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化粧水を付ける時、手を使うのとコットンを使うのでは異なるメリットがあります。この記事では、手とコットンそれぞれを使って化粧水を付けるメリットや、正しいコットンの使い方、コットンを使ったスキンケア方法を紹介します。メイク崩れ防止やメイク直し、コットンパックなど、コットンの便利な使い方もチェックしてみてください。
目次
化粧水を付ける時、手を使うかコットンを使うかによってメリットは変わります。まずはそれぞれのメリットを紹介します。
化粧水を手で付けるメリットは、肌のささいな変化に気づきやすいことです。肌に直接触れながら付けることで、見た目には気が付きにくいような、肌のカサつきや小さなニキビも発見しやすいのです。
ただし、化粧水を手で付ける時は、細かな部分の付け忘れのないよう注意したいもの。目や口の周りなどは付け忘れの多い部分です。また、化粧水を付ける時に手が汚れたままだと、ニキビや肌荒れに悪影響を与えることがあります。必ず清潔な手で行いましょう。
コットンを使うメリットは、化粧水を顔全体にムラなく行き渡らせられることです。
人間の顔は凹凸があって立体的なため、化粧水を手で付けるとムラになることもあります。
その点、コットンを使えばお手入れが自然と丁寧になるため、細かい部分までまんべんなくケアできるのです。
ただし、とろみのあるテクスチャーの化粧水の中には、コットンを使うとコットン自体に吸収されてしまい、肌になじみにくいものもあります。化粧水のテクスチャーに合わせて付け方を決めるのがおすすめです。
ここでは、コットンを使って化粧水を付ける時のポイントを紹介します。コットンを効果的に使えば、化粧水の効果をより引き出せます。
コットンの正しい持ち方は、横長になるように持つことです。向きを間違えると毛羽立ちの原因になってしまいます。繊維の向きと垂直になるように中指と薬指に乗せ、人差し指と小指でコットンを挟みましょう。
化粧水を含ませたコットンを繊維の流れに沿って動かすと、肌の上をなめらかにすべり、肌のすみずみまでムラなく広げられます。正しい持ち方をしていれば、コットンが無駄に動かないため、肌との摩擦を抑えられるのもポイントです。
化粧水はたっぷりと使いましょう。化粧水ごとの規定量に従うのが基本ですが、一般的には500円玉硬貨よりも、やや大きいくらいの量を使うのが良いといわれています。「もったいないから」と化粧水の量を控えると、コットンの繊維が肌を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
コットンは肌をこすらないように、軽い力でゆっくりとやさしく動かすのが大切です。強くこすると、肌を痛めてしまう場合もあります。コットンが毛羽立ってしまうなら、力の入れすぎかもしれません。音が出るほど強く肌をたたくのも、肌へ刺激を与えるので避けましょう。
ここでは、コットンを使った化粧水の正しい付け方を紹介します。力を入れすぎず、気持ち良く感じる程度の強さでゆっくりとコットンを動かすのがコツです。
頬に付ける時は、顔の中心から外側に向かってコットンを動かします。鼻のわきにコットンを当て、頬全体に円を描くようにすると、化粧水がすみずみまで行き渡ります。
額は、まず真ん中にコットンを当て、右のこめかみに向かってすべらせます。次に額の真ん中に戻り、左のこめかみに向かって動かしましょう。髪の生え際を上に引き上げるようなイメージで行うとうまく付けられます。
乾燥しやすいまぶたや目の周りは、皮膚が薄くデリケートな部分です。コットンでこすると肌にダメージを与えてしまい、最悪の場合しわの原因になることも。こすらないよう特に気をつけましょう。
化粧水を付ける時は目を閉じた状態で、目頭からまぶたを通り、目尻に向かってやさしくコットンをすべらせます。次に、目頭から涙袋を通り、目尻に向かってコットンを動かしてください。ゆっくりと、いたわるようなイメージで行うと良いでしょう。
鼻の周りは凸凹があり、化粧水がムラになりやすい部分です。目頭にコットンを当て、小鼻に向かって、鼻筋に沿うように動かしましょう。小鼻のふくらみは、コットンで包むようにやさしくなじませてください。
口の周りは、化粧水をうっかり塗り忘れがちな部分です。
下唇の中心の下にあるくぼみにコットンを当て、唇の輪郭をなぞるようにして口の周りをぐるりと1周します。
口の周り全体に化粧水がなじむよう、ゆっくりと手を動かしましょう。
フェイスラインや首筋も、忘れずに化粧水で保湿します。首は顔と同様に乾燥しやすく、年齢が出やすい部分です。フェイスラインは、あごのすぐ下にコットンを当て、耳の下に向かってゆっくりと動かします。
首筋は下から上へ向かって、引き上げるようなイメージで化粧水をなじませると良いでしょう。
コットンは、メイク崩れの予防やメイク直しなどにも使える便利なアイテム。スペシャルケアにもコットンを取り入れれば、化粧水や乳液の力をより引き出せます。ここでは、コットンを使ったテクニックを紹介します。
化粧水をなじませた後には、コットンを使ってパッティングをするのがおすすめです。
パッティングにより皮膚表面の温度が下がって毛穴が引き締まるため、メイク崩れを予防できます。
強くたたいたり、こすったりせず、化粧水を含ませたコットンでやさしく肌を押さえていきましょう。
手で肌に触れた時、ひんやりと吸い付くようになれば完了です。
ベースメイクが崩れてしまった時にも、コットンがあると便利です。コットンは、ティッシュに比べてやさしくメイクオフできます。メイク直しの時はコットンに乳液を含ませてから、直したい部分にそっとすべらせて崩れたメイクを取ります。乳液の量が少なかったり、強くこすったりすると肌に負担がかかるので注意しましょう。
スペシャルケアにはコットンパックがおすすめです。
まず、大判サイズのコットンに化粧水をたっぷり含ませ、真ん中から2枚に裂きます。それをまた2枚ずつに裂き、合計4枚にしましょう。裂いたコットンを額、両頬、鼻、あごに貼り、5分ほど置いたら完了です。
パックの後は、いつものスキンケアで肌を整えます。
乳液を使ったコットンパックは肌をやわらかくほぐし、キメを整えてくれます。
まずはコットンを2枚に裂き、毛羽立ちのない面に乳液をたっぷりなじませてください。乳液を含ませたコットンを肌にのせたら、5分ほどパックします。コットンを外した後は、残った乳液を肌になじませると良いでしょう。
ここでは、毎日のお手入れに使いたい、メゾンレクシアのおすすめ化粧水を紹介します。植物の力を生かした化粧水で、肌のうるおいを守りましょう。
ダマスクローズやヒマワリといった保湿効果のある植物成分を配合した化粧水です。肌本来が持つうるおい力にアプローチすることでとろみのあるテクスチャーで肌を包み、しっとりとしたやわらかな肌に導きます。上品かつ華やかなフローラルの香りです。
植物由来の酵母発酵エキスVEGAL[ベガル®]*を高配合した化粧水です。
肌なじみの良いみずみずしいテクスチャーで肌を満たし、肌の「うるおい貯水力」を高め、キメの整ったなめらかな肌に導きます。ローズやゼラニウムの華やかな香りが、お手入れの時間を贅沢に彩ります。
*整肌保湿成分
化粧水は、手で付ける時とコットンで付ける時、それぞれに違うメリットがあります。また、コットンの正しい使い方や活用法を知っておけば、普段のケアやスペシャルケアに役立ちます。コットンを効果的に使って、素肌の美しさを引き出しましょう。