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女性の胸は、加齢や出産などによって下垂や萎縮など、さまざまな変化が現れます。そのため、年齢を重ねても美しい胸を保つためには育乳が欠かせません。本記事では、胸が垂れたり縮んだりする原因、効果的な育乳とバストアップ方法、マッサージの仕方や産後の変化対策などを紹介します。
バストトップが外側に向いている、カップ数はあっても谷間がきれいに作れないなど、離れ乳に悩んでいる女性は意外と多いもの。離れ乳を改善するためには、原因を知って正しい対策をすることが重要です。この記事では、なぜ離れ乳になるのか、離れ乳の特徴や原因、簡単にできるチェック方法から対策方法まで詳しく紹介しています。
目次
離れ乳とは、左右のバストが離れてしまい、バランスの良くない状態のこと。上手く谷間が作れない、ブラジャーを外すと平らになってしまう、そんな悩みを持っている女性は離れ乳かもしれません。まずは、離れ乳の特徴を紹介します。
離れ乳の場合、カップ数はあっても両胸が離れているので、パッドを使わなければ谷間ができづらい傾向にあります。また、谷間を作ってもバストが離れているために不自然な形になってしまうことも。その他、バストに女性らしいボリューム感がないので、実際のサイズよりも小さく見えてしまうこともあります。
離れ乳はバストトップの位置が下がっているため、ブラジャーに収めたバストが背中や脇に逃げやすいのも特徴です。背中や脇から余分な肉がはみ出やすいので、ブラジャー周りが盛り上がって太って見える、または老けた印象を与えることもあります。
ブラジャーを正しく着けると、デコルテにボリュームができるのが通常です。しかし、離れ乳はバストにハリがなく左右に離れているため、デコルテに膨らみを作れません。ブラジャーを着けてもふっくらとしたバストができないのも離れ乳の特徴です。
離れ乳になる原因は、筋肉量やクーパー靭帯などさまざまです。ここでは、離れ乳の主な原因を紹介します。自分に当てはまるものがないか確認してみてくださいね。
クーパー靭帯とは、バスト全体を包み込んでいる結合組織のことで、バストを吊り上げて支える働きをしています。クーパー靭帯によってバストのハリや形は保たれていますが、一度伸びたり切れたりすると元には戻りません。クーパー靭帯の衰えは、バストの垂れや形が崩れる原因となります。激しい運動によって生じるバストの揺れも、クーパー靭帯にダメージを与えてしまうので注意が必要です。
加齢や運動不足による胸筋の衰えも、離れ乳の原因の一つです。女性はもともと男性よりも筋肉量が少なく、クーパー靭帯を支える大胸筋も強くありません。デスクワークなどで体を動かすことが少ない人は、筋力不足になりがちです。
また、姿勢が悪くなると小胸筋も収縮してしまいます。小胸筋は、バストを内側に寄せて、左右に流れるのを防いでくれる筋肉。そのため、小胸筋がしなやかでやわらかい人は、きれいなバストの形を保てるのです。
胸周りの筋肉が固くなると、姿勢が悪くなったり巻き肩になったりするため、小胸筋に負担がかかります。大胸筋や小胸筋の衰えやコリは離れ乳の原因となりますので、筋力の向上が大切です。
休日や就寝時にノーブラで過ごしている人は、バストを支えるものがないためクーパー靭帯に負担がかかり、離れ乳になる可能性が高まります。
また、バストのやわらかい脂肪は流れやすいため、寝ている間に横に流れたり、寝返りをうつことで移動したりします。それにより、形崩れやクーパー靭帯へのダメージにつながるのです。
うつぶせ寝は胸に体重がかかるため、クーパー靭帯に負担をかけます。また、バストが押しつぶされて横に流れ、左右に広がってしまうことで離れ乳になる可能性を高めます。バストへダメージを与えないために、うつぶせ寝は避けた方が良いでしょう。
年齢を重ねると、体型と同様にバストも変化していきます。上胸部分のボリュームが落ちて下向きに垂れると、バストが外側に流れるため離れ乳に。また、加齢によって脂肪がやわらかくなるのも、バストが流れやすくなる原因となります。
バストの形やサイズは人それぞれ違います。そのため、どのくらい離れていれば離れ乳、という基準はありません。バストの大きさを測るのではなく、鏡に映ったバストの状態を見て離れ乳か確認しましょう。こちらでは、自分でできる離れ乳の簡単チェック方法を紹介します。
離れ乳かどうかは自分で判断できます。以下の項目をチェックして、当てはまるものがあれば離れ乳の可能性があります。
実際に鏡の前でチェックする方法を紹介します。
バランスの良いバストは、左右のバストトップと鎖骨の中心を結んだ3点が正三角形を描きます。一方で、離れ乳の可能性が高いバストは、3点を結ぶと二等辺三角形になります。
ブラジャーを着けずに鏡の前に立ち、自分がどちらに近いかチェックしてみてくださいね。
チェックしてみた結果、離れ乳の可能性があったとしても、諦める必要はありません。毎日ケアを続けると、離れ乳の予防や改善の効果が期待できるでしょう。ここからは、離れ乳の対策方法を具体的に紹介します。
先述したように、ノーブラで寝ているとバストが左右に流れ、離れ乳や型崩れを招きます。そこでおすすめなのが、寝る時に着用するナイトブラです。寝ている間もクーパー靭帯に負担をかけず、バストを正しい位置にキープしてくれます。伸縮性が高いものなら、寝ている時の締め付け感も気になりません。
筋力の衰えは、筋トレで回復しましょう。腕立て伏せや胸の前で両手を合わせて力を入れる合掌のポーズなど、大胸筋を鍛える筋トレや、小胸筋や肩甲骨をほぐすストレッチを毎日の習慣にしてください。毎日続けることで筋肉量が増え、バストアップにも効果が期待できますよ。
自分の正しいバストサイズを知っている人は意外に少なく、サイズの合っていないブラジャーを着けている人も多くいます。実際のサイズよりも小さなブラジャーを着けると窮屈な上、押し込められたバストが流れてハミ肉の原因に。
逆に大きすぎるブラジャーでは、バストを保護する役目を果たせず安定しないため、クーパー靭帯が伸びたり切れたりする原因となります。
離れ乳を予防・改善するためには、自分に合ったブラを着けることが大切です。専門店でサイズを測ってもらい、正しいサイズのブラジャーを正しく着けましょう。また、適切なブラジャーの着用は、加齢によるバストの変化を遅らせることにもつながります。
背中や胸の周りに流れてしまった脂肪を、胸に集めるようにマッサージをして離れ乳を改善しましょう。お風呂上りなど、体が温まっている時に行うのが効果的です。
また、バスト周りをマッサージすると血行が良くなります。それにより、十分な栄養素が行き届いてバストのハリや成長効果も期待できます。マッサージをする時は、肌に負担をかけないようにバストマッサージ用のオイルやクリームなどを使用してくださいね。
「もしかすると離れ乳かも」「離れ乳になったら改善できないの?」と悩んでいる人も、諦める必要はありません。離れ乳の対策は、気がついた時から始めても遅くはないのです。離れ乳になった原因を知り、それに合った対策やバストケアを続けてくださいね。