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監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
朝にしっかりベースメイクをしても、夕方ごろになると崩れてしまうことに悩んでいる人は多いはず。崩れないベースメイクのコツは、土台となるスキンケアと肌に合わせたメイク方法にあります。ベースメイクが崩れる原因やスキンケア方法、崩れないメイク・メイク直しの方法を紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
ベースメイクが崩れる主な原因は、汗・皮脂・乾燥の3つです。皮脂崩れしやすい人、乾燥崩れしやすい人の特徴も紹介しますので、参考にしてみてください。
汗の成分の大半は水です。汗をかくと水に弱いメイクは流れてしまい、メイク崩れにつながります。汗は1年を通してかきますが、気温が高い夏は特に注意が必要です。
皮脂の過剰な分泌もメイク崩れの原因に。ファンデーションは油分を含んでいるので分泌された皮脂と混ざり合い、メイクが崩れやすくなります。以下に当てはまる人は、皮脂によるメイク崩れに注意しましょう。
肌が乾燥してメイク崩れを起こすケースもあります。うるおいが不足した肌はキメが乱れ、ファンデーションの密着が悪くなり、メイクのひび割れや粉吹きにつながります。
また、乾燥した肌は毛穴が開いて余分な皮脂が分泌されるので、皮脂によるメイク崩れも起こりやすくなります。以下に当てはまる人は、乾燥によるメイク崩れに注意が必要です。
※乾燥による
ベースメイクの崩れを防ぐには、土台となるスキンケアが重要です。洗顔や保湿といったスキンケアのポイントを見ていきましょう。
起きたら洗顔料を使った洗顔で、寝ている間についたホコリや皮脂汚れを洗い落とします。水やぬるま湯だけの洗顔では、皮脂汚れを落としきれないので注意しましょう。
洗顔のコツはゴシゴシこすらず、泡の弾力でやさしく洗うこと。泡で洗うことで摩擦による肌のダメージを抑えられます。泡立て用ネットなどを使って、しっかりと弾力のある泡をつくるのがポイントです。
洗顔後は、すぐに化粧水で保湿します。肌全体に水分を与えることで、余分な皮脂分泌を防げます。化粧水をつける際は決してこすらず、肌に化粧水が入り込むように軽く手のひらで押さえましょう。数回に分けてなじませるのがおすすめです。次に、肌に与えた水分が飛ばないように、乳液やクリームでフタをします。
乾燥肌の人は保湿成分が入ったもの、脂性肌の人はさっぱりしたテクスチャーのものなど、化粧水は肌質に合わせて選ぶことも忘れずに。毛穴を引き締め、過剰な皮脂分泌を防ぐ収れん化粧水も効果的です。顔だけではなく、首やデコルテまでパッティングすることでひんやりと引き締まり、化粧崩れしにくくなります。
スキンケアの最後にデイクリームを使って、うるおいに満ちたなめらかな肌に整えられたら完璧です。デイクリームは日中、メイク前に使うクリーム。外的環境ダメージから肌を守りつつ、うるおいを与えられます。
化粧水や乳液、美容液などの保湿ケアが終わったら、適量のデイクリームを手のひらに取り、顔全体にムラなく塗りましょう。UV効果のあるものなら顔だけではなく、デコルテや腕にも使えてケア効果がアップします。
スキンケアが終わったら、ティッシュペーパーを使って余分な油分をオフします。1枚のティッシュペーパーを三角形になるよう半分に折って、片面で顔の半分を押さえます。次に、もう片面で顔の残り半分を押さえましょう。肌の表面のベタつきを取ることで、化粧下地やファンデーションのムラづきを防げ、メイクが崩れにくくなります。
スキンケア方法が分かったところで、ベースメイクの手順を見ていきましょう。コツは化粧下地やファンデーションを肌質に合わせて選ぶこと。ベースメイクの手順とともに、アイテム選びのポイントも紹介します。
最初に、適量の化粧下地を指に取って均一に塗っていきます。額・鼻・両頬・あごに化粧下地を置き、指の腹を使って顔の中心から外側に伸ばしていきましょう。化粧下地を塗った後に少し時間を置いて肌になじませたり、ティッシュオフで余分な油分を取り除いたりすると、メイクが崩れにくくなります。
