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30代の頃は気にならなかった肌の「乾燥」「くすみ」「シワ」。お肌のお手入れは毎日しっかり行っているのにいまいち効果を感じられない。そんなお肌のケアをあきらめかけている方におすすめしたい【オイル美容液】についてご紹介します。
マカデミアナッツオイルは、さまざまな健康効果のあるパルミトレイン酸の含有量が多く、8割を一価不飽和脂肪酸が占めるオイルです。マカデミアナッツオイルの特徴や成分、肌や健康への効能・効果、美容に関する使い方、注意点を紹介します。
目次
食用としてだけでなく、肌や髪のケアアイテムとしても効果が期待されているマカデミアナッツオイル。まずは、マカデミアナッツオイルの特徴や成分などを詳しく紹介します。
マカデミアナッツから摂れた良質なオイルは、“マカデミアナッツオイル”や“マカデミアオイル”などと呼ばれています。実の約75パーセントが油脂のマカデミアナッツから摂れるオイルは、ナッツ特有の香りとあっさりとした味わいが特徴です。
およそ8割を一価不飽和脂肪酸が占め、特にオメガ7のパルミトレイン酸が多く含まれているため、悪玉コレステロールを減らし、血管を健康に保つ効果が期待できます。
オレイン酸 | ・血液中の悪玉コレステロールだけを減らす
・動脈硬化、心臓病、高血圧の予防
・胃酸過多、胃潰瘍の予防
・便秘の予防・解消
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パルミトレイン酸 | ・高血糖、糖尿病の予防
・高血圧、脳卒中の予防
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リノレン酸 | ・アレルギー原因物質を抑える
・血圧を下げる
・生活習慣病の予防
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フィトケミカル
(ファイトケミカル)
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・抗酸化作用が高い |
ビタミンE | ・抗酸化作用が高い
・オイルの酸化を遅くする
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肌に塗ったり食用としたり、さまざまな使い方ができるマカデミアナッツオイルは、美容や健康に良い効果を与えてくれます。ここでは、マカデミアナッツオイルの効能・効果について紹介します。
マカデミアナッツオイルには、抗酸化作用が高いビタミンEや、肌にうるおいを与えるオレイン酸、肌の再生に役立つパルミトレイン酸、胃腸の調子を整えるオレイン酸が含まれています。それらの成分のおかげで、マカデミアナッツオイルには乾燥・シワ・肌荒れ予防といった美肌効果や、 便秘・生活習慣病予防、冷え改善といった健康効果が期待できます。
マカデミアナッツオイルには人の皮脂にも含まれ、保湿作用に優れるオレイン酸が約60%含まれています。肌にうるおいを与えることで水分の蒸発を防ぎ、乾燥やシワ対策に力を発揮します。また、「若さの脂肪酸」と呼ばれ、肌の再生に役立つパルミトレイン酸もたっぷり含まれているため、肌にハリやツヤをもたらしてくれるでしょう。
浸透※力が高く、肌なじみが良いのも特徴です。塗布した際にベタつかず、柔らかくなめらかな肌に。さらに、マカデミアナッツオイルは炎症を抑える作用も期待できるため、あかぎれやひび割れ、肌荒れなどの肌トラブルにもアプローチできます。酸化にも強いため、紫外線から肌を守る日焼け止めとしても使えます。
※角層まで
マカデミアナッツオイルに含まれるパルミトレイン酸には、悪玉コレステロールを減らし、血糖値を下げる効果があるとされます。そのため、食用として取り入れると、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防につながるでしょう。
また、パルミトレイン酸は、血管に浸透できる脂肪酸。血管が丈夫になり、脳卒中や心臓病の予防効果も期待できます。
その他、マカデミアナッツオイルには弱った胃腸を整えてくれるオレイン酸も含まれているため、胃潰瘍や胃の不調の改善、便秘解消によるデトックス効果が期待できるのも魅力です。血液をサラサラにする働きもあるため、血行が改善されて冷えの改善や対策にも役立ちます。
ナッツの香りが特徴のマカデミアナッツオイル。肌や髪に使うことで、嬉しい効果を実感できます。その他に食用として取り入れることも可能です。ここでは、マカデミアナッツオイルのさまざまな使い方を見ていきましょう。
マカデミアナッツオイルは皮脂に近い成分でできているため、肌なじみが良いのが特徴です。クレンジングの際に使うと、残ったメイク汚れや皮脂汚れをきれいに落としてくれるだけでなく、毛穴の皮脂詰まりの改善にも役立ちます。とはいえ、マカデミアナッツオイルで濃いメイクを落とすのは難しいため、普段のクレンジングにプラスして使うのがおすすめです。
