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田尻 友恵先生
ツヤがあり、みずみずしい透明感に満ちた肌をつくるには、血行不良や乾燥によるくすみを防ぐことが大切。適切なスキンケアやメイクを実践すれば、透明肌へと近づけます。肌がくすむ原因やスキンケアとメイクのポイント、おすすめのアイテムを紹介します。
目次
透明感のある肌とは、透き通るように白くツヤがあり、みずみずしさのある肌のこと。透明感のある肌は清潔感があり、明るく健康的な印象を与えます。
<透明感のある肌の特徴>
日々のスキンケアはもちろん、メイクでも透明感を演出できます。肌のくすみが気になる人、透明感がほしい人は、この後に紹介する内容を参考にしてみてください。
くすみは肌の透明感を失わせる一因です。まずは、肌のくすみを引き起こす原因について見ていきましょう。
血液の流れが滞ると、皮膚の薄い部分の青っぽい血管が透けて肌がくすんで見えてしまいます。また、血行不良や慢性的な冷えは、体のすみずみまで栄養が行き届かず、肌の不調にもつながります。下記のような症状が当てはまる人は、血行不良から肌のくすみを起こしているかもしれません。
<血行不良のサイン>
乾燥によって肌の水分が不足すると、ターンオーバーが乱れやすくなります。古い角質が剥がれ落ちずに蓄積されると肌のキメが失われ、くすんだ色に。角質が蓄積すると肌の透明感が失われるだけでなく、化粧ノリが悪くなる、ニキビや小ジワができるなど、他の肌トラブルを招くこともあります。
年齢を重ねると起こる、糖化(とうか)も肌がくすむ原因の一つです。糖化は、肌の真皮層にあるたんぱく質と、体内の余分な糖質が結合すること。糖化したたんぱく質は黄色く変わるため、肌のくすみにつながります。なお、糖化は老化現象のため誰にでも起こり得ます。特に炭水化物や甘いものを多く食べる人は注意が必要です。
透明感のある肌を叶えるには、適切なスキンケアがポイント。肌へ刺激を与えない、しっかりと保湿するなどのポイントを押さえて、透明肌を手に入れましょう。
肌がくすむ原因の一つは、汚れや古い角質が蓄積すること。クレンジングや洗顔で、肌の汚れや古い角質を落とすと透明感のある肌に近づけます。
朝は洗顔料を使わない人もいるかもしれませんが、肌は寝ている間も新陳代謝を行うため、起きた時は古い角質や皮脂がついた状態です。そのため夜だけでなく、朝も洗顔料を使って汚れを落としましょう。その日のメイクや、自分の肌に合ったクレンジングや洗顔料を選ぶのがポイントです。
うるおい不足による肌の乾燥はターンオーバーの乱れにつながるため、しっかり保湿することが重要です。クレンジングや洗顔で汚れを落とした後は、たっぷりの化粧水で水分補給しましょう。
その後は乳液やクリームなどの油分でフタをして、うるおいの蒸発を防ぎます。乾燥が気になる時は、ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを選ぶのもおすすめです。
肌をこすると刺激でダメージを与えるため、こすらないようにしましょう。クレンジングや洗顔はもちろん、タオルで顔を拭く時や化粧水をつける時、メイク時も肌をこすらないよう注意が必要です。
紫外線のダメージは、何年もたってからシミやシワなどになって表面化します。また、紫外線を浴びると肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れる原因にもなるため、紫外線対策は必須です。
紫外線は一年中降り注ぎ、室内にも入り込むため、外出はしなくても日焼け止めを塗ってケアしたいもの。日焼け止めを選ぶ際はSPFやPAの数値を意識する、ベースメイクアイテムに日焼け止め効果のあるものを選ぶなど、毎日しっかりと紫外線対策をしましょう。
透明感のある肌は、スキンケアだけでなくメイクでもつくれます。ここからは、透明肌をつくるメイクのポイントを紹介します。
