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監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
フルメイクをしてもすぐに汗で流れてしまう夏は、オフの日なら軽めメイクを好む人も多いでしょう。夏に日焼け止めは必須だけれど、それだけでは顔がテカテカになってしまう。そんな時に使えるメイクアイテムが、フェイスパウダーです。本記事では、日焼け止め+フェイスパウダーのメリット、使い方、メイク直し法、落とし方などを紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
日焼け止めだけを塗った肌のテカリや崩れが気になるなら、フェイスパウダーをプラスしてみましょう。ここでは、日焼け止めの上にフェイスパウダーを使うメリットを2つ紹介します。
日焼け止めには、皮膚に定着させるための油分やシリコーンなどが配合されていることが多いです。SPF値やウォータープルーフ機能が高いものほど、この成分は配合されています。そのため、日焼け止めを塗ると肌がテカテカしてしまうことが多々あります。
一方のフェイスパウダーは油分を含まないものが多く、軽い付け心地が特徴です。フェイスパウダーが日焼け止めによる余分な皮脂を吸収してテカリやメイク崩れを防いでくれるので、サラサラとした透明感のある肌をキープできます。汗ばむ夏にぴったりのアイテムです。
フェイスパウダーの細かな粒子は、肌の表面をなめらかに美しく見せる効果があります。肌にのせた時の負担が少なく、付け心地が良いのも魅力。ツヤを出すタイプ、マットに仕上がるタイプなど、質感は商品によってさまざまで、好みに合わせて選べるのもメリットです。
紫外線をブロックしながら美しい肌を演出するためには、日焼け止めやフェイスパウダーの塗り方も大切です。塗る順番や効果的な使い方を押さえておきましょう。
メイクの順番として、日焼け止めはスキンケアの一番最後に塗るのが一般的です。
まず、化粧水や乳液などで肌を整え、その後に日焼け止めを塗ります。さらにその上に化粧下地、フェイスパウダーの順に重ねます。
日焼け止めと化粧下地は役割が異なるため、一般的には両方使うのが良いとされています。
日焼け止めの役割は、紫外線から肌を守ること。日焼け止めは紫外線を反射したり、別のエネルギーに変えたりすることで紫外線から肌を守っています。
一方の化粧下地は、肌をなめらかに整え、その上にのせるベースメイクを肌に密着させるのが主な役割です。化粧下地は肌表面の毛穴や凹凸をカバーし、ファンデーションやフェイスパウダーを密着させることで肌を美しく見せてくれます。メイクの保ちが良くなるのも嬉しい点です。
メイクの手間を減らしたい場合は、化粧下地として使える日焼け止めや、紫外線ブロック効果のある化粧下地など、2つの機能が1つになったアイテムがおすすめです。
日焼け止めの効果を発揮するためには、ムラなく塗ることが大切です。手のひらで伸ばしてから顔になじませる方法だと塗りムラができてしまうことがあります。日焼け止めは肌に直接置き、その後伸ばすようにするのがコツです。さらに、目安量を2回に分けて塗るとムラになるのを防げます。
まず、目安量の半分の日焼け止めを手に取り、額、鼻、両頬、あごに置きます。その後、すみずみまで丁寧になじませてください。
残りの半量も同様に、肌に置いてから広げます。
使用量を減らしてしまうと、十分な効果を得られないことも。商品の説明をよく読み、適切な使用量を守りましょう。
また、眉間や耳、小鼻のわき、フェイスラインなどの塗り忘れにも注意したいですね。
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化粧下地を塗り終えたら、両手を合わせ人肌に温めた手のひらを顔の上にのせ、アイロンのように軽くハンドプレスすることで全体的に下地を肌になじませます。下地を塗ってすぐにパウダーを重ねると、パウダーのよれにつながりますので注意してください。肌に余分な油分や水分が残っていると感じた場合は、軽くティッシュオフします。
ティッシュオフのやり方は、下地を塗りしばらく待ってから、ティッシュを顔に乗せて、上から軽く抑えるだけ。擦ったり拭き取ったりしないようにしましょう。
