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監修者:日本化粧品検定特級・コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
「水光肌(すいこうはだ)」とは韓国発祥の美容トレンドで、内側から輝くような透明感のあるみずみずしい肌を指します。この記事では、スキンケア・ベースメイク・ポイントメイク別の水光肌の作り方を解説。併せて、水光肌作りにおすすめのアイテムも紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定特級・コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
韓国の美容業界で話題の水光肌。読み方は「すいこうはだ」で、内側から輝くような透明感とうるおいに満ちた、みずみずしい肌を指します。水光肌の自然な光沢感はテカリとは異なり、ナチュラルで清潔感のある美肌を演出してくれます。
水光肌を作るにはスキンケアでうるおいをしっかりと与え、土台となる肌を美しく保つことが重要です。まずはスキンケアによる水光肌の作り方と、各アイテムの選び方について紹介します。
透明感のある水光肌に仕上げるには、クレンジングと洗顔でメイクや肌の汚れを落とし、くすみを防ぐことが大切です。さらに、週に数回の角質ケアをプラスすると、古い角質や毛穴の汚れも除去しやすくなります。その際、肌に摩擦を与えると刺激となるため、クレンジングはやさしい力で、洗顔は泡をたっぷり作って行うのがポイントです。
クレンジングは、肌に負担をかけたくない時はミルクやクリーム、濃いメイクをしっかり落としたい時はオイルクレンジングなど、肌やメイクの状態に合わせて選びましょう。洗顔料も、乾燥肌や敏感肌の場合は洗浄力がマイルドなものなど、肌タイプを考慮して選ぶのがおすすめです。
水光肌に欠かせないうるおいを保つためにも、化粧水でしっかりと水分を与えましょう。洗顔後の肌は乾燥しやすいため、すばやく保湿するのがポイントです。化粧水は惜しみなくたっぷりと使い、最後にハンドプレスで肌になじませてください。
化粧水は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものがおすすめです。さらに美容液や保湿パックをプラスすれば、肌にたっぷりとうるおいを与えられます。
化粧水でたっぷりとうるおいを与えたら、乳液やクリームなどの油分でフタをして、うるおいを閉じ込めます。皮脂の多い脂性肌の人は、油分が気になって乳液やクリームを省くこともあるかもしれません。しかし乳液やクリームは水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つために必要なステップです。
油分が気になる人は使い心地がさっぱりしたタイプ、乾燥しがちな人はリッチなタイプなど、自分の肌に合ったアイテムを選びましょう。目元の乾燥はシワやたるみの原因となるため、乾燥が気になる人はアイクリームをプラスした入念なケアを。
また、スキンケア後すぐにメイクをするとヨレの原因となるため、スキンケアが肌になじむ3~5分後にベースメイクをするのがおすすめです。
スキンケアで肌にうるおいをしっかりと与えたら、ベースメイクでうるツヤ肌に仕上げましょう。ここからは、うるツヤの水光肌を作るためのベースメイク、アイテムの選び方について紹介します。
肌をトーンアップさせてくれるコントロールカラー系の化粧下地を塗ると、内側から輝くような肌に仕上がります。明るく血色良くみせるにはピンク系、赤みのある頬を隠すにはグリーン系、肌に透明感を出すにはパープル系など、なりたい肌や悩みに合わせて選びましょう。保湿成分が豊富に含まれた化粧下地を選ぶと、みずみずしくうるおいのある肌に仕上がります。
その他、ツヤ感のある化粧下地を眉間や目の下、まぶたにのせる、皮脂テカリ防止の化粧下地をTゾーンにのせるなど、パーツによって下地を使い分けるのもおすすめです。
みずみずしい肌に仕上がるように、リキッドファンデーションやクッションファンデーションを選ぶのがおすすめです。水分と油分のバランスが良いため、自然なツヤ感を出しやすくなります。
また、水光肌の透明感を出すためには、厚塗りしすぎないのがポイント。シミやくすみをカバーしたい場合は、コンシーラーを使います。
