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冷えなども原因の足のむくみ。もたっとした脚のラインを見てがっかりした経験を持つ人も多いはず・・・。今回は、そんな足のむくみを簡単にスッキリさせるマッサージ方法を、エステティシャンとしてゴッドハンドの異名を持ち、女優やモデルのファンも多い、瀬戸口めぐみさんに伺いました!
冬は足が蒸れやすく、雑菌の繁殖などによってニオイが発生しやすい季節です。気になる足のニオイは、適切なフットケアや履物のケアを行うことで予防できます。本記事では足のニオイの原因や対処法、精油を使ったニオイの予防法などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
冬場になると、足のニオイを強く感じたことはありませんか?冬は空気が乾燥している時期ですが、実は足のニオイが発生しやすい季節です。まずは、冬に足のニオイが強くなりやすい要因について解説していきます。
冬は、防寒やおしゃれでタイツや厚手の靴下、ブーツなど通気性の悪いものを履くため足が蒸れやすくなります。さらに、夏と比較すると冬は乾燥しやすいので、足の角質が厚くなりやすく、古い角質がたまることでニオイが発生するリスクを高めてしまうのです。特に電車に乗ると、足元の暖房によってニオイが増幅してしまうので注意が必要です。
冬場の足のニオイを気にしすぎることで、さらにニオイが強まる可能性もあります。精神性発汗といって、ニオイに対する不安や緊張から、汗をかいてしまうことがあるためです。足元のセルフケアやニオイの予防をしておくことは、精神的発汗の予防にもつながります。不安を取り除くためにも、毎日のフットケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
足が臭くなる根本的な原因は、主に3つあります。ここからは、足のニオイの原因を種類別にチェックしていきましょう。
足のニオイの原因として最も多いのは、雑菌の増殖です。汗をかく時、皮膚の常在菌は汗と皮脂の成分を分解しようと働きかけます。汗と皮脂の分解時に「イソ吉草酸(いそきちそうさん)」と呼ばれる成分が発生。これがニオイの元となっているのです。
足に「イソ吉草酸」が発生しやすい理由としては、足は汗をかきやすいこと、靴下や靴などの履物で高温多湿の状態が続くこと、また雑菌の餌となる垢や皮脂が多いことなどが考えられます。足は体の中でも雑菌にとって住みやすい環境と言えるパーツです。雑菌を繁殖させないためには、予防やフットケアが欠かせません。
ニオイの種類には、疲労臭と呼ばれるものもあります。疲労やストレスが蓄積すると、肝臓や腎臓の機能が低下。その結果、本来は尿として排出されるはずのアンモニアが血液に溜まり、全身を巡ります。血中のアンモニアが汗をかいた時に一緒に排出されることで、ニオイを発生させてしまうのです。特に立ち仕事などで血行が悪くなると、老廃物が溜まりやすく、むくんだり疲労臭が発生しやすいので注意しましょう。
多汗症、糖尿病、内臓疾患なども、ニオイが強くなりやすい原因の一つです。大量の汗をかく多汗症の場合は、汗によって雑菌が繁殖しやすい状態に。また、糖尿病や内臓疾患で免疫力が下がっていると、足の雑菌も繁殖しやすくなります。足のニオイは体のコンディションとも深く結びついているため、なかなか改善しない場合は疾患の可能性があるかもしれません。
足のニオイは、日々のケアで予防できます。ここからは、足のニオイを予防する方法を5つ紹介します。簡単に取り入れられるものばかりなので、ニオイが気になる人はぜひ試してみてくださいね。
ニオイの元となる雑菌の増殖を抑えるためには、履物を清潔に保つことが何より重要です。