また、肌質によって化粧下地を使い分けることも大切です。脂性肌の人には皮脂・テカリ防止用化粧下地、乾燥が気になる人にはヒアルロン酸など保湿成分が入った化粧下地が適しています。
ファンデーションは厚塗りするとよれやすくなるので、薄く塗ることを意識しましょう。ファンデーションはプチプラからデパコスまで種類も価格帯も幅広く展開されていますが、メイク崩れを防ぐには薄づきでもしっかりカバーできる、高密着のリキッドタイプがおすすめです。スポンジを使って塗ればムラなく仕上がり、さらにスポンジが余分な油分を吸うので崩れにくくなります。
ベースメイクの仕上げには、フェイスパウダーをのせて、リキッドファンデーションのベタつきを抑えましょう。頬の高い位置にパウダーを置き、顔の中心から外側に向かってなじませます。塗る前にフェイスパウダーをパフにしっかり揉み込み、均一にしておくのがポイントです。フェイスパウダー専用のパウダーブラシを使えば、パフより薄づきにできて自然な仕上がりに。
仕上げにフィックスミストを吹きかけます。フィックスミストは別名キープミストともいい、吹きかけることでパウダーが湿り気を帯びて固まり、崩れないベースメイクに仕上がります。フィックスミストを顔から15センチほど離してまんべんなくスプレーし、そのまま乾かすのがコツです。
その他、フィックスミストの代わりにミスト化粧水を使うのもおすすめです。ベースメイクの仕上げにひと吹きスプレーすることで、うるおいが補給されてメイクの持ちが良くなります。
時間経過とともにベースメイクが崩れてしまった際の対処法も確かめておきましょう。汗・皮脂崩れ、乾燥崩れと原因別にメイク直しの方法を説明します。
汗や皮脂によるメイク崩れは以下の順番で直します。
乾燥で崩れてしまった場合は、ファンデーションを一度落としてから塗り直すのがポイント。メイク直しの順番は次の通りです。
メイク直しに美容液や乳液・クリームを使うことで、拭き取ると同時に肌にうるおいを与え、ムラ付きや乾燥による浮きを抑えます。
メイク崩れを防ぐには、乾燥や皮脂の過剰分泌を防いで、すこやかな肌を保つことが大切です。メゾンレクシアのメイクやスキンケアアイテムは、厳選した植物成分を配合して肌にうるおいを与えるように処方されています。崩れないベースメイクづくりに役立つアイテムを紹介します。
メゾンレクシア独自の美容成分である、酵母発酵エキスVEGAL[ベガル®]*を高配合したデイクリーム。パワフルな浸透力※で、うるおいに満ちたなめらかな肌に。乾燥による過剰な皮脂の分泌を抑えつつ、UVカット効果で日中の紫外線から肌を守ります。ベースメイクの前に使うとメイクアップアイテムとの密着度が高まり、メイク仕立ての美しさをキープできます。
*整肌保湿成分 ※角層まで
保湿効果のある植物成分をふんだんに配合し、肌のうるおいとハリを叶える化粧下地。余分な皮脂を吸着&固化、ファンデーションとの密着性を高めて、化粧崩れを防ぎます。カラーは、ほどよい血色感をプラスしてトーンアップする「ピンク」と、気になる部分をカバーしながらなめらかな肌に仕上げる「ライトベージュ」の2種類です。
ヒアルロン酸でコーティングした微粒子のパウダーで光のベールをまとったようなツヤ肌を演出するフェイスパウダー。うるおいを与えるキキョウ根エキス、アロエベラ葉エキスを配合し、乾燥を防ぎます。カラーはなめらかで透明感のある「ナチュラル」と、上質なツヤ感のある仕上がりの「グロー」の2種類です。
崩れないベースメイクをつくるには、しっかりとしたスキンケアで乾燥や過剰な皮脂の分泌を防ぎ、肌タイプに合ったアイテムを使ってメイクすることが大切。ベースメイクは、美しいメイクアップの基盤となる重要なステップです。今回紹介した内容を参考にしつつ、崩れないベースメイクを叶えてくださいね。
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編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。