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「目に見えるトラブルはないけれど、なんだか肌がつっぱる」「季節の変わり目に、いつもの化粧品がヒリヒリする」そんな症状があるならば、敏感肌かもしれません。この記事では敏感肌の基礎知識や、敏感肌の化粧水選びについて紹介します。
マスク着用による肌荒れが増えている昨今、肌をやさしくケアする敏感肌対策が注目されています。敏感肌になってしまった時は、スキンケアや生活習慣、メイク方法を見直して肌をいたわりましょう。本記事では、敏感肌のスキンケア方法と、アイテム選びやメイクのポイントを紹介します。
目次
目立ったトラブルがなくても、肌がヒリヒリしたり、肌にかゆみや痛みを感じたりするなら敏感肌かもしれません。ここでは敏感肌の定義や肌のサインについて紹介します。
敏感肌とは何らかの原因で肌の感受性が高まり、刺激に敏感に反応する状態のことです。敏感肌に明確な定義はなく、肌の状態も人それぞれ。季節の変わり目や睡眠不足の時、生理周期の影響などでも敏感肌になる場合があります。
マスク着用時は、つけたり外したりすることでマスクと肌がこすれ、角層がはがれやすくなりがちです。その結果、肌がうるおいを保てず、バリア機能が低下して敏感肌になる人も少なくありません。
敏感肌の時、肌に表れる症状はさまざまです。敏感肌の主なサインには、乾燥によるかゆみや湿疹、赤み、ヒリヒリ感、吹き出物などがあります。肌にカサつく部分とベタつく部分が混在する、アンバランスな状態も敏感肌のサイン。肌のバリア機能が乱れているので、水分が不足してカサつく症状と、角層が厚くなり毛穴がつまってベタつく症状が同時に表れることもあるのです。
目立つ症状がなくても、肌がいつもより敏感になっていると感じたら注意が必要です。いつものケアを、敏感肌向けにシフトしましょう。
敏感肌ケアに最も大切なのは保湿です。肌の1番外側にある角質層には本来、水分を保持し、外的刺激から肌を守る働きが備わっています。これを肌のバリア機能と呼びます。
敏感肌は肌のバリア機能が弱まり、水分をキープするのが難しくなった状態です。普段より乾燥しやすくなっているため、しっかりと保湿する必要があります。洗顔や入浴後の肌は、特に水分が蒸発しやすくなっています。すばやくスキンケアをして肌にうるおいを与えましょう。
皮脂や汚れが残ったままでは、肌に負担を与えてしまいます。敏感肌の時も洗顔はきちんと行いましょう。ただし、洗顔によって肌に刺激を与えたり、肌の水分を奪ったりするのは避けたいものです。
洗顔のポイントは、洗顔料をしっかりと泡立ててやさしく洗うこと。たっぷりの泡が手と顔の間でクッションの役割を果たし摩擦を防いでくれます。熱いお湯は肌の乾燥を招くため、すすぎはぬるま湯で行うと良いです。
敏感肌の時は、紫外線による肌ダメージを受けやすくなっています。紫外線対策をしっかり行い、肌を守ることが大切です。天候や季節によって量の違いはあるものの、紫外線は年間を通して降り注いでいます。曇りの日や冬場でも、日焼け止め、日傘や帽子、サングラスなどで紫外線対策をしましょう。
また、普通の窓ガラスの場合、紫外線の7割程度が透過してしまいます。室内でも油断せず、紫外線対策を心がけてください。
敏感肌の時は、生活習慣も見直しましょう。特に睡眠時間を確保するのは大切です。細胞の修復に関係する成長ホルモンは、ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りの時に分泌されると言われています。
バランスの取れた食事も健康な肌作りに役立ちます。肌にとって大切な栄養であるタンパク質はもちろん、腸内環境を整える食物繊維や、皮膚や粘膜をすこやかに保つビタミンB群、新陳代謝を促すビタミンA群などは積極的に摂りたい成分です。運動不足やストレスにも注意し、肌にやさしい生活を送ってください。
