1
監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
美容液には、保湿を始め、エイジングケアや美白など目的に合わせたケア成分が多く配合されています。シミやそばかすには美白美容液、目元のシワ、たるみには目元用美容液など、肌悩みに合わせた美容液を選ぶのが効果的に使うコツ。美容液の効果や種類、肌悩みに応じた選び方などを紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
美容液は、高濃度の美容成分が含まれたスキンケアアイテム。乾燥やシミ、シワなどの肌悩みに合わせた訴求成分が多く配合されています。化粧水と乳液・クリームを使ったスキンケアに、悩みや目的に合った美容液をプラスすることで、より高い効果が期待できます。
こちらの記事では、美容液・乳液・クリームの違いや役割について紹介しています。
美容液にはエッセンス、セラム、ブースターと種類があり、それぞれテクスチャーや成分が異なります。種類ごとの特徴を見ていきましょう。
エッセンスタイプの美容液は化粧水に似たさらっとしたテクスチャーで、肌なじみの良さが特徴です。化粧水のような感覚で使えて、美容成分が多く配合されているところが魅力と言えます。スキンケアの際に化粧水だけでは物足りないと感じたら、エッセンスをプラスして補うのがおすすめです。
セラムタイプの美容液はエッセンスよりもとろみが感じられるテクスチャーで、高濃度の美容成分が配合されています。肌悩みに合わせた美容成分が、ピンポイントにアプローチしてくれるのが大きな魅力です。エッセンスで効果がないと感じた場合は、セラムの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
ブースターは「導入液」や「導入美容液」とも呼ばれる、化粧水の前に使用する美容液です。洗顔後、化粧水の前に使用することで肌を柔らかくほぐし、後から使うアイテムの浸透性を高める効果が期待できます。ブースターのテクスチャーはさっぱりからしっとりまで、種類も泡状のものからオイル状のものまでバリエーションが豊富です。
美容液の種類や疑問については、こちらの記事をご覧ください。
乾燥には保湿美容液、シミには美白美容液(医薬部外品)といったように、肌悩みに合わせた成分が配合された美容液を選ぶと、より高い効果が実感できます。目的に応じた美容液の選び方を見ていきましょう。
目元のくすみ※や、どんより感が気になる場合は、目元のケアに特化した美容液を選びましょう。目元は皮膚が薄いため、くすみ※や乾燥が起こりやすいだけでなく、年齢の影響を受けやすい傾向があります。目元用美容液は、皮膚の薄いデリケートな部分に塗る前提でつくられたものが多いので、安心して取り入れやすいでしょう。悩みに対応した成分が含まれているものを選ぶと、健康的な目元へと近づけます。
<悩み別のおすすめ成分>
・シワ※・ハリ不足:ビタミンC誘導体、レチノール、バクチオール
・シミ・くすみ:アルブチン(β-アルブチン)、ハイドロキノン、ビタミンC誘導体
・クマ:ビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体
・乾燥:コラーゲン、ヒアルロン酸、グリセリン、セラミド
※乾燥による
こちらの記事では、目元用美容液について詳しく紹介しています。
ふっくらとした柔らかな肌には、うるおいやハリが必要不可欠です。オイル美容液は乾燥して硬くなった肌を柔らかくほぐし、他のスキンケアアイテムの成分を効率的に肌へ届ける効果が期待できます。また、オイルが皮脂と似た構造をしているため、水分の蒸発を防ぐ皮脂膜のような役割も果たしてくれます。
オイル美容液について詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
肌のうるおい不足が気になる時は、保湿効果の高い美容液を選んでみて。特におすすめなのは、3大保湿成分と呼ばれているセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分が配合されたもの。肌にうるおいを与えてキープすることで、みずみずしさや透明感をもたらしてくれるでしょう。乾燥による肌悩みが気になる時にも効果的です。
たるみ対策には、ハリをもたらす効果が期待できるハリケア美容液が適しています。たるみは毛穴が目立つことで表れているケースもあるため、たるみ毛穴対策ができるものもおすすめです。ハリを生み出すのに効果的なレチノールや、ナイアシン、ビタミンC誘導体、バクチオールなど、コラーゲン生成を促進する成分が含まれている美容液を選ぶのも良いでしょう。
