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秋になると頭皮と髪のトラブルが増えてくるのは、紫外線など夏に受けたダメージが表面化してくるから。夏の髪を取り巻く環境は想像以上に過酷なもの。ダメージを秋冬に持ち越さないために今日からできるデイリーケアを、東京・南青山の人気ヘアサロン「AMATA(アマータ)」オーナーで毛髪診断士®でもある、ビューティ・プロデューサーの美香さんに教えていただきました。
ツヤツヤの美しい髪になりたいと思っていても、年齢とともに髪のパサつきが気になってきたという女性は少なくありません。パサついた髪の毛は清潔感が感じられず、老けた印象に見える原因になってしまうことも。そんなお悩みを解決すべく、本記事では髪が傷む原因やツヤツヤの髪の毛になる方法、おすすめのヘアオイルを紹介します。
目次
見た目にもあまり良い印象を与えない、ダメージヘア。髪の毛が傷んでしまう原因には、さまざまなものがあります。まずは髪の毛が傷む主な原因を3つ解説します。
日常生活の中にも髪を傷める原因は潜んでいます。例えば毎日のシャンプー時の摩擦、セット時のドライヤーやヘアアイロン熱もダメージの原因の一つです。
シャンプーの時、強い摩擦が加わると髪の内部を外部刺激から守る役割のキューティクルは剥がれてしまいます。このキューティクルは、熱によっても剥がれてしまうほどデリケート。さらにキューティクルの下にあるタンパク質層「コルテックス」は、乾いた状態では180度の熱が当たると繊維構造が変性する特徴を持っています。
ツヤツヤの髪を目指すなら、ドライヤーやアイロンは正しい使い方を心がけてください。コテやヘアアイロンを使うのも、ツヤのある髪を目指すなら控えたいところです。
紫外線を浴びると髪の毛はダメージを受けます。頭皮や髪の毛は最も太陽に近いため、ダメージも大きいのです。紫外線が髪に当たることで髪内部のタンパク質が変質し、髪の内部が空洞化するため、パサついた髪になってしまいます。
おしゃれのためにカラーリングやパーマを繰り返す人は少なくありません。カラーもパーマも髪の内部に特殊な薬品を浸透させて、色を出したりカールを付けたりしています。この時、髪の表面にあるキューティクルを薬剤で無理やり広げている状態です。これが、髪にダメージを与える原因です。
ダメージを最小限に抑えるために、カラーやパーマの後は必ずトリートメントを行ってください。ダメージの少ない薬剤を選ぶことも大切ですよ。
ツヤツヤの髪の毛を保つためには、髪にダメージを与えないことが大切です。これには毎日の積み重ねが重要。正しい洗髪がツヤツヤ髪の基本です。ここでは髪の毛をツヤツヤにする方法として、正しいシャンプーの仕方を紹介します。
お風呂に入る前には、軽くブラッシングをしましょう。ブラッシングすることで髪の毛の流れを整えられ、シャンプー時の摩擦を軽減できます。また、髪や頭皮に付いたホコリや汚れを落としやすくする効果も。無理に髪を引っ張ってダメージを与えないよう注意してください。
シャンプーを付ける前に、髪の毛をぬるま湯で洗い流してください。髪についた汚れは、ほとんどお湯で落ちると言われています。予洗いで汚れを落としておくと、シャンプーの泡立ちも良くなりますよ。
適量のシャンプーを手のひらにとって、軽く泡立ててから髪の毛に付けます。泡には髪を洗う時の摩擦を防ぐ役目があります。指の腹を使って、マッサージするようにやさしく頭皮を洗いましょう。毛先は泡をなじませるイメージで、強く摩擦しないようにしてくださいね。
頭皮や髪の毛にシャンプーの成分や泡が残らないよう、しっかり洗い流してください。時間をかけて丁寧に行うことがポイントです。続いてトリートメントを付けて洗い流します。
お風呂から上がったら、まずはタオルドライでしっかり水分を拭き取ります。髪の毛を擦らず、タオルで挟んでたたくようにするイメージです。できれば洗い流さないトリートメントやヘアオイルを付けてください。
髪の毛を自然乾燥させるのは禁物です。しっかりドライヤーを使って、根元から乾かしましょう。髪の毛からドライヤーを10~20センチ離し、1ヵ所に熱が集中して当たらないよう左右に振りながら乾かすのがコツです。
ヘアセットの時ヘアアイロンを日常的に使っているなら、それも髪のダメージの原因かもしれません。できるだけ使用は控えたいですが、セットに欠かせない人もいるでしょう。なるべくダメージを与えないように、正しくヘアアイロンを使うことでツヤツヤの髪に近づけます。
一般的にヘアアイロンは100度から200度の温度です。髪に180度以上の高温をあてると、髪内部のタンパク質が変質して髪が傷んでしまいます。温度を180度以上に上げないようにしましょう。
また、ヘアアイロンをあまり長時間あてないことも大切です。髪が細めの人は3秒、髪が太めの人は5秒程度までを目安に、髪を滑らせるように使います。髪を引っ張ることもキューティクルをはがす原因になりますので、注意してくださいね。
ヘアアイロンは必ず乾いた髪に使用してください。濡れた髪はキューティクルが開いた状態です。キューティクルがしっかり閉じている状態でなければ、髪の毛を外部刺激から守る役目を果たせません。濡れていると直に熱が髪に伝わって、深刻なダメージにつながります。
残念ながら、一度傷んでしまった髪の毛は元には戻りません。ただしトリートメントやヘアオイルなどでケアすることで、ダメージを進行させなくしたり、手触りを改善したりすることは可能です。髪をツヤツヤにするヘアケア製品を紹介します。
シャンプー後、トリートメントをすることで髪を補修したり、コーティングしたりする効果が生まれます。髪が濡れた状態で使うので、キューティクルが開いており補修成分が浸透しやすいと言われています。さらに毎日のトリートメントに加え、週1回のスペシャルケアとしてヘアパックを行いましょう。ヘアパックはトリートメントより補修成分の量が多いのですが、頻繁に使うとベタつきやすいため注意してください。
髪の毛をツヤツヤにしたい人は、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントも併用しましょう。ヘアオイルや洗い流さないトリートメントは、かさつき、ゴワゴワ、乾燥、うねり、ドライヤーやアイロンなどの熱などから髪を守ってくれます。さらにどちらも、ダメージの緩和や紫外線対策もできます。さまざまな種類、テクスチャーがあるので、自分にあったものを見つけてみてくださいね。
ツヤツヤの髪の毛を目指すならヘアケアアイテムは必須です。特にパサつきが気になるなら、ヘアオイルがおすすめ。最後にメゾンレクシアのおすすめヘアオイルを紹介します。
植物の力を凝縮した、メゾンレクシアのヘアオイル「グリーンレメディ」。さらりとしたテクスチャーが魅力で、ブラッシングや紫外線でダメージを受けやすい髪にツヤを与え、なめらかでまとまりやすい髪に導いてくれます。ドライヤー前に使えば、熱ダメージから髪を守る効果も。爽やかなシトラスにマジョラムやべチバーが効いた落ち着いた香りが、ふわりと心地よく広がります。
女性を若々しく美しく見せてくれるツヤツヤの髪の毛。美しい髪を目指すなら、髪のダメージの原因を知り適切なケアをコツコツ行うことが大切です。毎日のシャンプーやヘアセットなどの習慣を見直して、ツヤツヤの髪の毛を手に入れてくださいね。