透明感を出すためには、ファンデーションは薄づきに仕上げるのがポイントです。たっぷり重ね塗りすると透明感が失われやすいので要注意。ファンデーションは気になる部分に少しずつ、丁寧にのせていきます。しっかりとカバーしたい部分には、コンシーラーやコントロールカラーを併用すると良いでしょう。
コンシーラーを使って色むらを抑えると、肌の色味に統一感が出ます。シミ、クマ、毛穴、黒ずみなど、ファンデーションで隠し切れない部分にはコンシーラーを使いましょう。シミやソバカス、赤みにはカバー力の高いスティックタイプ、くすみや影のカバーには肌になじみやすいリキッドタイプがおすすめです。
コントロールカラーは肌の状態に合うものを使うと透明感を出しやすくなります。コントロールカラーと化粧下地の機能を兼ね備えた、トーンアップ下地で肌の色味を補正するのもおすすめです。
肌の状態 | コントロールカラーの色 |
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・肌が赤い ・くすんでいる
|
イエロー系 |
・頬の赤みが目立つ | グリーン系 |
・血色感が足りない | ピンク系 |
濃密な植物エッセンスを贅沢に配合したメゾンレクシアのスキンケアアイテムから、おすすめのアイテムを紹介します。
2024年2月1日(木)、植物研究を究めるメゾンレクシアからブライトニング※1美容液が数量限定で新登場。厳選した40種類の天然由来成分が、くすみ※2やキメの乱れ※2といった肌曇りの原因にアプローチします。【ご好評につきオンライン完売・直営店はお問合せください】
肌本来の働きを補う美容成分を豊富に配合。うるおい・キメ・肌の柔らかさといった、素肌の土台※3 をすこやかに整えることで湧き上がる透明感※4をもたらします。
※1 うるおいを与えることによる
※2 乾燥による
※3 肌の角層のこと
※4 うるおいを与えることによる肌印象
3種の天然クレイを含んだクリームが、洗顔では落としきれない毛穴の詰まりやくすみ※1、ごわつきをすっきりとオフし、柔らかで透明感※2のある肌へ整えるクレイパック。ヤチヤナギエキスやタイムエキスなど、濃密な植物エキスの力で、使うたびに肌の透明感※2を高めます。ユーカリやラベンダーなど、肌も心もほぐすハーバルフローラルの爽やかな香り。
※1.汚れや古い角質による ※2.うるおいを与えることによる肌印象
うるおいを与える植物エキスを配合。メイクをしている間中、ヒアルロン酸でコーティングした微粒子のパウダーが肌にうるおいを与え、透明感のあるつややかな肌をキープします。カラーはなめらかで透明感のある「ナチュラル」と、より上質なツヤ感を与える「グロー」の2種類です。
植物と発酵の力をかけ合わせた、メゾンレクシア独自開発のパワフルな美容成分・VEGAL[ベガル®]*を高配合したデイクリーム。乾燥による過剰な皮脂の分泌を抑えながら、日中の紫外線から肌を守ります。ベースメイクの前に使うとメイク仕立ての美しさをキープでき、透明感のある肌印象に近づけます。
*整肌保湿成分 ※角層まで
透明感のある肌に近づけるには、乾燥を防いで長時間うるおいを保つことが大切です。まずは、毎日のスキンケアでベースとなる素肌を整えましょう。その上で、コンシーラーやファンデーションなどを使ったメイクで肌悩みをカバーして、透明肌を手に入れてください。
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2012年に北里大学を卒業後、東京医科歯科大学や慈恵医科大学、都内総合病院、都内クリニックで皮膚科、一般内科、アレルギー科、ペインクリニック科、美容皮膚科いずれの分野でも研鑽を積む。 医療に従事する傍ら、医療記事監修や化粧品の監修も多数行う。 現在は錦糸町皮膚科内科クリニックを開院し院長として活躍中。