【皮膚科医監修】眉間のシワ、諦めないで!原因&解消マッサージ方法

【皮膚科医監修】眉間のシワ、諦めないで!原因&解消マッサージ方法

BEAUTY

Feb 15, 2023

ふと鏡を見た時に、眉間のシワを発見して落ち込んだ経験を持つ人も多いのでは?眉間のシワの原因は、表情のクセや肌のたるみ、乾燥によることが多いものです。眉間のシワが気になった時は、眉間の周りの筋肉を伸ばす簡単なセルフマッサージやメイク方法で対策を。眉間のシワができる原因や対策、予防方法を紹介します。

目次

  1. 眉間のシワができる原因
    1. 日常の表情のクセ
    2. 肌のたるみ
    3. 肌の乾燥
  2. 眉間のシワを伸ばすセルフマッサージ法
    1. 鼻根筋(びこんきん)を伸ばすマッサージ
    2. 皺眉筋(しゅうびきん)を伸ばすマッサージ
    3. 【クレンジング】ついでにマッサージができるアイテム
    4. マッサージをしながら、ごわつきケアが叶う【美容オイル】
  3. 眉間のシワをカバーするメイクテクニック
    1. 光の力で眉間のシワをごまかす
    2. 左右の眉を離して眉間のシワを目立たなくする
  4. 眉間のシワから解放されたい!効果的な予防方法
    1. 表情のクセを直す
    2. パソコン・スマートフォンの長時間使用を控える
    3. 肌の弾力を取り戻す
    4. 保湿力の高いスキンケアアイテムを使う
    5. 紫外線対策を徹底する
  5. 眉間のシワの原因を知り、適切な対策や予防で改善しよう

PROFILE

鈴木稚子先生

1994年東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学皮膚科学教室国立大蔵病院皮膚科臨床研究部を経て、2000年用賀ヒルサイドクリニック院長。2017年六本木スキンクリニックを開院。美肌の予防医療を専門とし、現代女性たちの肌悩みを解消するアドバイス・指導などを行う。

鈴木稚子先生

眉間のシワができる原因

鏡を見る女性

眉間にシワができる原因はさまざまなものが考えられます。主な原因にあたる、日常の表情のクセや肌のたるみ、乾燥について解説します。

日常の表情のクセ

眉間は顔の中でも、特に筋肉や脂肪が少ない部分です。弾力性が低く、一度皮膚にクセがついてしまうと元に戻りにくい部分でもあるため、眉間にシワを作るクセを習慣化しないことが大切です。

例えば、遠くの物や小さな文字を見る時に目を細めている人は、自然と眉間にシワができています。また、パソコンやスマートフォンを長時間使用すると目が疲れ、無意識に目を細めてしまい眉間にシワができることも。その他、ストレスを感じると眉間に力が入ってしまうこともあります。

肌のたるみ

加齢や紫外線ダメージによる肌のたるみも、眉間のシワを作る原因の一つです。肌の弾力を保っているエラスチンやコラーゲンは、加齢や紫外線ダメージによって減少します。これらが不足すれば肌のハリが失われ、シワができやすい状態に。そこへ表情のクセが日常的に繰り返されることで、眉間に深いシワができてしまいます。

肌の乾燥

眉間はとても乾燥しやすい部分です。肌の乾燥は角質層を硬くし、肌の弾力性を失わせてシワを誘発します。眉間はスキンケア時に見落とされがちなので、特に乾燥しやすい部分とも言えるでしょう。

眉間のシワを伸ばすセルフマッサージ法

眉間に触れる女性

眉間は皮膚のクセが残りやすい部分。シワのクセがついたら、すぐに伸ばして元に戻すことが大切です。簡単にできるセルフマッサージで眉間のシワを改善しましょう。

鼻根筋(びこんきん)を伸ばすマッサージ

鼻根筋が描かれた女性

眉間のシワに関係する筋肉は主に2つ。鼻根筋(びこんきん)と皺眉筋(しゅうびきん)です。鼻根筋は、眉間にできる横ジワの原因になる筋肉です。まずは鼻根筋を伸ばすマッサージ方法から紹介します。

【やり方】

  1. 左手の中指と人差し指で額の皮膚を引き上げる
  2. 右手の中指を鼻の付け根部分に置き、左右にスライドさせるようにしてほぐす
  3. 10回ほど繰り返す
  4. 右手の中指を当てる位置をずらしつつ、眉頭や眉間も同じように左右にスライドさせながらほぐしていく

※指をスライドさせる際は、縦ジワを横に伸ばすようなイメージでマッサージを行いましょう

皺眉筋(しゅうびきん)を伸ばすマッサージ

皺眉筋が描かれた女性

皺眉筋は眉毛をひそめ、眉間へシワを寄せる動作時に動く筋肉です。眉の上にある皺眉筋が凝り固まっていると眉間の縦ジワの原因になります。続いては皺眉筋をほぐすマッサージ方法を紹介します。

【やり方】

  1. 目を閉じ、右手の人差し指と親指で眉頭部分の皺眉筋を挟む
  2. 皺眉筋を挟んだまま、上下左右に10回ずつ動かす
  3. さらに円を描くように10回動かす
  4. 挟む部分を右眉の真ん中、眉尻と移動し、それぞれ2と3を行う
  5. 左眉も同様に行う

【クレンジング】ついでにマッサージができるアイテム

マッサージをする際は、肌と手の摩擦で刺激を与えないために、マッサージクリームなどを使用しましょう。メイクを落とすついでにマッサージできるアイテムなら、気軽にマッサージを習慣にできます。