韓国では、ファンデーションと混ぜて使えるボリューマーと呼ばれるコスメが人気です。ボリューマーはツヤ感をプラスする目的で使用するアイテムのため、代わりにパール配合の下地を取り入れるのも良いでしょう。
ハイライトをプラスすれば、シミやくすみといった肌のアラをカバーしながら、ツヤツヤの水光肌に仕上げられます。クリームタイプやスティックタイプのハイライトを選ぶと、粉っぽさのないみずみずしい肌に。ハイライトはTゾーンや鼻先、目の下、唇の山、あごの先など、光が当たる場所や高い所にのせて使いましょう。
みずみずしさが特徴の水光肌作りでは、フェイスパウダーを使用しないのが基本と言われています。しかし、パウダー自体にうるおい効果のあるものを選べば、化粧崩れを防ぎながらみずみずしい水光肌に仕上げられます。パウダーを使う場合は、うるおいコーティングがされているものや、保湿効果のあるものがおすすめです。
ただし、フェイスパウダーをパフでのせるとマットに仕上がりやすい点には注意が必要です。大きめのブラシを使い、テカリやすいTゾーンなどを中心にふんわりとのせましょう。
みずみずしさや透明感を意識したポイントメイクを行うと、より水光肌に近づけます。40代・50代の大人世代でも、簡単に水光肌を作れるポイントメイクについて紹介します。
韓国の水光肌はチークレスが一般的ですが、適度な血色感を出したい人はクリームタイプやウォータータイプなど、みずみずしさを出せるチークの使用がおすすめです。
使用する際はチークを少量手に取り、頬の一番高い位置に置いてから、トントンと指で広げていきます。難しい場合は、スポンジを使うとつけすぎを防ぐことができます。控えめにのせることで、ほんのりと自然な血色感を出せるでしょう。
チークの選び方や使い方の詳細は、以下の記事で詳しく紹介しています。
アイメイクも肌に合わせて、うるおいのある質感や抜け感が出せるアイテムを選びましょう。アイシャドウは濃い色やマットなものではなく、大きめのラメが入ったタイプや濡れ感のあるツヤタイプ、シアータイプなどがおすすめです。目元の印象をもう少し強めたい場合には、アイラインをしっかり入れてバランスをとると良いでしょう。
リップも透明感やツヤ感を意識してみましょう。ナチュラル感を出すなら肌なじみの良いピンクやオレンジ系のグロス、セクシーな印象に仕上げるならラメやパールなどで透明感のあるタイプや、オイルが配合されたしっとりタイプがおすすめです。マットなリップの場合は、グロスを重ねてツヤ感を意識してみましょう。
水光肌を叶えるには、肌に上質なうるおいを与えてしっかりキープすることが大切です。メゾンレクシアにはみずみずしい植物の力で、肌のうるおい力を高めてくれるアイテムが揃っています。最後に、水光肌作りにおすすめのアイテムを紹介します。
「酵母発酵エキスVEGAL®*」に加え、Wヒアルロン酸※を始めとする11種類の保湿成分を配合した化粧水です。肌本来のうるおい貯水力を補い、ふっくらとした肌に導きます。内側から輝く、つややかな水光肌を作るスキンケアアイテムとしておすすめです。
*整肌保湿成分
※加水分解ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸Na(保湿成分)
肌のうるおい貯水力を補う「酵母発酵エキスVEGAL®*」を高配合したアルケミーのデイクリーム。みずみずしいテクスチャーで、しっとりとうるおいながら日中の紫外線をしっかりブロック。肌を整えてメイクアップアイテムとの密着を高めてくれるため、忙しい朝の水光肌作りにぴったりです。
*整肌保湿成分
キキョウ根エキスやアロエベラ葉エキスなど、うるおい成分を配合したフェイスパウダーです。ヒアルロン酸でコーティングした微粒子パウダーがしっとりと肌を保湿しながら、透明感のあるつややかな肌に仕上げます。スキンケアで水光肌を叶えた肌に、うるおいパウダーがさらなる上質なツヤをプラス。水光肌の仕上げにはグロータイプがおすすめです。
トレンドの水光肌を作るには、うるおいを蓄えてキープすることが重要です。そのためにはスキンケアはもちろん、メイクも保湿やみずみずしさを意識することがポイント。今回紹介したスキンケアやベースメイク、ポイントメイクの方法を参考に、水光肌にチャレンジしてみませんか。
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編集者・美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。