敏感肌の時は肌に刺激を与えるアイテムを避け、肌のうるおいを守ることが大切です。ここでは、敏感肌になっている時のアイテム選びのポイントを紹介します。
肌が敏感になっている時は、刺激を与えるようなアイテムはできるだけ避けましょう。敏感肌の時は、普段問題なく使えている化粧品がしみることもあります。塗った時にひりひりとした刺激を感じたり、赤くなったりする化粧品は使用を控えてください。スクラブ入りの洗顔料なども、肌に刺激を与えるおそれがあるため避けるのが無難です。
化粧水や乳液などは保湿成分を配合したものを選び、肌のうるおいを守りましょう。見逃しがちなのが洗顔料の成分です。洗浄力が強すぎるものは、肌に必要なうるおいまで流してしまうので注意してください。
健康な肌の表面には、皮脂が膜を作って水分の蒸発を防いでいます。しかし、敏感肌では皮脂が少なくなっているため、肌のうるおいを保ちにくい状態です。スキンケアの最後に保湿クリームをプラスすれば、クリームが肌の表面で水分の蒸発を防ぎ、肌のうるおいを保ってくれます。
敏感肌の時は保湿を重視したケアをしたいもの。ここでは、植物の力をスキンケアに生かすメゾンレクシアから、保湿効果のあるアイテムを紹介します。
保湿効果のある植物成分を濃密に配合した化粧水です。とろみのあるテクスチャーで肌を包んで上質なうるおいを与え、ゆらいだ肌を整えます。上品なフローラルの香りに包まれ、スキンケアの時間が特別なものになるでしょう。
眠っている間に肌に働きかけ、肌本来の美しさを引き出すナイトクリームです。マカデミアナッツ油、ホホバ種子油などの良質なオイルを配合し、肌の柔軟性とうるおいを保ちます。また、肌の代謝に働きかけるオタネニンジン根エキスが肌にハリを与え、ゆらいだ肌を土台から整えるパワフルなクリームです。
敏感肌の時はメイクにも悩みがち。実は、ベースメイクにはホコリや紫外線などの外部刺激から肌を守る役割や、水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つ効果があります。そのため、敏感肌の時でもベースメイクをした方が肌のためには良いのです。ただし、肌に合ったアイテムを正しく使用することが欠かせません。ここでは、敏感肌メイクのコツを紹介します。
敏感肌の時は肌への負担が少ないアイテムを選び、肌にやさしいメイクを心がけてください。肌の摩擦を避けるため、メイクアイテムは、のびが良く落としやすいものを選びましょう。メイク前にしっかりと保湿するのも大切です。
ベースメイクは、肌をこすらないように気をつけながら薄めに仕上げます。ファンデーションを塗る時のスポンジやブラシは雑菌が繁殖しないよう、こまめに洗うことをおすすめします。
敏感肌で肌荒れが気になる時は、ポイントメイクに視線を集めると良いでしょう。パッと目を引くポイントメイクは、肌荒れを目立たなくしてくれます。マスクをするなら、特にアイメイクに力を入れると良いです。表情が読み取りにくくなりやすいマスクですが、アイメイクをしっかりするとメリハリが出ます。
眉は顔の額縁と言われるほど顔の印象に影響するパーツなので、丁寧に仕上げてください。アイブロウペンシルだけでなくアイブロウパウダーや眉マスカラを使うと、立体感のあるナチュラルな眉になります。アイシャドウはオレンジやピンクなど、肌なじみが良く表情を明るく見せてくれる色がおすすめです。
敏感肌の時は、スキンケアやアイテム選びを見直して、肌にやさしい生活を心がけたいもの。特に保湿はしっかりと行い、デリケートになっている肌を丁寧にケアしてください。さらにコツを押さえた美しいメイクで、敏感肌の時も気分良く過ごしましょう。