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吉岡 容子 先生
BEAUTY
忙しくて時間のない時や肌の乾燥が気になる時、メイクしたお顔の上からでも保湿できるミスト化粧水。1本持っていると外出先でもサッとひと吹きして、乾燥を防ぐだけでなく化粧直しにも使えます。今回は、ミスト化粧水の効果や魅力、基本的な使い方、間違った使い方など紹介します。ミスト化粧水を賢く使って、肌の乾燥を防ぎましょう。
目次
シュッとひと吹きで保湿ができるミスト化粧水。冷暖房や紫外線による肌の乾燥が気になる時に、サッと使えて手軽に保湿ケアができる便利アイテムです。まずは通常の化粧水とミスト化粧水の違いや、ミスト化粧水の魅力を紹介します。
ミスト化粧水とは、スプレーボトルに入った化粧水のこと。通常の化粧水のように、コットンや手に取る必要がありません。化粧水を細かい粒子で霧吹きするため霧吹き効果が得られ、顔全体にまんべんなくうるおい成分を浸透※させることができます。
また、通常の化粧水は洗顔後に水分を補うために使われますが、ミスト化粧水は粒子が細かいため、化粧後の乾燥が気になる肌にも使えます。顔だけでなく全身に使えるものなど、ミスト化粧水にはさまざまな種類があるのも特徴です。
※角層まで
ミスト化粧水は、顔や体に直接霧吹きするだけという手軽さが魅力です。バッグに1本忍ばせておけば、外出先での化粧直しにも使えるので便利です。フェイス用、ボディ用などさまざまなタイプがあり、用途に合わせて選べます。
また、なかには香り付きのミスト化粧水もあります。好きな香りのものを選ぶと、肌の保湿をしながらリフレッシュできるでしょう。
ミスト化粧水は、化粧の上からでも使えるスキンケアアイテムです。そのため、化粧直しにも活躍してくれます。ここからは、ミスト化粧水のメリットを見ていきましょう。
ベースメイクが完成した後に、ミスト化粧水を霧吹きしておくと化粧持ちが良く、崩れにくくなります。汗をかきやすい夏場や、乾燥により化粧が崩れやすい時期に重宝するでしょう。
朝にしっかりスキンケアをしても、肌の水分は徐々に蒸発していきます。肌は乾燥すると水分の蒸発を防ぐために、皮脂を過剰に分泌します。それによって毛穴が開き、化粧崩れやヨレの原因に。ミスト化粧水は化粧の上からでも霧吹きして使えるため、乾燥した肌にすばやくうるおいを補え、化粧崩れやヨレを防ぎます。
化粧崩れの原因は人によって異なるため、原因に合った成分が配合されたミスト化粧水を選ぶとより効果的です。肌がカサついて化粧が崩れる人は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分や、オイル成分が配合されたタイプがおすすめ。しっかりと保湿しながら、うるおいを閉じ込めてくれます。
また、皮脂によるテカリや肌のベタつきが気になる人は、清涼成分などが配合された、さっぱりとしたタイプがおすすめです。
霧吹きして使う化粧水はミスト状に出てくるため、コットンや手のひらでつける化粧水とは使用方法が少し異なります。ここからはミスト化粧水の基本的な使い方や、おすすめの使用例を紹介します。
ミスト化粧水を使う時は、肌から20～30センチほど離して顔全体に霧吹きしましょう。かけ過ぎはベタつきや化粧崩れの原因となるため注意してください。顔全体にまんべんなく霧吹きしたら、優しくハンドプレスをしてしっかりとなじませます。ハンドプレスをしないと水分の蒸発を招き、逆に肌が乾燥してしまうこともあるので要注意です。
なお、1日に何回ミスト化粧水を使って良いか迷った場合は、朝昼晩の1日3回程度使うと1日中保湿ケアができます。
化粧の上からでも使えるというメリットを活かし、ミスト化粧水を化粧直しの際に取り入れるのもおすすめです。
＜化粧直しの方法＞
ミスト化粧水はいつでも好きな時に使えるので、気分転換にシュッとひと吹きするのもおすすめです。香り付きのタイプなら、肌を保湿しながらほのかな香りで心まで癒やしてくれます。ただし、香り付きタイプの中には顔には使えないボディ専用のミスト化粧水もあるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
ミスト化粧水は肌の乾燥が気になる時に、いつでも手軽にうるおい補給ができるため、こまめな肌ケアができます。小さいお子さんがいる場合、お風呂上りなどに行う自分のスキンケアは後回しになりがち。そんな時は、ミスト化粧水をシュッとひと吹きしておけば、肌の乾燥を防いでくれるでしょう。
なお、ミスト化粧水でうるおい補給をした後は、クリームなどの油分でフタをしなければ水分は蒸発してしまうため、早めにいつものスキンケアを行うのがおすすめです。
せっかくのミスト化粧水も、使い方を間違ってしまうと効果を実感するのが難しくなってしまうかもしれません。ここでは、ミスト化粧水の間違った使い方を紹介します。使ってみたけれど効果が感じられないという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ミスト化粧水をスプレーした後は、ハンドプレスでしっかりと肌に浸透※させましょう。特に空気が乾燥する季節は、肌全体にうるおいが行き届かない可能性があるため、しっかりと肌になじませるのが大切です。
また、保湿成分が少ないタイプの場合、ただ肌が濡れただけの状態になってしまうため、逆に乾燥を招いてしまうことも。保湿成分が配合されているのかなど、含有成分をチェックするのも忘れないようにしてください。
※角層まで
ミスト化粧水には、粒子が細かいタイプや粗いタイプなど種類があるため、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ミストの細かいタイプは顔全体にまんべんなく霧吹きでき、メイクの仕上げやメイク直しに使うのに適しています。一方、ミストが荒くひと吹きの量が多いタイプは、乾燥を防ぐ効果が期待できるだけでなく、一般的な化粧水と同じように使えます。
サイズ展開やミストの細かさなどは商品によって異なるため、あらかじめ用途を想定してからミスト化粧水を選ぶと良いでしょう。
自分の肌質と成分の相性を考慮していないのも、効果が十分に得られない原因になります。乾燥肌や敏感肌の人はアルコールが入ったタイプなど、刺激となる成分は避けましょう。「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」などの記載があるかどうかも選ぶ際の目安になります。
濃密な植物のエキス同士が相乗効果を発揮するよう処方されたメゾンレクシアのミスト化粧水は、肌本来の美しさを引き出す高い保湿効果が期待できます。ミスト化粧水を使い、よりしっとりとした肌を手に入れましょう。
細かい粒子のミストで、たっぷりうるおいを与えてくれるミスト化粧水です。ダマスクローズやセンチフォリアなどのフレッシュな花の香りで、気分もリフレッシュ。開いた毛穴を引きしめたい人や肌のキメが気になる人、日中の乾燥が気になる人におすすめです。
ミスト化粧水は、外出先でも乾燥が気になった時に気軽に使えるアイテムです。正しい使い方をすれば日常の乾燥を防ぐ強い味方になってくれます。ミスト化粧水にはさまざまなタイプがあるため、用途に合わせて選ぶのも霧吹き効果のうるおいを得るためのポイントです。ミスト化粧水を上手に使って、しっとり肌を手に入れましょう。
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。 麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。 院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として勤務しています。