オラクル メイクアップ リムーバー ミルク
[メイク落とし]
オラクル メイクアップ リムーバー ミルク
5,500円(税込)、150mL

濃密な植物エキスやオイルをたっぷり配合した、美容液のようなミルククレンジング。肌なじみと伸びが良いテクスチャーで適度な"止まり感"もあるため、メイクを落とすクレンジングのついでにマッサージができます。オレンジやラベンダーの爽やかな香りが癒しのリラックスタイムへ誘います。

マッサージをしながら、ごわつきケアが叶う【美容オイル】

すべりが良く、肌を柔らかくほぐしてくれる美容オイルもマッサージにおすすめです。

エンハンス オイル
[美容オイル]
エンハンス オイル
7,150円(税込)、30mL

植物の力を凝縮した、独自のインフューズドオイルを贅沢に配合した美容オイル。肌なじみの良いオイルがすみずみに浸透しながら、乾燥やごわつきを柔らかくほぐし、ハリとツヤのある肌へ整えます。

さらっとした軽やかなテクスチャーで、マッサージオイルとしても活躍。優しいフローラル調の香りに包まれながら、リラックスできるスキンケアタイムが過ごせます。
※角層まで

眉間のシワをカバーするメイクテクニック

眉メイクをする女性

眉間のシワはマッサージなどの対策が有効ですが、今すぐどうにかしたい時もありますよね。そんな時は、メイクを工夫することでカバー可能です。眉間のシワをカバーするコツは、コンシーラーなどを塗りすぎないこと。メイクでシワを隠すのではなく、目立たなくするイメージで行うと良いでしょう。眉間のシワをカバーするメイクテクニックを紹介します。

光の力で眉間のシワをごまかす

眉間のシワはコンシーラーやコントロールカラーを用いて、光の力で目立たなくしましょう。使用するのは、肌よりワントーン明るいカラーのコンシーラー、または明るいベージュやピンクのコントロールカラーで、パール入りのものを選びます。

【やり方】

  1. リキッドファンデーションを顔全体に伸ばす
  2. 眉間のシワを指で開き、溝に密着させるイメージでコンシーラーやコントロールカラーを塗る
  3. コンシーラーを塗った部分の周囲をスポンジで肌になじませる
  4. 顔全体をティッシュオフしてパウダーをはたく
  5. ハイライトパウダーをTゾーンに入れる

左右の眉を離して眉間のシワを目立たなくする

眉を描く時に、いつもより少し離すとシワが目立たなくなります。目頭の真上に眉頭を持ってくるようなイメージで極力薄く描きます。顔の真ん中に力がこもった表情に見られないように意識するのがポイントです。眉毛を描いた後は必ず専用のブラシでぼかしてください。

眉間のシワから解放されたい!効果的な予防方法

顔に触れる女性

日常的な表情のクセや肌の乾燥、たるみなど、さまざまな原因が積み重なって深く刻まれる眉間のシワ。皮膚にクセがつきやすい部分だからこそ、シワができるのを防ぐ必要があります。眉間のシワに効果的な対策や予防方法を紹介します。

表情のクセを直す

眉間のシワの主な原因と言われる表情のクセ。怒っている時や困っている時、ストレスを感じている時、目が疲れている時などは自然と眉間にシワができやすいものです。できるだけ負の感情は長時間顔に出さないよう気をつける、なるべくリラックスした状態を心がけるなど、眉間のシワができやすいタイミングを意識して、その表情をしないようにしましょう。

また、ストレスがあると睡眠中に表情が険しくなってしまうことがあります。寝る前にアロマテラピーや香りの良いスキンケアでリラックスするのもおすすめです。

パソコン・スマートフォンの長時間使用を控える

パソコンやスマートフォンを長時間使用すると目が疲れ、無意識に眉をひそめてしまうこともあります。画面を見る際に眉をひそめる行為が習慣化されると、眉間に深いシワが刻まれてしまうことに。眉間のシワを予防するため、パソコンやスマートフォンの長時間の使用は避けましょう。また、使う際は適度な休憩を意識してください。

肌の弾力を取り戻す

加齢による眉間のシワは肌の弾力を取り戻すことが大切です。不足したコラーゲンを意識的に摂取するようにしましょう。サプリメント、コラーゲンを多く含んだ手羽先や軟骨などを食事に取り入れるのも良いですね。

肌のハリを取り戻す対策については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

保湿力の高いスキンケアアイテムを使う

眉間は目尻や口周りと同じように乾燥しやすい部分です。乾燥による小ジワが眉間部分にできてしまうと、目立つだけではなく顔の印象にマイナスの影響が及ぶことも。保湿力の高い美容液やクリームをしっかり塗って、不足しているうるおいを補います。おすすめはセラミドやヒアルロン酸など、保湿効果の高い成分が含まれたアイテムです。化粧水をたっぷりと浸み込ませたコットンでパックをするのも良いでしょう。

紫外線対策を徹底する

「光老化」という言葉もある通り、紫外線は肌の大敵です。これは眉間のシワにも大きな影響を及ぼします。特に「紫外線UVA波」は、肌細胞に深いダメージを与えます。肌の弾力の元であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生成する線維芽細胞(せんいがさいぼう)が傷つき、ハリが失われることでシワができてしまいます。

紫外線は1年中降り注いでいますので、紫外線対策は季節に関係なく毎日行うことが大切です。外出する場合は帽子や日傘を用いる、日焼け止めは必ず使うなど、肌を守るために紫外線対策を徹底しましょう。

眉間のシワの原因を知り、適切な対策や予防で改善しよう

相手に良い印象を与えるとは言い難い眉間のシワ。改善の近道はシワになりやすい表情をしないこと、普段からクセがつかないように対策することです。原因や適切な対策、予防方法を知った上でケアをして、気になる眉間のシワを改善していきましょう。