとり、ポイントメイクの箇所にあててゆっくりずらしながらふき取りましょう。
続いて、顔全体のメイクを落とします。500円玉大の量のクレンジングオイルを掌にとり、顔全体になじませてから、頬や鼻、額などの各箇所を優しく撫でるようにメイクオフしていきます。このとき、円を描くように撫でるのがポイントです。先ほどメイクオフしたポイントメイク箇所(目元や口元)も、もう一度優しく撫でてメイクオフ。ごしごしとこすらないように注意しましょう。
顔全体のメイクを優しく落としたら、最後にぬるま湯で洗い流します。あくまでも「流す」のであって、水で改めて「洗う」わけではありません。ごしごしとこするのはNG。オイルが肌に残らないよう丁寧に洗い流しましょう。しっかり洗い流さないとクレンジングオイルのヌメヌメとした感触が残り、不快感の原因になってしまいます。洗い流したらタオルで水分をふき取ります。ふき取るポイントは、タオルを肌に押し当てるようにしてふき取ること。肌をこすらないようにしましょう。
クレンジングオイルを選ぶポイントは、自分の肌の特徴をしっかり把握すること。油っぽい、乾燥しやすい、アレルギーがあるなど、自分の肌をよく知っておきましょう。
使用感も心地よいおすすめのメイク落としを紹介します。
メイクオフも毛穴ケアも叶える、植物成分99.7%のクレンジングオイル。自社抽出の植物オイルが肌をほぐし、メイクや毛穴汚れ、酸化した皮脂を浮かせてオフ。パワフルなクレンジング力と保湿力を両立させ、しっとりなめらかに洗い上げます。爽やかで清々しいシトラスフローラルの香りが、メイクオフタイムを癒しのひとときに。
一口に「オイルタイプのメイク落とし」と言っても、種類が複数あるのに加え、商品によって特徴が変わります。どのオイルタイプのメイク落としが自分にあっているのかを判断するためには、まずは今の自分の肌の状態をしっかり把握することが大切です。オイルタイプが合わないと感じるときは、ジェルタイプやミルクタイプも検討してみましょう。自分にあったメイク落としを見つけて、生き生きとした肌を手に入れてくださいね。
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