ミュゲはフランス語で「すずらん」のこと。花言葉や香りを楽しむコツを紹介

ミュゲはフランス語で「すずらん」のこと。花言葉や香りを楽しむコツを紹介

LIFESTYLE

Mar 01, 2024

白い小さな花が可愛らしいすずらんの花は幸せの象徴として花嫁のブーケにもよく使われます。また世界三大フローラルの一つとして人気の高い香りです。フレグランスが苦手な人も使いやすい、清楚でやさしい香りのすずらんの花言葉をはじめ、香りの特徴や効果、好みの香りを見つけるポイント、おすすめのフレグランスも紹介します。

目次

  1. やさしく気品のある香りミュゲとは
    1. ミュゲとは
    2. すずらんを贈るミュゲの日とは
    3. すずらんの花言葉
  2. ミュゲの香りとは
    1. 三大フローラルの一つ
    2. ミュゲの香りは作られたもの
    3. 香りの特徴
    4. 香りの効果
  3. 好みのミュゲの香りを見つけるポイント
    1. ①生花のすずらんか、イメージとしての香りが好きかを考える
    2. ②トップノートの香りが好みかどうかチェックする
    3. ③ミドルノートにミュゲが使われているものを選ぶ
    4. ④直接肌につけて、ベースノートまで香りをチェックする
  4. おすすめのミュゲのフレグランス
    1. 光のブーケ、Essence of the Sun
    2. 朝露の園、Verdant
  5. ミュゲのフレグランスで幸せなひと時をプレゼント

やさしく気品のある香りミュゲとは

可憐な花を咲かせるすずらんの香りは、やさしく気品に溢れています。ここでは、すずらんの花やフランスに伝わる「ミュゲの日」、花言葉について紹介します。

ミュゲとは

ミュゲは、フランス語ですずらんのことです。気品のあるやさしい香りはフレグランスでも人気があります。春から夏にかけて咲く、連なった白い花が、鈴のような形をしているため、すずらんと呼ばれるようになりました。

春の訪れを告げる花とも呼ばれ暑さに弱いため、夏が訪れる頃にはすずらんの時期は終わってしまいます。またすずらんは、クリスチャン・ディオールの創始者であるムッシュディオールが愛した花としても知られています。

すずらんを贈るミュゲの日とは

ヨーロッパですずらんは幸運を呼ぶ花と考えられているため、花嫁のブーケにも良く使われています。またフランスでは5月1日に、大切な人やお世話になった人にすずらんの花を贈る習慣があり、ミュゲの日と呼ばれています。

16世紀の頃、恋人たちの出会いや幸せの象徴とされていたすずらんの花束を贈られた国王のシャルル9世がたいそう喜びました。その幸せを宮殿の女性達にも分けてあげようと、毎年5月1日にすずらんの花を贈ったのが始まりとされています。19世紀になってからは、庶民の間にもすずらんの花を贈る習慣が広まり、現在も続いています。

すずらんの花言葉

すずらんの花言葉は、再び幸福が訪れる、純潔、純粋、謙虚などがあります。暖かく幸せな春に咲くすずらんは、北国の人々にとって喜びのしるしとなっていることが由来とされています。また、古くからヨーロッパですずらんは聖母マリアの花とされていることから、純粋や純潔が花言葉になりました。

ミュゲの香りとは

ミュゲはやさしく気品のあるフローラルの香りで、バラやジャスミンに並ぶ世界三大フローラルのひとつに数えられます。そんなすずらんの香りの特徴や効果を紹介します。

三大フローラルの一つ

バラ、ジャスミン、ミュゲは世界三大フローラルとも呼ばれている人気の香りです。特にすずらんの香りはミュゲノートと呼ばれ、フレグランスの中でも人気があります。清潔感のある石鹸のような爽やかな香りから、清楚で甘くやさしい香りへと広がります。他の香りの邪魔をしないで、香りを引き立たせながら存在感を放つ香りです。

ミュゲの香りは作られたもの

切り花としても長く香りを楽しめるすずらんですが、その香料は花から採取することができません。すずらんから採取される微量の精油は、生花とはかけ離れた香りのため、香料としては使用できないのです。ミュゲの香りは、パフューマーが技術と創造力で作り上げた合成香料や天然香料を調合し、すずらんのイメージを表現したものです。

香りの特徴

柔らかく清潔感のある高級石鹸のような印象で、花がたくさん咲いた庭を散歩しているようなイメージのすずらんの香り。清楚や可憐、気品などの言葉がぴったりで、可愛らしいすずらんの花を思い浮かべます。

すずらんの香りは種類によって微妙に異なるため、フレグランスによって香りのイメージは変わります。ミュゲのフレグランスには、嫌味がなくやさしい香りが多いため、ビジネスシーンでも使えるものが多いのも特徴です。

