1
うねりやパサつき、コシ・ボリュームの少なさなど、多くの女性が抱える髪のお悩み。美髪を手に入れるカギは、頭皮ケアにあります。今回は美容サロンを経営し、モデルとしても活躍するTOMOEさんに頭皮ケアと美髪の関係性や、日々の頭皮&ヘアケアについてお聞きしました。
髪のうねりのせいで、うまくスタイリングが決まらないという悩みを持つ人は少なくありません。加齢や外部からのダメージなど原因はさまざまですが、効果的な対策方法を知っておくと朝のスタイリングが楽になるはず。髪のうねりの原因と改善方法、すぐに実践できるスタイリングのコツを紹介します。
目次
髪のうねりの原因は、加齢や髪のダメージ、頭皮環境などさまざまなものがあります。まずは、髪のうねりがひどい時に考えられる原因を紐解きます。
髪のうねりの原因として、まず考えられるのが加齢によるものです。年を重ねると顔の筋肉や頭皮がたるんで、頭皮のハリや弾力が失われてしまいます。その結果、毛穴が楕円形にゆがみ、うねりのある髪が生えやすくなります。特に襟足や耳の周りは皮膚がたるみやすいため、髪のうねりが出やすい場所です。
その他、加齢によるホルモンバランスの変化も髪のうねりにつながります。ホルモンバランスの影響で体内のコラーゲン量が減少すると、髪に十分な栄養が行き渡りません。すると髪が乾燥して、うねりが生じることがあります。
紫外線やドライヤー・コテの熱、カラーリングやパーマなどの外部刺激によって髪がダメージを受けることも、うねりの原因の一つです。外部刺激によって髪表面のキューティクルが失われ、そこから水分が髪の内側に入り髪の形にひずみが起こると、うねりを引き起こします。シャンプー後のタオルドライやブラッシングなどの摩擦でもキューティクルは傷ついてしまうので、髪の扱い方には気を配りたいところです。
頭皮の毛穴の詰まりや血行不良による頭皮環境の悪化も、髪のうねりの原因になります。皮脂や花粉、黄砂、排気ガスやPM2.5、シャンプーの洗い残しなどの汚れがきちんと落とせていないと毛穴詰まりを起こし、毛穴が変形して髪がうねってしまいます。加えて脂っぽい食事を多く摂ると頭皮もオイリーになり、皮脂による毛穴詰まりを引き起こしやすくなるので注意が必要です。
また、頭皮の血行不良も髪のうねりにつながります。頭皮が血行不良になると髪に十分な栄養が届きません。その結果、髪が乾燥する、うねりやすい、細い毛が生えるといったトラブルが生じます。
髪のうねりは先天的な原因の場合も。親族にくせ毛の人が多いと、遺伝的要素によって髪がうねることが多いと言われています。
髪のうねりを根本的に改善するためには、頭皮環境や髪の状態を健康に保つことがポイントです。そのためには毎日の積み重ねが重要。髪のうねりを改善するためにできることを紹介します。
頭皮マッサージは、髪のうねり改善に有効と言われています。マッサージで頭皮のコリをほぐし、血行を改善すると、髪に栄養が届くようになります。毛穴のたるみも予防できるので、うねりのないすこやかな髪を育むことにつながるでしょう。1日1分でも良いので、毎日頭皮マッサージを行って血流改善に努めてみてはいかがでしょうか。マッサージには頭皮用のオイルを使うのもおすすめです。
頭皮の毛穴に詰まった汚れをきれいに落とす、頭皮クレンジングも髪のうねりケアにおすすめです。アルガンオイルやホホバオイルなど、保湿効果の高いオイルを使ったクレンジングなら乾燥ケアも叶います。毎日のシャンプーでは落としきれなかった皮脂や汚れを取り除けるため、週に1回程度、定期的に行うと効果を感じやすいでしょう。
