ヨギーニがエイジレスなのはなぜ?強くしなやかな美を叶える10の習慣

ヨギーニがエイジレスなのはなぜ?強くしなやかな美を叶える10の習慣

HEALTH

Jan 18, 2021

メディアやSNS、普段通うヨガ教室で見かけるヨギーニ(ヨガを行う女性の意)は、常に若々しく感じられます。なぜ彼女たちはエイジレスでしなやかな美を身に着けているのでしょうか。 そこで、今回はヨガティーチャーの梅澤友里香さんにお話を伺いました。彼女の考えと習慣から美しさの秘訣を探ります。

目次

  1. 梅澤友里香さんプロフィール
  2. なぜヨギーニはいつまでも美しい?
  3. 美と健康を叶える10の習慣
    1. ①野菜中心&無添加志向の【食生活】
    2. ②【睡眠】は「火」の時間に
    3. ③【スキンケア】は肌にも地球にも優しく
    4. ④瞑想としての【歩く】習慣
    5. ⑤シンプルな生き方を貫く【思考】
    6. ⑥【人】を大切にする日々過ごす
    7. ⑦どんなときも【笑顔】でいる
    8. ⑧イン&アウトプットのバランスを【SNS】で取る
    9. ⑨世間にあふれる【情報】に惑わされない
    10. ⑩日々【ヨガ】を通じて生きる
  4. 初心者でもOK!家庭で出来る効能別ヨガ
    1. 身体のむくみを取る【アンジャネーヤーサナ(三日月のポーズ)】
    2. 肩こりや頭痛を解消する【シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)】
    3. 冷え改善に!【パリヴィリッタウッカターサナ(ねじった椅子のポーズ)】
  5. 強く、しなやかに――女性の美しさを引き出す「メゾンレクシア」

梅澤友里香さんプロフィール

ヨガティーチャー・ウェルネスライフアドバイザー・モデル。1000人規模のイベントにてヨガ講師を務める他、ヨガと食と美に関してのトータルライフにも力を入れ「笑顔とHAPPY」をつくるライフスタイルを提案。さまざまなメディアで幅広く活動を行っている。オフィシャルサイト

なぜヨギーニはいつまでも美しい?

ヨガとはサンスクリット語で「つなぐ」という意味を持ち、古代インドで生まれた、精神を統一し、心の動きを止め、人生の究極の目標とされる『輪廻(りんね)からの解脱』に至る宗教的手法がヨガの大本になっています。現代のヨガは宗教的なものから離れた「エクササイズ」としての要素を持っていますが、自分自身の心と身体を鍛えるという意味では古来からのヨガの伝統を紡いでいるといっていいでしょう。
ところで、ヨギーニには美しい人、ゆとりのある健やかな人が多く存在しますが、美しい理由はどこにあるのでしょうか?

レッスン中も笑顔を絶やさない梅澤さん

「ヨギーニは、身体と心に向き合うことを大切にしています。自分らしさに無理せず向き合うからこそ、その人らしい美しさが内面からにじみ出てくるのではないでしょうか。ヨガを学ぶことで、何が自分にとって本当に必要なのか、いらないものはなんなのか、そうしたことが理解でき生活が大きく変わります。
食生活なども改善されるので、特に美しくあろうと意識をしているわけではないのですが、自然ときれいになるのではないでしょうか」

美と健康を叶える10の習慣

ヨギーニである梅澤さんが、日々の暮らしの中で実践している10の習慣とは?

①野菜中心&無添加志向の【食生活】

外食のときはベジタリアンバインミーをチョイス

「私は体質的に胃腸が弱く、幼いころから肉類を食べるたびに具合が悪くなっていました。ヨガと出会い、ごく当たり前に“ベジタリアン”な食生活を送る人たちがいることを知り『こういう生き方もあるのだ』と納得。
そこからベジタリアンになり、タンパク質は豆類で摂る生活を続けています。また添加物などにも注意を払い、できるだけピュアなもの、身体に合うものを摂取するよう心掛けています」

朝食は旬の野菜と果物を使ったスムージー

「もしも私と同様に、肉類を食べると具合が悪くなる…という人がいたら、野菜中心の生活に切り替えてみることをおすすめします。朝食をスムージーに置き換えるだけでも違うと思うので、出来る範囲から試してみてください」

