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毛穴が目立つ原因は、皮脂の過剰分泌や加齢によるたるみなど多岐にわたります。目立つ毛穴には「開き毛穴」「黒ずみ毛穴」「たるみ毛穴」と種類があり、改善には正しいスキンケアや対策を行うことが大切です。毛穴が目立つ原因や改善方法、間違ったケア、毛穴ケアの改善に役立つおすすめアイテムを紹介します。
目次
目立つ毛穴の中でも、特に気になる人が多いのが「開き毛穴」と「黒ずみ毛穴」。これらはともに皮脂の過剰分泌が主な原因です。皮脂の過剰分泌により、不必要に毛穴が開き目立ってしまいます。
開いた毛穴に溜まった皮脂や汚れを適切に取り除かないと固まってしまい、黒ずみ毛穴に発展してしまうことも。まずは、目立つ毛穴の元凶となる過剰な皮脂分泌の原因を解説します。以下の原因に当てはまるかチェックしていきましょう。
肌がインナードライ状態だと毛穴が目立ちやすくなります。インナードライとは、肌の表面はうるおっているように見えるものの、内部は乾燥している状態です。乾燥状態を改善しようと皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が開いて目立ちやすくなります。
食事や睡眠などの生活習慣が乱れると皮脂の分泌量が増加し、毛穴が開きやすくなります。例えば、ファーストフードなど脂質の多い食事は皮脂の分泌を増やします。
糖質が体内で分解される際にはビタミンB群が使われます。ビタミンB群は皮脂のコントロールに不可欠とされる栄養素のため、糖質の摂りすぎも皮脂量の増加につながりやすいと言われています。
慢性的なストレスや睡眠不足によって自律神経が乱れると、アドレナリンの分泌が促進されます。アドレナリンには皮脂の分泌を促進する作用があります。つまり、自律神経が乱れると皮脂が過剰に分泌され、毛穴の開きにつながりやすくなるのです。
皮脂量が増える理由に、ホルモンバランスの変化が関係していることもあります。忙しさから睡眠不足やストレスに悩まされると、自律神経が乱れやすくなります。すると、男性ホルモンの分泌が過剰になり、皮脂量が増えてしまうことも。
毛穴の開き・黒ずみによる毛穴目立ちが気になる時は、クレンジングや保湿ケアを中心に毛穴対策を取り入れてみましょう。毎日続けることで、毛穴の目立たない肌に近づけます。
過剰な皮脂分泌が原因の毛穴の目立ちを改善するには、毛穴に詰まったメイク汚れや皮脂汚れを取り除くことが大切です。クレンジングや洗顔料を使う時は、指先でクルクルと汚れをかき出すようにやさしく洗います。汚れを落とそうとゴシゴシ洗うのは肌への刺激となるためNGです。肌への刺激は皮脂の分泌を促す原因になります。
クレンジングの前に蒸しタオルやスチーマーなどで肌を温めると、毛穴が開いて汚れを落としやすくなります。汚れが残ると毛穴が詰まって黒ずみ毛穴につながるため、丁寧に洗いましょう。
毛穴ケアは、化粧水や乳液・クリームでしっかり保湿することが重要です。化粧水で十分に水分を与え、乳液やクリームの油分でフタをします。肌をうるおいで満たすことで、乾燥による過剰な皮脂分泌を防げます。
特にインナードライ肌の場合は、丁寧な保湿を。美容液や美容オイルをプラスしても良いでしょう。
オフィスのエアコンや屋外の紫外線など、肌は日中、過酷な状況にさらされ続けています。そこでおすすめしたいのが、朝晩に加えて日中も保湿を行うことです。
日中の保湿で活用したいのはミスト化粧水。微粒子タイプのスプレーなら、サッと吹きかけるだけで肌になじみます。簡単に保湿ができるので、手間も負担もかかりません。
「開き毛穴」「黒ずみ毛穴」が目立つ時に、ついやってしまう間違った毛穴ケアや行動を紹介します。間違ったケアを続けると、さらに毛穴を目立たせてしまうため要注意です。
