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メイクを落とすことは女性にとって、スキンケアの一環です。しかし、化粧水や美容液にはこだわっていても、メイク落としや洗顔料はなんとなく使っているという人も多いのではないでしょうか。メイク落としも、肌の悩みに合ったものを使うとスキンケアの効果がグッと上がります。そこでこの記事では、メイク落としの種類や特徴、肌のタイプ別や目的別のおすすめの選び方をご紹介します。
目次
メイク落としには色々なタイプがありますが、自分に合ったものを選ぶために、まずはその種類や特徴を理解しておきましょう。
オイルタイプのメイク落としには、ウォータープルーフのメイクもスッキリ落としてくれる洗浄力があります。洗い流すタイプのものが多く、濡れた手でも使えるためお風呂でも活躍。ただし油分や界面活性剤の含有量が多く、中には肌への刺激が強い製品もあるため、肌のために良い効果をもたらす製品を選びたいものですね。肌摩擦を避けるために、量を出し惜しみしないことも大切です。
オラクル メイクアップ リムーバー オイル
「オラクル メイクアップ リムーバー オイル」は、植物由来のオイルが素早く肌になじみ、落ちにくいメイクや毛穴の詰まりを浮かせて、素早く汚れを落としてくれます。伸びが良くてなめらかなテクスチャーも魅力。植物エキスがうるおいを与え、しっとりした肌に仕上がります。フレッシュなシトラスにフローラルノートをプラスした爽やかな香りです。
主な成分は、肌の水分・油分を補い保ち肌を柔らげるヒマワリ種子油、肌にハリを与えてなめらかにし、肌をすこやかに保つニンジン根エキス、肌にうるおいを与え、肌の柔軟性を保つクロフサスグリ葉エキス、肌の乾燥を防ぎ、肌のキメを整えてツヤを与えるヤチヤナギ葉水など。
ジェルタイプはぷるんとしたゼリーのようなジェルがクッションとなり、クレンジング時に肌に与える摩擦が少ないため、少ない刺激でメイク落としができます。オイルタイプと水性タイプがあります。
アルケミー メイクアップ リムーバー ジェル
肌の上でオイル状に変化し、心地よく肌になじむオイルジェルタイプ。ミルフィーユ状に重なったオイルの層がメイクを浮かせ、肌を守りながらミクロの粒子が素早くメイクを落とします。グリーン感のあるフレッシュフローラルの爽やかな香り。
水やアルコールをベースに、界面活性剤や保湿剤、美容成分を加えたもので、オイル成分を全く含まない、または少量のみを含むのがリキットタイプのメイク落としです。マツエクをする人が多くなるにつれ、人気も上昇。
さらっとしていて洗い上がりもさっぱりしているため、ベタつきが苦手な人にもおすすめ。ニキビができにくいこともメリットです。拭き取りタイプと洗い流すタイプがあり、濡れた手で使えるものも多いです。摩擦による肌への負担がかかりやすいため、使用時に考慮しましょう。
水分量が多く、うるおいを残しながら汚れを浮かせてクレンジングができるのがミルクタイプです。マイルドな洗浄力のため肌への刺激が少なく、軽いメイクに向いています。さらっとしていますが、洗い上がりはしっとりしているのが特徴。洗い流すタイプ、拭き取るタイプ、両用があります。
オラクル メイクアップ リムーバー ミルク
コメから抽出したデンプン成分が肌のくぼみにもフィットして、メイクや細かい汚れまで落としながら、美容液のような贅沢な成分で保湿するミルクタイプのメイク落とし。肌を柔らかくほぐしてなめらかに洗い流してくれる、スキンケア効果が非常に高い製品です。ローズやラベンダーの香りに、爽やかな柑橘をミックスしたシトラスフローラルの香り。
主な成分は、肌をすこやかに保ちキメを整え肌あれを防ぐキキョウ根エキス、肌にうるおいを与えなめらかにし、肌をひきしめるタイソウエキス、肌をひきしめてキメを整え肌あれを防ぐゼニアオイエキス、肌あれを防ぎ肌にツヤを与えて整えるクマザサエキスなど。
