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監修者:メゾンレクシア ビューティー・プランナー、日本化粧品検定1級、アロマテラピー検定1級
美容オイルはスキンケアやボディケア、ヘアケアなどさまざまな使い方ができるアイテムです。特にスキンケアでは、化粧水前のブースターやマッサージ、パックなど幅広い使い方ができます。今回は美容オイルの使い方や使用時のポイント、注意点とともに、おすすめの美容オイルも紹介します。
目次
監修者:メゾンレクシア ビューティー・プランナー、日本化粧品検定1級、アロマテラピー検定1級
美容オイルとは、顔や体、髪などに使えるオイルのこと。ホホバオイルやアルガンオイルなど単一のオイルの他、複数のオイルをブレンドしたものなどさまざまな種類があります。オイルに含まれる油分で肌の保湿や保護をしたり、肌を柔らかくしたりする役割があり、さまざまな用途で使用できます。肌の乾燥やごわつき、スキンケアのなじみが悪いなどの悩みに適したアイテムです。
年齢を重ねるにつれ肌機能は低下していきます。そんな年齢肌が気になる40代からは、毎日のスキンケアに美容オイルを取り入れるのがおすすめ。美容オイルはスキンケアの摩擦による肌への負担を軽減したり、保湿効果を高めたりできます。ここでは、スキンケアとしての美容オイルの使い方や使用時の手順を紹介します。
クレンジング前に美容オイルを使用することで、肌への負担を軽減できます。クレンジングオイルには界面活性剤が配合されたものが多く、肌に必要なうるおいを落としすぎたり、肌をこすることでバリア機能を低下させたりすることがあります。対策として最初に美容オイルを肌に塗布しておけば、クレンジングのなじみが良くなり、肌をこする時間を減らせるでしょう。
また、マスカラやアイライナーを落とすポイントアップリムーバーの代わりに美容オイルを使うと、目元の摩擦を軽減できます。
美容オイルは化粧水前に使用するブースター代わりとしても活躍するアイテム。スキンケアの最初に美容オイルをなじませると肌のごわつきがやわらぎ、化粧水や乳液、クリームなどがなじみやすくなります。浸透力※や保湿力を高めたい場合は、化粧水と混ぜて使用するのもおすすめです。
※角層まで
<ブースターとしての手順>
美容オイルはスキンケアの最初だけではなく、最後の仕上げとしても使えます。美容オイルの油分が肌の表面を覆うことにより、スキンケアで補った水分・油分の蒸発を防げます。また、乳液やクリームと混ぜて使用すると保湿力がアップ。乾燥が気になる時期の使い方としておすすめです。
<スキンケアの仕上げとしての手順>
美容オイルはマッサージオイルとしても使える優れもの。洗顔後、手と顔が乾いた状態で使用しましょう。
<マッサージオイルとしての手順>
オイルマッサージは血流改善の効果が期待できます。肌の乾燥やむくみが気になる時、化粧のノリを良くしたい時に、洗顔後のスペシャルケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
美容オイルは、ブースターなどのスキンケア以外にもメイクやヘアケアなどさまざまな使い方があります。多くの効果がある美容オイルの使い方について見ていきましょう。
美容オイルは、普段使っている下地やリキッドファンデーションなどのベースメイクに混ぜて使うことも可能です。ベースメイクに1滴程度混ぜることで伸びが良くなり、保湿効果も高まるためツヤ肌が作れます。ただし、オイルの量が多すぎるとベタつきやテカリの原因となるため、使う量に気をつけてください。
タオルドライした後、毛先を中心にオイルをなじませると髪のパサつきを抑えられ、まとまりのあるツヤ髪に仕上げやすくなります。また、ヘアセットをした後の毛先にオイルをつけると、切れ毛や枝毛が目立たなくなります。ただし、根元につけるとベタつくので使用時は注意しましょう。
体のケアをする前に美容オイルを使うと、肌が柔らかくなってボディクリームの浸透※を助けてくれます。お風呂上がりの水分を含んだ状態に使うと、オイルが伸びやすくなり乾燥を防げます。
また、爪の周りにオイルをなじませると、ふっくらときれいな指先に。昨今は手洗いや消毒の回数が増えているため、手のお手入れにもオイルはおすすめです。
※角層まで
美容オイルは手のひらで温める、肌状態に合わせて使うなど、使い方を工夫することでより効果を高められます。美容オイルを使う際のポイントを紹介します。