美白美容液(医薬部外品)はメラニン色素の生成過程へ働きかけて、日焼けによるシミを目立たなくする効果が期待できます。シミの原因となるメラニンへのアプローチ方法は、配合されている美容成分によって異なるので以下を参考にしてみてください。
<美白に有効な成分とメラニンへのアプローチ>
肌のごわつきには角質ケア美容液が効果的です。肌のごわつきは古い角質の蓄積が主な原因なので、角質の状態を良好にする必要があります。他の角質ケアアイテムと比較すると、美容液はマイルドな使い心地で肌トラブルが起こりにくいため、安心して取り入れやすいでしょう。角質ケア美容液は、後から使うスキンケアアイテムが浸透しやすくなる効果も期待できます。
美容液の種類について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
化粧水や乳液と同様に、美容液も正しい順番で使用しなければ効果を実感しにくくなります。基本的な使い方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ブースターとして使うオイル美容液や目元用美容液以外のものは、化粧水の後、乳液やクリームの前に使用するのが一般的です。水分が多くさっぱりとしたものを先に、油分が多いこってりとしたものほど後に使用すると覚えておきましょう。しっとりとしたものから先につけると、後からつけるアイテムの浸透を油分が邪魔してしまう可能性があります。
まずはクレンジングや洗顔で汚れを落とし、化粧水でうるおいの補給を。その後、適量の美容液を手にとってハンドプレスしながらなじませます。目元や口元などの乾燥が気になりやすい部分は、美容液の重ねづけがおすすめです。
ブースターとして使うオイル美容液は洗顔後、化粧水の前に使うのがポイントです。オイルがなじむことで肌が柔らかくなり、スキンケアアイテムの浸透を良くしてくれます。洗顔後、オイル美容液を手のひらに1、2滴垂らし、両手に広げてから顔になじませましょう。
オイル美容液は化粧水の前だけではなく、スキンケアの最後に使うと水分の蒸発を防ぐ効果も期待できます。
目元用美容液は保湿美容液や美白美容液など、顔全体につける美容液の後から使用します。各アイテムを使う順番は「化粧水→美容液→目元用美容液→乳液→保湿クリーム」が基本です。
顔全体につける美容液をなじませた後、適量の目元美容液を薬指に取り、上まぶたの目頭から目尻に向かって優しく滑らせるように少しずつなじませていきます。下まぶたは目尻から目頭に向かって、トントンと軽く押さえるようにしてつけるのがポイントです。
なお、目元用美容液を使う順番は、メーカーや配合されている美容成分によって異なる場合があります。使用前に、説明書やパッケージで正しい取り入れ方を確認しておきましょう。
メゾンレクシアには、年齢とともに増える肌悩みにアプローチできる美容液も揃っています。こだわりの成分が配合された美容液を紹介します。
メゾンレクシア ビューティー・プランナー A
美肌を叶えるために必要な、14種類の植物成分を濃密に配合した美容液です。カカオ脂やホホバ種子油など、肌の水分を保つ植物オイルがうるおいをしっかりキープ。シラカバエキスやビワ葉エキスが配合されているため、肌にハリを与える効果が期待できます。
濃厚なのにべたつかない、さらりとなじむテクスチャーで使い心地が良いのも魅力的。肌のごわつきが気になる人や、乾燥・ハリ不足に悩む人にもおすすめです。
酵母発酵エキス*や毛穴ケア成分※が、皮脂の過剰分泌による毛穴トラブルに働きかける美容液。シロキクラゲ多糖体やシア脂といった水分保持力の高い成分が、うるおいに満ちた美しい肌に整えます。べたつきが苦手な人でも取り入れやすい、さらりと軽いアクアリッチなテクスチャーも魅力的。毛穴の開きや黒ずみが気になる人にもおすすめです。
*整肌保湿成分
※シュードアルテロモナス発酵エキス、アスコルビルグルコシド、アーチチョーク葉エキス、グルコノバクタ―/ハチミツ発酵液(整肌成分)
純度99%以上のバクチオール※1と、スクワランのみを処方した贅沢な美容液「サプリメント セラム-1」。バクチオールはエイジングケア※2成分として知られるレチノールと似た働きをする植物由来成分で、ビタミンAの一種です。角層のすみずみまでうるおいを行き渡らせ、キメの乱れやハリ不足などのエイジングケアサイン※3を徹底ケア。湧き上がるような弾力をもたらします。
光や熱に弱く、紫外線対策が必要なレチノールとは異なり、バクチオール※1は朝のお手入れにも気兼ねなく使えるため、エイジングケア※2に効果的です。
美容液を日々のお手入れに取り入れると、スキンケアの効果をより実感しやすくなります。シミや乾燥など、肌悩みに合わせた美容液を選ぶのもポイントです。悩みに合った美容液を取り入れて、ワンランク上の肌づくりを始めてみませんか。
編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。