オイル成分が多く濃厚なテクスチャーで、肌への摩擦が少ないのがクリームタイプです。洗い上がりの肌がしっとりとなりやすいのがメリット。うるおいを残して汚れを浮かせるため、肌への刺激は比較的少なめです。洗い流すタイプと拭き取るタイプ、両用もあります。
バームタイプのメイク落としは、オイルを固めたもの。手に取った時は半固形状で、肌になじませていくうちにオイル状に溶けていきます。オイルタイプと同様に洗浄力が高く、ダブル洗顔の必要がないものが多いです。クレンジングをしながら顔のマッサージをしたい人にもおすすめ。
大判シートやコットンにあらかじめメイク落とし成分が含まれています。持ち運びに便利で旅行時などでも手軽にメイク落としができるのがメリット。シートやコットンによる摩擦が大きく、肌へのダメージを与える場合もあるため、ゆっくりメイク落としができないほど疲れているときや、旅行、スポーツジムなど、シーンに応じて便利に利用しましょう。
メイク落としの選び方を間違うと、肌トラブルを招くことも。そのため自分の肌に合ったものを選ぶことが大切。各肌のタイプに合うメイク落としをご紹介します。
敏感肌におすすめなのは、肌への刺激が少ないミルクタイプやクリームタイプです。オイルタイプは敏感肌には刺激が強く、拭き取りタイプはコットンやシートによる摩擦が刺激となるため避けた方が無難です。また、ダブル洗顔できるメイク落としも、一度で汚れを落とすのに強い洗浄力を要します。できるだけ肌に優しいものを選びましょう。
乾燥肌には、うるおいを残しながら汚れを落としてくれるミルクタイプやクリームタイプがおすすめ。洗浄力が高いメイク落としは、洗う時に皮脂も一緒に洗い流してしまうため、できるだけ避けたほうが無難でしょう。
オイリースキンとも呼ばれる脂性肌は、ファンデーションがヨレやすかったり、洗顔後もベタついたりテカったりと、ニキビができやすいのが特徴。そんな脂性肌には、オイルタイプ、リキッドタイプ、バームタイプ、ジェルタイプなどの油分が多く洗浄力の高いメイク落としがおすすめです。
コンビネーションスキンとも呼ばれる混合肌は、おでこや鼻などのTゾーンはオイリーなのに頬や顎などのUゾーンはカサカサなのが典型的な特徴です。乾燥肌と脂性肌が混在するため、乾燥肌向けのメイク落としを使えばいいのか、脂性肌向けのものがいいのか、悩んでしまいがち。
そんな混合肌には、ジェルタイプやミルクタイプがおすすめです。また、顔の部位によって、オイリーなTゾーンはオイルタイプのメイク落としを使い、カサカサしているUゾーンはクリームタイプにするなど、使い分けてもよいでしょう。
目元のメイクを綺麗に落としたい時や、マツエクをしている場合などは、どのようなメイク落としを使えばいいのでしょうか。
マスカラやアイライナーなど目のメイクを綺麗に落としたいときは、ポイントメイクリムーバーを使うと、洗浄力が高いため綺麗に取れやすくなります。目元以外のメイク落としは肌質に合わせたものを選び、他のメイク落としと組み合わせて使うとよいでしょう。
マツエクはオイルに弱いため、オイルフリーのクレンジングを選ぶようにしましょう。オイルの粒子は細かいため、まつ毛とグルーの間に入って接着を弱くし、マツエクが取れやすくなってしまいます。
ただし、オイルフリーは軽いメイクには向いているものの、濃いメイクは落ちないこともあります。オイルタイプでも油分の少ないマツエク対応のものもあるため、濃いメイクの時はマツエク対応のものを選ぶことで取れにくくなります。
様々なタイプがあるメイク落としですが、まずは、自分の肌に合ったものを選ぶのが大切です。そのうえで、濃いメイクの時やポイントメイクを落としたい時、旅行時など目的に応じて、違うタイプのものを使ったり併用したりと、臨機応変に対応していきましょう。