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監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
髪にツヤを与えてくれるヘアオイルは、毛先のパサつきに悩む女性の強い味方です。しかし、正しい使い方をしないと、せっかくの効果を感じられないことも。基本を押さえた上で、朝と夜で目的に合わせて使い方を変えるのがツヤ髪づくりの近道です。この記事ではヘアオイルの効果や正しい使い方と選び方、おすすめのヘアオイルについて紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
髪のダメージケアやスタイリングをしながら、うるおいやツヤを与えるヘアオイル。まずは、ヘアオイルを使うことで期待できる効果や1回に使う量など、ヘアオイルの基礎知識について解説します。
ヘアオイルは髪にツヤを与える以外にも、次のような効果があります。
<ヘアオイルの主な効果>
髪の悩みに合わせて、ヘアオイルを活用してみましょう。
ヘアオイルは「髪にツヤを与えたい」「髪を保護したい」など、目的別に使用タイミングが異なります。
<主な使用タイミング>
使用シーンに合わせた、より効果的な使い方は、この後詳しく紹介します。
使用するヘアオイルの量の目安は髪の長さで変わります。
<使用量の目安>
※正式な使用量は、各アイテムのパッケージで確認しましょう。
ヘアオイルをたっぷり付けすぎるとベタつきの原因になります。一般的にヘアオイルは少量でもパサつきをしっかりと抑えてくれるので、付けすぎには注意してくださいね。
ヘアオイルは、朝も夜も使える便利なアイテムです。効果を最大限に引き出すには、使用シーンに合わせた付け方をすることが大切。ここでは朝のヘアオイルの効果的な使い方を紹介します。
寝ぐせで絡まった髪を、そのままブラッシングすると摩擦が生じます。摩擦は髪のパサつきやダメージの原因となるため、朝のブラッシング前にヘアオイルを使って防ぎましょう。適量のヘアオイルを手に出し、毛先に付けてからブラッシングをすると、摩擦によるダメージを抑えられます。
コテやアイロンを使った後の髪のパサつき、ツヤのなさが気になる人も多いのではないでしょうか。そんな人は、コテ・アイロンの前にヘアオイルを使いましょう。髪の表面をヘアオイルがコーティングしてくれるので、熱によるダメージを防げます。特にダメージを受けやすい、毛先から中心に向かってオイルを少しずつなじませるのがポイントです。
スタイリングの仕上げにヘアオイルを使えば、簡単にツヤ髪が完成します。
<使い方>
夜は、髪のダメージをケアするためにヘアオイルを使用しましょう。しっかりとケアをすることで、パサつきとは無縁のツヤ髪に近づけます。
髪に適量のヘアオイルを付け、ブラッシングをして髪の絡まりを取った後にシャンプーをすると、摩擦が軽減されてダメージの防止につながります。
また、植物性のアルガンオイルは、インバストリートメントとしても使用できます。ヘアケアと同時に頭皮マッサージもできるため、ツヤ髪を叶えるために、より丁寧なケアをしたい人におすすめです。
正しいシャンプーの方法や、ケアにおすすめのアイテムは以下の記事で詳しく紹介しています。
シャンプー後の濡れた髪は、キューティクルが開いて内部の水分が抜けやすい状態です。そのままドライヤーをすると、髪がパサついてツヤが失われてしまいます。タオルドライの後、ドライヤーを使用する前にヘアオイルを付けましょう。
<使い方>
ドライヤーで乾かした後の髪にヘアオイルを使う方法もあります。ドライヤー後に使うヘアオイルの役割は、髪の表面にツヤを与えること。使う量は通常より少なめに、毛先に軽く付ける程度にしましょう。ツヤ出しの他に、睡眠中の摩擦から髪を守る効果もあります。
ヘアオイルは、お出かけ前のヘアセットに使うこともできます。今回は横への広がりを抑える方法、毛先や前髪に束感を出す方法、アイロンでセットした巻きを長持ちさせる方法、ふんわりヘアをキープする方法の4つを紹介します。
髪が横へ広がるのを防ぎたい時は、濡れた状態からヘアオイルを使います。
<セット方法>
毛先や前髪に束感を出したい時は、アイロンとヘアオイルを併用するのがおすすめです。
<毛先に束感を出す場合>
<前髪に束感を出す場合>
アイロンでセットした巻き髪を長持ちさせたい時は、ヘアオイルとワックスを併用しましょう。
<セット方法>
髪の毛がぺたんとしてしまう人は、スタイリング時にヘアオイルとセット力のあるワックスを混ぜてみてください。空気を含ませるように髪全体に揉み込めば、ツヤ感と抜け感のあるふんわりニュアンスヘアを長時間キープできます。ショートでもロングでも使えるテクニックなので、ぜひ一度試してみてくださいね。
ヘアオイルを正しく使っているのにスタイリングがまとまらない人は、髪質に合ったアイテム選びができていないのかもしれません。ヘアオイルを選ぶ時は、自分の髪質を考慮することが重要です。ヘアオイルは使用している原料やテクスチャーなど種類が豊富。これらを比較しながら、それぞれの髪質に合うアイテムを選びましょう。ここでは、髪質別にヘアオイルの選び方を解説します。
髪が細くて柔らかく、ボリュームのない、いわゆる猫っ毛タイプの人はテクスチャーのさらさらとしたオイルがおすすめです。重めのオイルは、髪がぺたっとつぶれやすいため避けてください。アルガンオイルのような植物オイルのみでできているものなら髪になじみやすく、軽い質感に仕上がるため使いやすいでしょう。
髪が太い、硬い、広がりやすいタイプの人は、しっとりした重めのテクスチャーのヘアオイルを選びましょう。オリーブオイルやヒマワリ種子油など、髪を柔らかくする効果が期待できるオイルを選ぶのもおすすめです。
髪のダメージ※が気になる人は、ダメージ補修成分が入ったオイルを選ぶと良いでしょう。自然由来の植物性オイルもダメージ※が気になる髪におすすめです。
※乾燥による
髪のパサつきが気になる人には、馬油やスクワランなど、比較的揮発性の低いヘアオイルがおすすめです。髪にうるおいを与えて、乾燥によるパサつきを防げます。
植物の持つ力を活かしたコスメや、ボディケアアイテムが人気の国産ブランド・メゾンレクシアでは、ヘアオイルの取り扱いもあります。ここでは毎日のヘアケアに取り入れたい、メゾンレクシアで人気のヘアオイルを紹介します。
乾燥によりパサつく髪のダメージケアや、スタイリング時のツヤ髪仕上げにも使えるヘアオイル。ブラッシングによる摩擦やドライヤーの熱ダメージから髪を守り、毛先までしっかりとまとまる美しいツヤ髪に導きます。
髪にツヤを与え、なめらかな手触りを実現するアルガニアスピノサ核油や、髪のうるおいを保つユズ種子油など、濃密な植物成分を贅沢に配合。さらりとしたテクスチャーでべたつきが少なく、軽い仕上がりが叶います。
香りは、シトラスにマジョラムやベチバーをブレンドしたスパイシーで温かみのある香り。心地よい香りに包まれながらヘアケアができます。
毎日のヘアケアやスタイリングに使えるヘアオイル。自分に合ったヘアオイルを購入したら、さっそく正しい使い方でケアをしましょう。ヘアオイルを使って、ツヤツヤでまとまりのある美しい髪を目指してくださいね。
ツヤ髪を目指すにはヘアオイルに加えて、髪の毛の土台とも言える頭皮ケアも大切です。頭皮ケアに関しては以下の記事をチェックしてみてください。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。