角栓を指で押し出す行為はついやってしまいがちですが、毛穴ケアではNGです。押し出す時に肌が傷つき炎症を起こしたり、刺激となって皮脂の分泌が活性化したりする恐れがあります。その結果、皮脂の分泌が活発になる、角層が厚くなる、毛穴が目立つといったトラブルの要因を増やすことにつながります。
毛穴の汚れを落とそうと、1日に何回も洗顔をするのは逆効果です。肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、肌が乾燥してしまいます。乾燥した肌を守るために皮脂が過剰分泌されると、毛穴の開きにつながりかねません。洗顔は朝と夜の1日2回を目安としましょう。
生活習慣や食生活の改善も毛穴のケアに必要です。睡眠時間を確保する、脂っぽい食事を避ける、甘いもの(糖質)を摂りすぎないなど、過剰な皮脂分泌につながる行動は極力控えるようにしましょう。
過剰な皮脂分泌に心当たりがない場合は、年齢を重ねることによる「たるみ毛穴」の可能性も。自分が当てはまるか、たるみ毛穴の特徴や原因をチェックしてみましょう。
たるみ毛穴は、頬にできたしずくのような形の毛穴のこと。皮膚の重みで毛穴が下に引っ張られ、毛穴が縦長に広がってしまった状態です。肌のたるみが原因となっているため、頬を持ち上げると毛穴が目立たなくなるのが特徴です。
たるみ毛穴は加齢による女性ホルモンの減少によって、肌の弾力やハリを生み出す元となるコラーゲンやエラスチンが減ることで起こります。たるみ毛穴は見た目年齢を上げる原因になりやすく、悩ましい毛穴トラブルの一つですが、保湿を心がけることで改善も可能です。
たるみ毛穴が気になる時は、エイジングケア※と顔のエクササイズを取り入れましょう。それぞれ具体的な方法を紹介します。
※年齢に応じたお手入れ
肌のたるみによる毛穴トラブルを改善したい時は、エイジングケア※成分が含まれるアイテムを選びましょう。具体的には、高い保湿力のあるセラミドやヒアルロン酸、肌のハリを改善するとされるレチノールなどのエイジングケア※成分が配合されたアイテムがおすすめです。
※年齢に応じたお手入れ
表情筋を鍛えると肌にハリが戻り、たるみによる毛穴の開きが目立ちにくくなります。表情筋を鍛えるエクササイズはさまざまありますが、大きく口を開けて「あいうえお」などの言葉をゆっくり発したり、歯に沿って口の中で舌を回したりするだけでも効果が期待できます。エクササイズは毎日続けることが大切です。
1日でも早く毛穴の目立たない肌を手に入れたいならば、保湿力に加えて浸透力※も優れたスキンケアアイテムの使用をおすすめします。最後に、毛穴ケアにおすすめのメゾンレクシアのアイテムを紹介します。
※角層まで
植物オイルが肌をほぐし、メイクや毛穴汚れ、酸化した皮脂を浮かせてオフするクレンジングオイル。毛穴悩み※にフォーカスしたクレンジングとして人気で、ごわつき、たるみがちな毛穴の奥までクリアにし、透明感に満ちた素肌へ導きます。ダブル洗顔不要、濡れた手で使用可、まつ毛エクステにも対応と、使い勝手も抜群なクレンジングオイルです。
※乾燥による
インナードライ肌の人にぜひ試していただきたい、肌のうるおい貯水力をUPするスキンケアライン「アルケミー」の洗顔料。肌ざわりの良いキメ細かな泡がしっとりと洗い上げ、毛穴奥の汚れまですっきりクリアに。輝くような透明感をもたらします。
肌のうるおい貯水力を高める酵母発酵エキス*が高配合されている「アルケミー」の化粧水。豊かな保湿力と浸透力※1で肌をみずみずしく満たし、キメの整った美しい肌へ導きます。インナードライ肌のケアや毛穴トラブル※2に心強いアイテムです。
※1 角層まで
※2 乾燥による
鼻や頬にある目立つ毛穴は悩ましい存在。改善したいと感じているならば、スキンケアの方法や生活習慣の見直しが必要です。目立つ毛穴は原因に合わせて適切なケアを行うことが改善の近道です。毛穴に悩まない、なめらかな素肌を目指しましょう。
山梨大学医学部卒業後、日本医科大大学付属病院麻酔科学講座入局ののち、大手美容外科、野本真由美クリニック東京院の院長を経て、銀座禅クリニックの院長に就任。TVやWEB、雑誌などメディア出演も多数。