靴下やタイツ、ストッキングは、コットンやシルク製などの通気性が良いものがおすすめ。抗菌・防臭効果があるものも効果的です。また、長時間外出する場合は替えを用意しておき、履き替えるのもニオイ予防になります。脱いだものを長時間放置していると雑菌が繁殖してしまうので、できるだけ早く洗濯するようにしましょう。
靴は、同じものを続けて履くと雑菌の増殖につながります。1日履いたら3日休ませるなど、靴を休ませると雑菌繁殖を防げます。それに加え、靴を収納する時は湿度に注目してください。なるべく乾燥した場所で保管し、靴箱の除湿・消臭グッズを一緒に置いておくと靴の嫌なニオイを予防できます。
その他、消臭・抗菌効果のあるスプレーやインソールを利用するのも有効です。インソールは定期的に交換すると雑菌が増殖しにくくなります。
履物と同様に、足も清潔に保つとニオイの発生リスクをさらに減らせます。爪垢は雑菌の餌になるため、短く切って垢が溜まりにくくしておくと良いでしょう。皮膚の古い角質も雑菌繁殖の元となるので、軽石やピーリング、パックなど、角質ケア用のアイテムでケアをします。
また、入浴時は足を丁寧に洗うことを意識してみてください。殺菌や消臭、消毒効果のある石鹸を使って手で洗っていきます。この時、爪や指の間などの細かい部分を洗い残さないよう注意が必要です。洗い終わったら石鹸をしっかりと洗い流し、足をよく乾かします。ルームシューズや靴下などは、足が完全に乾いてから履くのがポイントです。
足を洗う前に、足湯を行うのもおすすめです。洗面器などにお湯を張って、しばらく足を浸けるだけで汚れが浮き上がり、洗う際に汚れを落としやすくなります。足湯用の入浴剤や精油を使えばリラックス効果も高まり、一石二鳥です。
ミョウバンの殺菌・制汗作用は足にも効果的。ミョウバン水を自作してスプレーボトルに入れておき、清潔な足や靴に振りかけておくとニオイの予防になります。
<ミョウバン水の作り方>
完成したミョウバン水は、10倍に薄めてから使うと肌への刺激を抑えられます。
さまざまなシーンで使用できる精油は、足のニオイ予防にも効果が期待できます。ニオイ予防に使うのなら、殺菌や消臭、抗菌効果のある精油を選ぶと良いでしょう。以下は、足のニオイ対策に特におすすめの精油です。
<ティートリー>
抗ウイルス・抗菌・抗真菌作用が強い「テルピネン4オール」が豊富に含まれています。爽やかで清潔感のある香りも魅力的です。
<サイプレス>
ヒノキ科のサイプレスには、防臭効果があります。ウッディで、どこかスパイシーさを感じられる香りを楽しめます。
精油で足のニオイ予防をしながら、良い香りに包まれて心をリラックスさせてみてはいかがでしょうか。ここからは、精油を使った足のニオイ予防法を紹介していきます。
洗面器に40℃程度のお湯を張り、精油を1〜2滴加えて足湯を行います。殺菌や消臭効果が期待できるだけではなく、蒸気で香りが立ち昇り、リラックス効果がより高まります。
精油と重曹を使って、靴の消臭剤を手作りするのもおすすめ。
<材料>
<作り方>
重曹が飛び散らないよう、完成後はお茶パックをしっかりと閉じて使用します。2週間程度経つと香りが弱くなるので、精油を加えてみてください。
手作りのアロマスプレーも効果的です。
<材料>
<作り方>
手作りアロマスプレーは、2週間を目安に使い切るようにします。また、靴にスプレーする際は素材に注意が必要です。デリケートな素材はシミや変色が起こる恐れがあるため、使用前にしっかりと確認しておきましょう。
精油を混ぜたデオドラントパウダーは、足をサラサラに保ってくれるでしょう。
<材料>
<作り方>
アロマスプレーと同様に、2週間を目安に使い切るようにしてくださいね。
足の嫌なニオイを予防するには、清潔な状態を保つことが重要です。足のケアや履物のお手入れは、こまめに行うのがポイント。用途の幅が広い精油は、足のニオイ対策にも効果的です。足のケアを行って、ニオイを気にせず冬を快適に過ごしましょう。