美容オイルは温めることで伸びが良くなるため、手のひらで温めてから使うのがおすすめ。伸びの悪い状態でつけると、余分な力で肌を摩擦し負担をかけるので気をつけてください。
肌に水分が残った状態でオイルを使用すると、オイルと水分が混ざり乳化して浸透力※が高まります。顔に使用する際は、化粧水や美容液が残った状態で使うのがおすすめ。ボディケアの場合は、お風呂上りのタイミングだと肌が適度な水分を含んでおり、オイルがなじみやすいです。
※角層まで
基本的には、メーカーが推奨する量を目安に調整しながら使用しましょう。量が少なすぎると保湿力が不足したり、肌に伸ばす時の摩擦が刺激となって肌トラブルを引き起こしたりするおそれがあります。
また、量が多すぎても塗りむらができたり、ベタつきが気になったりすることも。美容オイルは使用量を意識することに加え、皮脂の多いTゾーンはオイルを少なくする、乾燥しやすい目元や口元は重ねづけするなど、場所に合わせて調節するのがおすすめです。
美容オイルは肌タイプに合わせた使い方をするのもポイントの一つ。分量も肌タイプに合わせて調整をしましょう。
肌タイプ | 選び方 | 使い方 |
乾燥肌 | しっとりとした質感のオイルを選ぶ | ブースターや化粧水に混ぜて、しっかり保湿する |
脂性肌 | さらっとした質感のオイルを選ぶ | 肌全体よりも乾燥しやすい目元、口元などの保湿に使う |
使い方によってさまざまな美容効果を得られる美容オイル。保管方法や使用期限など気をつけたいポイントもあります。肌トラブルにならないためにも、美容オイルを使う際の注意点を紹介します。
美容オイルは酸化を防ぐために、直射日光が当たらず、湿度が少ない場所に保管します。お風呂場に持ち込むと容器に水分が入ったり、湿度によって品質が劣化したりするおそれもあるため注意が必要です。持ち込む場合は、使用後にすぐフタを閉めてお風呂場の外に出すようにしましょう。
オイルは酸素にふれると酸化するため、早めに使い切ることが大切です。酸化した美容オイルは、肌に負担がかかる可能性が高く、炎症などの肌トラブルやシミ※の原因となるおそれがあります。使用期限内であっても、保存状態の悪いものや酸化したニオイがするものは使用しないようにしてください。
※紫外線による
美容オイルを使用する際は、油焼けにも注意しましょう。油焼けとは、純度の低いオイルや酸化しやすいオイルを肌や髪に使用することで、肌が色素沈着を引き起こしたり、髪がパサついてしまったりすること。油焼けはオイルの酸化が原因となるため、酸化しにくいオイルを選ぶ、朝と夜でオイルを変える、肌の状態に合わせて使う順番を変えるなどの工夫をしながら使うようにしてください。
うるおい不足で乾燥しがちな肌には、美容オイルを使ったケアがおすすめです。メゾンレクシアには、濃密な植物エキスを贅沢に配合したスキンケアアイテムが揃っています。毎日のケアに取り入れたい、メゾンレクシアのオイルを紹介します。
トウキンセンカやヤチヤナギ、ニンジンを、ヒマワリ種子油にじっくり漬け込み抽出した独自のインフューズドオイルを贅沢に処方した美容オイル。凝縮された植物の力が乾燥でごわついた肌を柔らかくほぐし、ふっくらとツヤのある肌へ導きます。ブースターやマッサージオイルとしてだけではなく、美容液やクリームに混ぜて使うと保湿力がアップします。
「エンハンス オイル」と同じインフューズドオイルを贅沢に配合した、植物成分99.7%のクレンジングオイル。美容オイルのような効果があり、メイクを落としながらケアできます。ごわつきがちな毛穴の奥までほぐし、洗うほどにキュッと引き締まった、キメの美しい肌に。「エンハンス オイル」と併せて使うとケア効果がアップします。
美容オイルはスキンケアとしてだけではなく、ヘアケアやボディケアなど全身の保湿ができるアイテムです。手のひらで温めるなど、ちょっとした工夫をしながら使うことでより効果を実感できます。ただし、オイルは酸化しやすいため、保管方法に注意してください。乾燥が気になる季節には、美容オイルでしっかり保湿を心がけましょう。
2015年入社、スキンケアから最新メイク、美容医療まで情報収集が得意な元CAの美容マニア。趣味はワイン(ナチュール/クラシック両方)をたしなむこと。趣味が高じてワインエキスパート(日本ソムリエ協会認定)取得。ワインの中にハーブの香りを見つけるのが楽しみ。