香りの効果

すずらんの香りは疲れを癒し、集中力を高めると言われています。そのためミュゲの香水をつけると、疲労を軽減して、作業ミスを減らす効果が期待できます。長時間のデスクワークやパソコンでの作業が多い女性や、人と会うことが多い女性などにもおすすめです。

好みのミュゲの香りを見つけるポイント

すずらんの花は熱に弱く、香料を採取することができません。そのため、すずらんの香りは再現するパフューマーの力量によるところが大きいのが現実です。同じミュゲと名前がついていても、商品によって香りに違いがあるため、お気に入りを見つけるためのポイントを紹介します。

①生花のすずらんか、イメージとしての香りが好きかを考える

フローラル系のフレグランスには、抽象的にミュゲの名前が使われているものもあります。「清楚」や「気品」といった、すずらんをイメージする香りが好きなのか、本物の生花のすずらんの香りが好きなのかも選ぶポイントです。

フレグランスは、トップノート、ミドルノート、ベースノートの3つの香りで構成されています。すずらんの生花本来の香りを纏いたいなら、トップからラストまで同じ香りが持続するシングルノートのフレグランスがおすすめです。

②トップノートの香りが好みかどうかチェックする

香水をつけて最初に香るトップノートが好みかどうかもポイントです。ミュゲのフレグランスは、トップノートにシトラスやグリーン系の香りが使われているものが多いのが特徴です。

グリーン系はつけた瞬間の爽やかな香りから、次第にミュゲの香りが広がるミドルノートへと表情が変わっていきます。青みのあるグリーンのニュアンスが苦手な場合は、石鹸系やフローラル系のトップノートを選ぶのがおすすめです。

トップノートにミュゲが使われていると、つけた瞬間からすずらんの香りが強く印象に残ります。ミュゲだけを使ったシングルノートのフレグランスは、普段使いだけでなく、お風呂上りや寝るときのフレグランスとしてもおすすめです。

③ミドルノートにミュゲが使われているものを選ぶ

すずらん本来の花の香りが好きな人は、香りの中心的な役割を持つミドルノートにミュゲを使ったフレグランスがおすすめです。ミュゲが全面的に香るので、好きな香りを長く楽しめます。

④直接肌につけて、ベースノートまで香りをチェックする

フレグランスを選ぶときは、つけた瞬間に香るトップノートが大きな決め手になりますが、最後に香るベースノートも重要です。

先ほど述べたシングルノートのように、フレグランスをつけてから最後まですずらんのトーンが続くものもありますが、最後にがらりと表情が変わるものもあるため、ミュゲ以外にどんな香料が使われているかチェックするのもポイントです。香りは体や体臭との相性もあるため、直接肌につけてベースノートまで香りを確認してみてください。長く愛用できるフレグランスを見つけるには、香りの変化を観察しながら、最後まで気になる点がなかったものを選ぶと良いでしょう。

おすすめのミュゲのフレグランス

人気の高いすずらんのフレグランスは、とくに種類が多いため、どれを選んでいいのか迷ってしまうことも。そこでオススメしたいのが、2024年3月に、繊細な香りの変化をより楽しめる、持続性の高いオードパルファムに生まれ変わった「メゾンレクシア」のフレグランスです。

稀少な天然香料の魅力を際立たせたメゾンレクシアから、とっておきのミュゲのフレグランスを紹介します。

メゾンレクシア フレグランス

光のブーケ、Essence of the Sun

[オードパルファム]エッセンス オブ ザ サン 50mL / 10mL

降り注ぐ陽光、しなやかな花をイメージさせるオードパルファム。ネロリなどのフレッシュなシトラスノートに繊細な甘さのローズやジャスミンが重なり、気品ある印象に。ラストはアンバーな香りが温かく包み込み、やわらかな個性を描きます。

朝露の園、Verdant

[オードパルファム]ヴァーダント 50mL / 10mL

空をのぞむ山峡、朝露に濡れた草葉のみずみずしい芳香。光を浴びて力強く芽吹く、生命の輝きを思わせるオードパルファム。軽快なシトラスにミュゲ、ハニーサックルが甘さを添え、いきいきとした爽やかさの奥でやわらかな余韻が漂います。

ミュゲのフレグランスで幸せなひと時をプレゼント

ミュゲのフレグランスは上品な香りとシーンを選ばないオールマイティーさが魅力。可憐なすずらんの花を思わせる香りは男女を問わず好まれやすいので、プレゼントとしてもおすすめです。また生花から香料を採取できないすずらんの香りは、ブランドによってニュアンスに違いがあります。本記事で紹介したポイントも参考にして好みの一品を見つけて、幸せなひと時を手に入れてください。