使い方は簡単です。マカデミアナッツオイルを顔全体になじませたら、力を入れすぎないように10分ほどかけてゆっくりとマッサージしてください。32度程度のぬるま湯で洗い流すと古い角栓や汚れが取れて、しっとりとした肌に仕上がります。
マカデミアナッツオイルは、ブースターオイルとしても活躍します。洗顔後に使用することで、乾燥から肌を守りながら柔らかく整えてくれます。次に使う化粧水や美容液の浸透※力をアップさせる効果が期待できるので、しっとりとした肌を手に入れられるでしょう。
※角層まで
マカデミアナッツオイルに含まれているパルミトオレイン酸には、肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。すっと肌になじみ、水分の蒸発を防いでくれるため、スキンケアの最後にクリームの代わりとして使用するのもおすすめです。また、寝る前に使うと就寝中に肌が乾燥するのを防いでくれます。
マカデミアナッツオイルは乾燥に強いため、リップクリームの代用としてもおすすめです。特に唇が乾燥しがちな冬は、パックとして使うとプルプルの唇に。
リップケアをする際は、唇にたっぷりとマカデミアナッツオイルを塗り、上からラップで覆って3分ほどパックします。上からホットタオルをのせると効果的ですよ。
マカデミアナッツオイルと好きな精油を混ぜることで、自家製ボディオイルも作れます。全身はもちろん、肘や膝、かかとなどの部分的なケアにもおすすめ。さらに、角質などで硬くなったかかとには、オイルを塗ってからラップで包んで温める、またはボディオイルとバスソルトを混ぜて、スクラブとして角質ケアをすると効果的です。
マカデミアナッツオイルは髪質を選ばず浸透します。髪に使うことで、栄養やうるおい、ハリ、コシ、ツヤを与えてくれるでしょう。また、髪の内側から揉み込むようになじませるなど、スタイリング剤としての使い方も。ヘアアイロンやコテの仕上げに毛先へなじませると、パサつきを抑えて髪のツヤを出してくれます。
その他、頭皮のエイジングケアを目的とした使い方もあります。乾いた状態の頭皮にマカデミアナッツオイルを数滴垂らし、地肌をマッサージしてみてください。その状態で湯船に入り、蒸らしてから最後にシャンプーをしましょう。こうすることで、余分な皮脂が落ちて頭皮がサッパリしますよ。
マカデミアナッツオイルを料理に使うことで、血管を丈夫にする、脳卒中や心臓病、高血圧、動脈硬化などの予防といった健康効果が期待できます。加熱しても劣化や酸化しにくいため、オリーブオイルの代わりとして使えます。
また、ココナッツオイルのようにサラダにそのままかけたり、パンにつけたり、コーヒーに入れたりするのもおすすめです。
酸化しにくく、健康に良い効果があると言われているマカデミアナッツオイルですが、使用する際はいくつか注意すべきポイントがあります。今回は、アレルギーと食用オイルに関する注意点を詳しく紹介します。
マカデミアナッツオイルは肌への浸透性※が高いため、化粧品やマッサージオイルなどの使用でもアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。そのため、ナッツアレルギーの人は他のオイルを使用した方が安心です。アトピーやアレルギー体質の人も、肌が敏感になっていると湿疹やかゆみが出る可能性があるため注意しましょう。
※角層まで
食用オイルは、フィトケミカルや脂溶性ビタミンなどの栄養素を残すために、最小限の精製しかされていません。皮膚からフィトケミカルを摂取すると、アレルギー反応を引き起こす可能性が高くなるため、食用オイルはマッサージに使用しないでください。
また、食用オイルは皮膚から吸収されにくいため、酸化してオイル焼けを起こすことも。マッサージには、美容グレードの高いオイルを選ぶようにしましょう。
マカデミアナッツオイルをはじめ厳選した濃密なオイルやエキスを、贅沢に配合したナイトクリーム。眠っている間に美容成分が角層にじっくり浸透し、指を跳ね返すような弾力を。すこやかなターンオーバーをサポートし、肌本来の美しさを引き出します。
ローズヒップ油やクロフサスグリ種子油といった植物オイルが、みずみずしく、色ツヤの美しいふっくらとした唇に整えます。なめらかなつけ心地で、口紅の下地としてもご使用いただけます。
肌に浸透※しやすく、保湿効果やデトックス効果にも優れたマカデミアナッツオイル。食用としてだけでなく、ぜひ美容にも取り入れてみてはいかがでしょうか。マカデミアナッツオイルでスキンケアやボディマッサージを行い、うるおいのある肌を手に入れてくださいね。
※角層まで
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