外部ダメージから髪を守ることも重要です。髪のキューティクルは紫外線や熱、摩擦などによって損傷を受けます。ドライヤー前にオイルなどでコーティングしたり、タオルドライの時にこすらないようにしたりして、キューティクルを剝がれから守りましょう。また、外出時には紫外線対策も忘れずに。
うねりのない髪を手に入れるには、食事内容を意識して髪や頭皮にしっかりと栄養を行き渡らせることが重要です。髪を作る成分であるタンパク質を含む肉・魚介・卵・大豆製品・乳製品などの食品は、積極的に摂取しましょう。ミネラルやビタミンなども必要なので、バランスの良い食事がカギです。
また、睡眠不足になると頭皮の新陳代謝が正常に行われず、毛穴のゆがみにつながるため、毎日6~7時間の睡眠時間を確保したいところ。髪の生成に必要なナイアシンは、ビタミンB群の1種であり、アルコール分解にも使われます。お酒の飲みすぎはナイアシン不足になり、髪に栄養が届かなくなるので注意したいですね。
髪のうねりを根本的に改善するには、しばらく時間がかかります。そこで、すぐに効果が実感できる髪のうねりを抑える方法や、広がりの治し方を紹介します。
お風呂の後にドライヤーを使う時は、髪の根元からしっかりと乾かします。ドライヤーの風は上から下に向けて当てていくのがポイント。ヘアブラシを使って髪を伸ばしながら乾かすと、まとまりやすくなります。頭皮と髪が乾いたらドライヤーを冷風に切り替えて、開いたキューティクルを閉じましょう。
ヘアアイロンを使う際は、髪を下へ軽く引っ張りながらかけるのがポイントです。使用前に熱のダメージから髪を守るトリートメント剤で、保湿しておくのを忘れずに。アイロンの温度は130度程度で、長時間使わないようにしましょう。
スタイリング時にうねりを抑えたい場合は、テクスチャーが重めのスタイリング剤の使用がおすすめです。バームやワックス、ヘアオイルなど油性のものを選びましょう。スタイリング剤は両手に広げて少し温め、毛先を中心になじませるようにつけます。トップにつけるとボリュームダウンしてしまうため、根元につけないよう注意してください。
ヘアアレンジでうねりを抑えたい時は、ゴム1本でできるハーフアップを試してみてはいかがでしょうか。うねりのふんわり感を活かしつつ、顔周りの髪をすっきりまとめられる簡単ヘアアレンジです。
<簡単&華やか!ハーフアップの作り方>
うねりのある髪のケアには、頭皮をすこやかに保つアイテムや髪にうるおいを与えるアイテムがおすすめです。最後にメゾンレクシアでおすすめのヘアケアアイテムを紹介します。
頭皮環境をすこやかに整えて、ハリやコシのある美しい髪に導くスカルプエイジングケア※トリートメント。シリコンやカチオン、サルフェートなど10項目の無添加処方で、頭皮に優しいアイテムです。さらに頭皮にはもちろん、ボディマッサージにも使える優れもの。リラックスできるバスタイムを演出する、ウッディ・スパイシーの香りです。
※年齢に応じたお手入れ
毛先までしっかりまとまる軽い質感のオイル。髪にツヤを与えてなめらかにするアルガニアスピノサ核油や、髪の水分と油分を補って保つユズ種子油など、濃密な植物成分を配合しているため、自然なツヤとうるおいのある髪に。ヘアケア中はもちろん、髪がなびく度に甘くスパイシーな香りがふんわりと広がります。
髪のうねりは、加齢や外部刺激によるダメージ、頭皮の血行不良や毛穴の詰まりなどさまざまな理由で起こります。それぞれの原因に合わせた適切なヘアヘアを行って、うねりを改善しましょう。即効性のある対処方法も身につけて、髪のうねりを上手にコントロールしてくださいね。
湿気の多い時期に髪の広がりが気になる方は、以下の記事もご覧ください。