フェイスパウダーは、パフまたはブラシを使ってのせていきます。
パフで塗る場合は、しっかりとパフにパウダーをなじませ、下から上へ向かってパフを動かしましょう。細かい部分やよれやすい部分は、パフを半分に折って押し当てるようにして付けるのがコツです。
ブラシを使う場合は、まずブラシにパウダーを含んでなじませます。この時、余分なパウダーは落としておきます。その後、くるくると円を描くようにブラシを動かしてパウダーを肌にのせてください。目や鼻周りはブラシの先端を使うときれいに仕上がります。
化粧崩れをきれいに直すためには、崩れの原因に合った対応をするのがポイント。ここでは、化粧崩れの事前対策、そして化粧直しの手順を紹介します。
また、日焼け止めとフェイスパウダーだけで軽めにメイクを仕上げた日の、メイクの落とし方についてもチェックしておきましょう。
皮脂崩れを防ぐためにも朝の洗顔時に、水だけではなく洗顔料を使い、皮脂や汚れをしっかりと落としましょう。収れんタイプの化粧水を使い皮脂を抑えたり、崩れにくい化粧下地を使ったりするのもおすすめです。また前述したように、下地を塗った後のティッシュオフという一手間が崩れを防ぎます。
乾燥による粉っぽさが気になる人は、スキンケアの際に水分だけでなく油分も補給するようにします。乾燥崩れの対策として、化粧水の後にデイクリームなどで蓋をするのも効果的。クリームが苦手な人は、保湿効果のある化粧下地を使うのも良いかもしれません。
化粧直しをする時は、まずティッシュで崩れた部分をそっと押さえます。次に、崩れた部分をきれいなスポンジでポンポンと押さえましょう。よれたファンデーションや余分な皮脂をオフできます。
最後にフェイスパウダーをのせて完成です。
化粧直しには、ミストを使うのもおすすめ。ミストを顔に吹きかけてから、ティッシュオフして余分な水分や皮脂を抑えます。その後に、化粧直しをすればすっきりします。
ひと吹きで、ダマスクローズの心地よさに包まれるミスト化粧水。清々しくフレッシュな天然香料が気分を高め、濃密に配合した植物の力でうるおいと引き締めを同時に叶えます。
化粧直しをする時は、日焼け止めの塗り直しも忘れずに行います。日焼け止めはメイクと一緒に汗やこすれで落ちてしまうため、しっかり紫外線から肌を守るために数時間おきに塗り直しが必要です。
日焼け止めの塗り直し方
①皮脂や崩れの気になる部分をティッシュオフ
②オフした部分に日焼け止めを薄く伸ばす
③その上からフェイスパウダーを重ねる
多くの日焼け止めには油分が含まれているため、水で流すだけでは不十分です。肌トラブルを防ぐためにも、日焼け止めとパウダーのみの「軽めメイク」の日でも、メイク落としは必須です。
ウォータープルーフで汗や皮脂にも強いタイプの日焼け止めは、専用のクレンジングが必要な場合もあります。パッケージの注意書きなどを確認してみましょう。
日差しが気になる季節にも美しいメイクを楽しむために、アイテム選びにはこだわりたいもの。
ここでは、植物の力を活かしたケアアイテムを展開する国産オーガニックブランド「メゾンレクシア」から、おすすめのアイテムを紹介します。
日中の乾燥と紫外線のダメージから、肌をしっかりと守るデイクリーム。濃密な植物成分がみずみずしさを与え、なめらかでツヤに満ちた肌に保ちます。
豊かな保湿力と高い浸透性※で、うるおいに満ちた、なめらかな肌へ整えるデイクリーム。乾燥による過剰な皮脂分泌を抑えながら、日中の紫外線から肌を守ります。
保湿効果のある植物成分を惜しみなく配合。軽やかなテクスチャーで心地よくなじみ、ファンデーションとの密着性を高めて化粧崩れを防止。メイクしたての美しさを長時間キープします。
乾かない、崩れないとSNSでも話題のメゾンレクシアの「ルーセント フェイスパウダー」。うるおいを与えるキキョウ根エキス、アロエベラ葉エキスを配合。ヒアルロン酸でコーティングした微粒子のパウダーがしっとりと肌を保湿し、光のベールをまとったような透明感のあるつややかな肌に仕上げます。
紫外線対策に欠かせない日焼け止め。テカリや化粧崩れが気になるならば、フェイスパウダーを重ねて仕上げましょう。
肌に合わせたアイテム選びと、コツを押さえた使い方で、いつでも美しいメイクをキープしたいですね。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。