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監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
スキンケアが手軽にできるシートタイプのフェイスパックを、毎日使いたい人もいるのではないでしょうか。しかし、フェイスパックは適切な頻度で使わないと、あまり効果を得られない場合もあります。そこで、シートタイプのフェイスパックの理想的な使用頻度や効果的なフェイスパックのおすすめの使い方について紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
肌がしっとりとうるおう使用感のフェイスパック。さまざまな種類がありますが、手軽に使えるシートタイプのフェイスパックは、便利なスキンケアアイテムだからこそ正しい頻度で使用することが大切です。まずは、シートタイプのフェイスパックの理想的な使用頻度について紹介します。
フェイスパックは、メーカーが推奨する使用頻度を守るのが基本です。フェイスパックには毎日使えるデイリータイプと、使用する間隔を空けたほうが良いスペシャルケアタイプがあります。例えば、週に1度の使用を推奨しているフェイスパックを毎日使用すると肌に負担がかかる場合も。
また、人によって肌質は異なります。SNSなどで「週1のフェイスパックを毎日使ったらお肌すべすべに!」のような口コミがあっても、それを鵜呑みにはせず、基本的にはメーカーが推奨している使用頻度を守りましょう。
使用頻度に加えて、フェイスパックの正しい選び方や使い方を知っておくと、より高い効果を実感できるでしょう。シートタイプのフェイスパックの効果を引き出す選び方と、使い方のポイントを紹介します。
肌悩みに合わせてフェイスパックを選ぶと、自分にとって必要な成分を肌に届ける※ことができます。
※角層まで
肌悩み | おすすめのフェイスパック |
---|---|
乾燥肌が気になる | ヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分が含まれるもの |
シワやほうれい線をケアしたい | レチノール、セラミド配合のもの |
シミが気になる | トラネキサム酸、ビタミンC誘導体を含むもの |
使用する時間帯によって、フェイスパックを使い分けるのもおすすめです。朝に使うフェイスパックは、サラッとした使用感で肌に水分を届けるタイプが向いています。メイク前に肌をうるおいによって整えることで、メイクのりが良くなり、日中に肌が乾燥しにくくなります。
夜は、うるおいをたっぷり含んだしっとりタイプや、美容成分を含んだフェイスパックがぴったり。また、香りが良いフェイスパックを選ぶと、心地よい香りに包まれてリラックスしたひとときを過ごせます。
フェイスパックはパッケージに書いてある使用順序に基づいて使いましょう。一般的なシートタイプのフェイスパックは、クレンジング・洗顔後に化粧水をつけてから使います。フェイスパック後は美容液、乳液・クリームをつけます。
ただ、フェイスパックの中にはパック後に乳液やクリームが不要なタイプも。使用順序をチェックする際は、パックを外した後のケアに関しても確認しておくと確実です。
また、フェイスパックにはシートタイプ以外にもさまざまな種類があり、それぞれ使用順序が異なります。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
フェイスパックは肌が温まっている状態で使用するのがおすすめ。温めることによって、肌の血流が良くなり柔らかくなって、保湿成分や美容成分が角層まで浸透しやすくなります。理想の使用タイミングは血行が促進されるお風呂上がりです。肌が清潔かつ柔らかい状態なので、フェイスパックの効果を最大限に引き出せます。
お風呂上がり以外にフェイスパックを使う場合は、洗顔後に化粧水をつけた後、手でプレスするようにして顔を温めましょう。
フェイスパックを使う時は、しっかり肌に密着させるのがポイント。シートが肌から浮くと効果は半減してしまいます。鼻から密着させ、目の周り→口の順番でフィットさせましょう。サイズが合わない時は、シートの頬骨のあたりに切り込みを入れるとフィットしやすくなります。
