1
目元美容液は、美容成分や栄養を目元に届けて乾燥やシワ、クマなどのトラブルに働きかけてくれるスキンケアアイテム。人に見られることが多い目元は、しっかりとエイジングケアをして若々しさを維持したいものです。目元美容液の選び方や使い方を実践すれば、きっと目元の悩みが改善されるでしょう。
老けて見えたり、疲れて見えたりする目元のクマ。これを解消するには、種類に合ったケアをすることが大切です。目元にクマができる理由や種類、見分け方、原因別の対処法からセルフマッサージの方法、メイク方法まで、目元のクマについて詳しく紹介します。
目次
年齢よりも老けた印象を与える目元のクマ。目元にできるクマとは何なのか、クマの種類や原因、見分け方を紹介します。正しい知識を得て、正しいケアへとつなげましょう。
目元のクマとは、目の下の皮膚が黒く変色して見える状態のこと。クマは、歌舞伎で血管や筋肉を大げさに表現する化粧方法の「隅取(くまどり)」が、名前の由来です。色素沈着や血行不良、加齢による肌のたるみなど、クマの原因はさまざま。クマがあると年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象を与えたりすることもあります。
目元にクマができる理由は大きく分けて2つあります。
<皮膚が薄い>
目の周りは皮膚が薄いので、下にある血管やメラニンの状態が表面に現れやすい場所。そのため、目元が青、黒や茶などにくすんで見えてしまうのです。
<乾燥しやすい>
目の周りは、汗や皮脂を排出する汗腺や皮脂腺が少ないため、うるおいを保つ力が弱く乾燥しやすい場所です。肌の乾燥はキメが乱れやすくなるため、小じわやたるみなどができ、クマとなってしまうこともあります。
目元のクマは、血流が悪くなり青黒く見える“青クマ”、色素沈着などで茶色くくすんで見える“茶クマ”、肌のハリが衰えて目の下にできたくぼみが影のように見える“黒クマ”の3種類に分類されます。クマは原因によって適切なケア方法が異なるため、自分のクマがどのタイプか見極めておきましょう。
ちなみに目元のクマは、目尻を優しく引っ張ることで見分けられます。目尻を引っ張った時に、皮膚だけが引っ張られてクマが動かなければ青クマ、皮膚と一緒にクマも引っ張られると茶クマ、クマが消えてしまうと黒クマである可能性が高いです。
間違ったケアを続けていると、クマが悪化する可能性もあるため注意が必要です。ここからは、クマの対処法を原因別に紹介します。
青クマの原因は、目の周りの血行不良です。目の周りは皮膚が薄いため、黒ずんだ血液が透けて見えて、目立ってしまうのです。目の周りの血行不調は、目の疲れや睡眠不足が原因とされ、冷え症や頭痛持ちの人に多く見られます。
<対処方法>
目の周りの血流を良くするために、「温める」「冷やす」を繰り返します。目元の血行不良だけではなく、眼精疲労にも効果的です。
茶クマの原因は紫外線や目の周りをこすってしまうなど、外的刺激による色素沈着です。目元を触る、または目をかく癖のある人はクマができやすいため注意しましょう。
<対処方法>
茶クマの対処法は、なによりも目元に刺激を与えないこと。アイメイクのクレンジングによる摩擦や、花粉症でかゆみを感じる時も、刺激を与えないように注意が必要です。
それに加えて1年を通した紫外線対策、美白化粧水やビタミンC誘導体が配合されたアイテムを使ったスキンケア、美白効果や抗酸化作用、コラーゲンの生成を促す効果のあるビタミンCを多く含む食品を積極的に摂ることも忘れずに。
黒クマを引き起こすのは皮膚のたるみ。加齢や紫外線、乾燥などによって肌のハリや弾力が失われることが主な原因です。目元の皮膚がたるむことで影ができ、目元が黒ずんで見えるのです。
<対処方法>
黒クマのケアでは、目の下の膨らみをなくし、肌の弾力やハリを取り戻すことがポイントです。目の周りの筋肉を使うエクササイズで鍛えましょう。
<エクササイズのやり方>
その他、たるみの原因となる乾燥を防ぐために、保湿効果の高いアイクリームの使用もおすすめです。
気になる目元のクマやたるみには、スキンケアとセルフマッサージが効果的。おすすめのスキンケア方法と、リンパや血液の流れを改善する簡単なセルフマッサージを紹介します。
目元のクマを改善するために、目元のエイジングケアを目的とした目元用美容液を使ってケアをしましょう。目元用美容液には、肌の水分と油分のバランスを整えるものや、血行不良に効果のあるものなど、悩みに応じた美容成分が含まれています。クマによって必要な成分が異なるため、自分のクマの種類に合った美容液を選ぶのがポイントです。
セルフマッサージの前に、リンパや血液を流れやすくするとマッサージの効果を高めてくれます。
<耳介リンパ節の流れを良くする>
ツボ押しの最後にマッサージを行うと、リンパが流れやすくなり効果的です。また、ホットタオルで目元を温めると血液が流れやすくなります。
<ホットタオルで温める>
スキンケアやマッサージを続けていても、すぐにクマが解消されるわけではありません。しかし、今すぐにでも消したいと思うシーンもあるでしょう。そんな時は、アイメイクでクマを消すのも一つの方法です。ここでは、クマの種類に合わせたアイメイクを紹介します。
クマはコンシーラーで隠す方法が一般的です。コンシーラーにはさまざまな種類がありますが、皮膚の薄い目の下には、のびが良く柔らかめのリキッドタイプやクリームタイプ、スティックタイプなどが適しています。また、シミやニキビ跡などのスポット的なところを隠すなら、ペンシルタイプが活躍するでしょう。
その他、クマの種類によってはハイライターを使う方法も検討してみてください。
青クマのカバーには、青紫を相殺するオレンジ系カラーや、ピンク系のコンシーラーがおすすめ。そうすることで、血色が良く見えます。目の下を数ミリ開けてコンシーラーをのせ、指を使って肌と一体化するようにぼかしましょう。
茶クマのカバーには、自分の肌と同じくらいのイエロー系コンシーラーを選んでみて。肌よりも明るい色を選んでしまうと、逆に浮いてしまいます。
また、茶クマの原因の大多数を占める色素沈着を防ぐため、UVカット成分が配合されたコンシーラーを使うのも良いでしょう。
黒クマの原因は、シワやたるみによる影。そのため、コンシーラーは光で粗を飛ばしてくれるパール感のあるものや、艶感のあるものを選ぶことが重要です。また、隠すよりもハイライターを使って光で飛ばし、目立たなくするのも良いでしょう。
美容成分が配合されたハイライターなら、すこやかな肌へと整える効果も期待できます。
デリケートな目元のために厳選した植物成分が、年齢のサインにまっすぐ働きかける目元専用の美容液。うるおいを保つ植物オイルを組み合わせ、目元にいきいきとしたハリを与えます。
軽やかで摩擦レスなテクスチャーが、デリケートな目元のマッサージにおすすめの「エンハンス オイル」。植物の力を凝縮した独自のインフューズドオイルを贅沢に配合。すみずみまで美容成分を巡らせ、ごわつき肌も驚くほど柔らかく。コットン&ホットタオルで目元パックすれば、疲れも一掃し、ハリとツヤのある目元に。
原因によって、対処の仕方が異なるクマ。そんなクマ解消の近道は、自分のクマの原因を見つけることです。アイメイクでカバーする方法を取り入れつつ、毎日のケアを続けて、明るい目元を手に入れましょう。