②【睡眠】は「火」の時間に

「快適な睡眠を得るためには、眠りに入る時間が大切だとされています。つまり、何はともあれ一日に6~7時間眠ればいいというのではなく、何時に寝るかが大切ということなのです。
アーユルヴェーダという伝統医療の考え方によると、一日24時間は6つの時間帯に区切られ、夜10時から深夜2時までの『夜のピッタ(火)』と呼ばれる時間は、肌や身体の新陳代謝に関わりが深く、また昼の間に覚えたり学んだりした知識を蓄えて疲弊した脳を回復する時間とされています。この夜のピッタの時間に眠るようにすることで、身体も脳もすっきり出来ると覚えておくといいでしょう」

③【スキンケア】は肌にも地球にも優しく

「私は肌が弱く赤くなりやすいので、日ごろからスキンケアは丁寧にするよう心掛けています。一般的なドラッグコスメと比べると、無添加やオーガニックで低刺激のものはお値段が高めですが、自分のためのご褒美だと思えば心の栄養にもなります。
また、環境破壊につながらないアイテムを選ぶことも、私が気にしているポイント。絶対ではないけれど、知らないことを知るという意味でアンテナを張り、自然に優しいものを選ぶようにしています」

④瞑想としての【歩く】習慣

「出掛けるときは電車をなるべく使わず、一日1時間以上歩くことを心掛けています。歩き始めは『アレをしてコレをしてそれから…』といろいろなことが脳裏に浮かびますが、しばらく歩くうちにいつの間にか無心になっているんですよ。無心になると不思議と脳内が整理され、新たなアイデアが湧いてくることも。
健康にも良く、電車代も浮く。『歩く瞑想』は、ぜひみなさんにも取り入れてほしい習慣です」

⑤シンプルな生き方を貫く【思考】

「ヨガというと、エクササイズの面が取り上げられることが多いものですが、自身の生き様を考えさせられる、哲学的な面も持っています。ヨガを習うとき、暴力を振るわないとか、清潔でいるといった、人間社会の中で生きていくうえでごく当たり前のことを学びます。でも、実際にすべてを行おうとすると、これがとても難しいんですよ。
そうしたヨガ的哲学を吸収していくと『求めず、手放す』というシンプルな生き方が自然と身についていきます。自分自身にウソをつかず、無理をせず。そうして自分自身を整えていくと、不思議と人間関係も良くなっていくんです」

⑥【人】を大切にする日々過ごす

「自分自身が楽しく暮らすためには、周囲の人を大切にし、相手を笑顔にすることが必要なんです。
『相手を心地良くしてあげたい。そのためにはどうすればいいんだろうか?』と考えることは、相手に対して集中する時間をつくるということ。そうして積み重ねた時間は、必ず自分自身にとって良い効果や結果をもたらしてくれます」

⑦どんなときも【笑顔】でいる

「⑥で話したことに通じるのですが、自分自身は周囲を映す鏡のようなもの。自分が笑顔になりたければ、場を和ませ、光を当ててくれるような人のそばにいることが大切です。
さらに自分自身もマイナスの感情を抱え込まず、常に笑顔でいるよう心掛けることが重要だと思っています」

笑顔って不思議なもので、うつるんですよ。自分が笑顔でいれば周囲も笑顔になる。逆に笑顔の人の近くにいれば、自分も自然と笑顔になれる。
そうして笑っている自分を好きになってあげることで、自分を大切にすることが出来るようになりますから」

⑧イン&アウトプットのバランスを【SNS】で取る

「仕事や日々の生活からインプットしたことを、SNSで文章にしてアウトプットする。
この循環は、私にとってのデトックスといってもいいほど、良い効果をもたらしてくれています。他人から受けた影響を文字という形でアウトプットするために、自分の中で整理をするためかもしれませんが、インプットとアウトプットのバランスを取ることは、良いリズムになっています。
私はSNSでデトックスしていますが、みなさんも自分の生活の中にそうしたデトックス出来る場所やタイミングをつくり、アウトプットを行うことも生きていくうえでは大切なこと。山に登ったり、大声で歌ったり、絵を描いたり――そういったアウトプットをしてみてください」

⑨世間にあふれる【情報】に惑わされない

「今、世界はさまざまな情報があふれています。そのすべてが真実ではなく、虚構も多いのが現実。多種多様な情報の中から、自分にとって本当に必要なものを見極める目が求められています。
コロナ禍になり『WELLNESS』というワードをよく目にするようになりました。ウェルネスとは『健康』を意味する言葉ですが、同じく健康と訳される『ヘルス』という言葉が身体が病気ではない状態を表すのに対し、ウェルネスとはもっと広く、精神的にも肉体的にも健康である状態を指します。
単純に身体の健康を求めるのではなく、自身にとって必要な情報を取捨選択し、ウェルネスな状態を維持すること。これも自分自身の美しさを引き出すために、必要な習慣なのだと思っています」