また、フェイスライン部分をグッと持ち上げるように貼ると、リフトアップ効果も期待できます。フェイスパックの上からシリコンマスクをつけたり、鼻の穴を避けてラップで覆ったりすると、密閉効果が高まって成分の浸透力※がアップします。
※角層まで
フェイスパック後のスキンケアも忘れずに。フェイスパック直後は肌がうるおっていますが、そのままにするとせっかくのうるおいや美容成分が蒸発してしまいます。フェイスパックを外した後は、肌が乾燥しないうちに油分が入っている乳液やクリームでしっかり蓋をして、美容成分を逃さないことが大切です。
ただし、商品によってはパック後のスキンケアが不要なタイプもあるため、パッケージに書かれた使用方法を確認してください。
フェイスパックは肌にうるおいや美容成分を浸透※させてくれますが、使い方によっては逆効果になることも。シートタイプのフェイスパックを使う際の注意点を紹介します。
※角層まで
フェイスパックを長時間つけたままにするのは避けましょう。長く貼ることで効果が高まるわけではありません。パックを長時間顔にのせていると、肌の水分がシートに奪われて乾燥することがあるため注意が必要です。
フェイスパックのパッケージには、使用の目安時間が記載されています。一般的な使用時間は10~15分で、20分以上の使用は肌を乾燥させてしまう恐れがあります。フェイスパックを使う際はメーカーが推奨している目安時間を守ることが大切です。
シートタイプのフェイスパックは、お風呂での使用を推奨していないものがほとんどです。入浴中は血行が良くなり毛穴が開くので、美容成分が浸透※して効果的と思われがちです。しかし、入浴中は汗をかくため、美容成分が入っていくどころか汗と一緒に流れ出ていってしまいます。入浴中ではなく、お風呂上がりに汗が引いたのを確かめてからの使用がベストです。
※角層まで
夏場にやってしまいがちなのが、冷蔵庫で冷やしたフェイスパックの使用です。ひんやりして気持ち良いですが、これもやってはいけないことの一つ。フェイスパックは常温使用を前提に作られているため、急激な温度変化によって品質が劣化してしまう恐れがあります。
また、冷たいフェイスパックを顔にのせると毛穴が引き締まり、美容成分が肌へ浸透※するのに時間がかかることも。冷蔵保存と指定されているもの以外は常温で使用しましょう。
※角層まで
フェイスパックはさまざまなコスメブランドから販売されており、その効果もさまざま。自分の肌質や悩みに合ったフェイスパックを見つけることが大切です。最後にメゾンレクシアのおすすめフェイスパックを紹介します。
濃密な植物由来の美容成分をたっぷり含んだシートタイプのフェイスパック。肌にぴったりと密着して、素肌にみずみずしいうるおいと、もっちりとした弾力をもたらしてくれます。ダマスクローズなどの甘くやさしい天然の香りで、リラックス効果も抜群。7~10日に1度のケアが最適です。
メゾンレクシアには、シートタイプの他に洗い流すタイプのパックもあります。「メゾンレクシア オラクル クリア ブライト」は、エモリエント成分と微粒子の天然クレイを配合した、洗い流すタイプのフェイスパック。毛穴の詰まりやくすみ※、ごわつきをオフして肌をクリアに整えます。ユーカリやラベンダーなど、ハーバル系のスッキリとした香りで気分もリフレッシュ。
※乾燥による
メゾンレクシア アルケミー コンセントレート シートマスク
<オンライン限定>1箱4枚入:4,840円(税込)
<直営店限定>1箱6枚入:7,150円(税込)
2023年も完売の「アルケミー」集中保湿レスキューマスクが、2024年も数量限定で発売中。マスクに含まれるのは、ポリフェノールや有機酸など、美肌に必要な成分をバランスよく含んだ酵母発酵エキス*。夏の強い日射しを浴びたダメージ肌をすばやくレスキューしてくれます。
VEGAL®*に豊富に含まれるポリフェノールが、紫外線によるシミ※1・そばかすにもアプローチして、お疲れ肌にうるおい・ツヤ・透明感をチャージします。
*整肌保湿成分
※1 紫外線による
シートタイプのフェイスパックは手軽に使える便利なアイテムですが、適切な頻度を守ることが大切。パッケージに記載されたメーカー推奨の使用頻度を守って、効果的に使いましょう。誤った使い方をしないよう注意しつつ、フェイスパックで美肌を目指してみてください。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。