⑩日々【ヨガ】を通じて生きる

「ヨガとは『生き方』のひとつです。誰もが経験を重ねて成功体験を増やしていくように、ヨガもまた一朝一夕で完成するものではありません。
出来ない場合は毎日少しずつ続け、いつか成功させる、くらいの気持ちで挑戦してみてください。そうして時間をかけて経験として重ねていくことで、自分らしくヨガを取り入れていくことが出来ると思います」

初心者でもOK!家庭で出来る効能別ヨガ

身体のむくみを取る【アンジャネーヤーサナ(三日月のポーズ)】

「全身のシルエットが三日月のように弧を描くことから『三日月のポーズ』と呼ばれているポーズです。
両足を前後に開脚することで股関節をストレッチ。背骨~骨盤周辺の筋肉をほぐし、体液の巡りが良くなります。むくみで辛いときにおすすめのポーズです」

①片足を前に出し、立ちひざになる

②息を吐きながら前に踏み込む。このとき前足はひざの下にかかとが来るように

③身体が安定したら、息を吸いながら手を上に持ち上げる(つらい場合は手をひざの上に置いたままでOK)

④心地良いところで手を止め、3~5呼吸。逆の脚も①〜④を同様に行う

肩こりや頭痛を解消する【シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)】

「頭部に刺激を与えることでマッサージ効果が得られ、眼精疲労や頸部の緊張をほぐし、頭痛を緩和するとされるポーズです。
血行が促進されるので、夜寝る前に行ってもいいでしょう。ゆっくりと呼吸を繰り返しながら行ってみてください」

①手は身体の横に置き、正座で座る

②手でかかとをつかみ、前屈する

③ゆっくりとお尻を持ち上げ、頭頂部を床に付けた姿勢で3~5呼吸。手でかかとをつかむのが難しい場合は、顔の横に手を置いてもOK

冷え改善に!【パリヴィリッタウッカターサナ(ねじった椅子のポーズ)】

「上半身を左右にひねることで、体幹が強化され腹部のマッサージ効果もあるうれしいポーズ。
内臓機能が活性化されるといわれていて、血行の改善にも役立つことから、冷え性の人におすすめです」

①足を肩幅に開いてまっすぐの姿勢で立ち、胸の前で合掌する

②息を吐きながらお尻を後ろに引く。椅子に腰かけるようなイメージ

③息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐きながら上体をねじる。ひじ、もしくは肩をひざにかけ、ひじとひざを押し合うようにし、3~5呼吸繰り返す。反対側も①〜③を同様に行う

強く、しなやかに――女性の美しさを引き出す「メゾンレクシア」

(写真左から)美容液のような贅沢処方で、メイクや汚れを落としながら保湿するメイク落とし「メイクアップ リムーバー ミルク」。濃密な植物エキスが角層を満たし、瑞々しい素肌に導く化粧水「クラリファイング トナー」。スウィートローズを基調にした華やかな香りのオイルが血行(※)とハリをプラス「ボディオイル グランブーケ」。ハリをもたらす植物成分を惜しみなく配合した上質な美容液「パワー モイスチャー」。塗って眠れば、寝ている間に美容成分が角層にじっくり浸透するナイトクリーム「クリーム ルネサンス」 (※マッサージによる効果)

独自に開発した処方と、濃密に配合した植物エッセンスの力で、強く美しい肌へと導くメゾンレクシアの「オラクル」シリーズと、ボディオイル。女性ならではの悩みに寄り添い、日々ゆらぐ女性の肌をみずみずしく満たします。

「ボディオイルはローズが香るので、使うだけで優しい気持ちになれる気がします。ベタつかず、サラリとした付け心地で肌に負担がかからないので、首のリンパを流したり、ふくらはぎのむくみを取ったり、さまざまなマッサージに使えますね」と梅澤さん。ヨガで身体を内側から整えた後は、メゾンレクシアのケアアイテムで、お肌を活性化してみましょう。


Photo_Ikki Fukuda Interview & Text_Megumi Waguri Edit_Yasushi Shinohara