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洗顔後のまっさらな肌に最初につける化粧水にはこだわりたいもの。化粧水に含まれる成分の疑問を解消して、納得した上でスキンケアを行えるよう、各成分にどのような効果があるのかなど、安全性についてもご紹介します。
化粧水や乳液など、スキンケアアイテムの役割はそれぞれ異なります。なんとなくつけるのではなく、役割や効果を知っておくことは理想の美肌を目指すためにも重要。化粧水は肌にうるおいを補給するのに欠かせないアイテムです。この記事では化粧水の役割と効果、また種類や効果的なつけ方について紹介します。
目次
化粧水を洗顔後に使うのが一般的なのは、役割が関係しているからです。乳液で保湿できるから化粧水は意味がないと省いてしまうのは、実は間違い。まずは、化粧水の役割や乳液との違いを見ていきましょう。
水分を多く含む化粧水の主な役割は、肌のうるおい補給です。クレンジングや洗顔後は肌のうるおいが逃げて乾燥しやすい状態。水分が失われて乾燥すると、肌のバリア機能が低下してトラブルが起こりやすくなります。化粧水をつけることで肌のうるおいを補い、バリア機能を整えることができます。
また、洗顔後は肌のphバランスが弱アルカリ性に傾いている状態です。化粧水は、弱アルカリ性に傾いた肌を弱酸性に整える役割も担っています。
化粧水と乳液は、配合されている成分が異なります。化粧水がほとんど水分でできているのに対し、乳液は水分と油分がバランス良く配合されたアイテム。化粧水が水分補給の役割を持つのに対し、乳液は油分を補給するのが主な役割です。
せっかく化粧水で水分を補っても、油分が足りていないとうるおいが蒸発して逃げてしまいます。そこで役立つのが乳液です。化粧水の後に乳液で油分を補うと、フタの役割を担う薄い膜が肌に張られ、水分をキープできます。このように化粧水と乳液の役割は異なるため、どちらか一方だけでスキンケアを済ませるのはおすすめできません。
化粧水にはうるおいを与える以外に、さまざまな効果が期待できます。主な効果をチェックしていきましょう。
先述したように、化粧水の主な効果は肌のうるおい補給です。肌のバリア機能は、水分と油分のバランスが整っていると高まります。水分が足りずに肌が乾燥し、バリア機能が低下すると、シワ※の増加やハリの低下を招きやすくなります。うるおいを補給してくれる化粧水は、肌のバリア機能を維持するためにも欠かせないスキンケアアイテムです。
※乾燥による
水分が足りずに肌のバリア機能が低下すると、皮脂の過剰分泌が起こってテカリやニキビ、毛穴トラブルを招きます。皮脂と水分のバランスを保つためにも化粧水でのケアは必要です。また、化粧水の後に油分でフタをすることも忘れないようにしましょう。
肌が乾燥するとバリア機能が低下するだけではなく、ターンオーバーも乱れやすくなります。ターンオーバーが乱れると古い角質が蓄積しやすくなり、ごわつきやくすみ※の原因に。化粧水で肌の角層にうるおいを届けることで、キメが整った柔らかな肌へ近づけます。
※乾燥による
角層に十分な水分が行き渡っていると肌が柔らかくなり、美容液や乳液などの後から使うアイテムの浸透力※がアップ。特に、水性の美容成分が肌に届きやすくなります。保湿だけではなく、他のアイテムの効果を最大限に引き出すためにも化粧水は欠かせない存在。化粧水に含まれる成分については、以下の記事で紹介しています。
※角層まで
化粧水にはいくつかの種類があり、それぞれ主な役割や効果が異なります。使うタイミングとともに紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
一般的に化粧水と呼ばれるもののほとんどは保湿化粧水に該当し、「柔軟化粧水」「一般化粧水」と呼ばれることもあります。保湿化粧水は肌の水分を補給しながら柔らかくして、次に使うアイテムの浸透※を高めるアイテム。洗顔後、美容液やクリームの前に使用します。ミストタイプのものは、日中の乾燥対策としても活躍します。
※角層まで
収れん化粧水には皮脂の分泌を抑えて、毛穴を引き締める効果があります。トーニングローションとも呼ばれており、保湿効果よりも毛穴の引き締めや皮脂分泌の抑制効果が期待できるアイテムです。夏場や脂性肌など、皮脂によるテカリ、ベタつきが気になるシーン・人におすすめ。アルコールを使用した製品が多いため、乾燥肌や敏感肌の人は注意が必要です。
メイク前、乳液までの一通りのスキンケアを行った後に収れん化粧水をコットンに含ませてパッティングすると、化粧崩れを防ぎやすくなります。夜のスキンケアで取り入れる場合は洗顔後に使い、後から保湿化粧水で水分を補給しましょう。
拭き取り化粧水は肌にうるおいを与えながら、クレンジングや洗顔で取り切れなかった汚れや古い角質を取り除く効果が期待できるため、スキンフレッシュナーとも呼ばれます。コットンに含ませて使用しますが、量が少ないと摩擦による負荷がかかってしまうので、コットンがひたひたになるくらいの量を目安にすると良いでしょう。
拭き取り化粧水はクレンジングと洗顔の後に使うのが一般的ですが、製品によっては洗顔を兼ねているものもあります。収れん化粧水と同様にアルコールを含んでいる場合が多いため、使用後は保湿化粧水で水分を補いましょう。
プレ化粧水は肌を柔らかく整えることに特化したアイテム。次に使う化粧水の浸透※を高める効果が優れているため、導入液、ブースターとも呼ばれています。プレ化粧水を使うタイミングは洗顔後、保湿化粧水の前です。ローション、ミスト、拭き取りなど、さまざまなタイプがあります。
※角層まで
化粧水は正しい順番・方法で使うのがポイント。間違っていると、効果を最大限引き出せないかもしれません。毎日のスキンケアで心がけておきたいポイントや、つけ方を紹介します。
化粧水は洗顔の後、乳液の前に使うのが基本です。プレ化粧水や収れん化粧水、拭き取り化粧水は保湿化粧水の前に使い、使用後は保湿化粧水で水分を補います。日中の乾燥対策や化粧直しの際にミスト化粧水を用いる場合は、スプレーしてうるおいを補給した後に、皮脂やメイク崩れをティッシュオフしましょう。
化粧水の量が少なすぎると、肌に十分なうるおいが行き渡りません。反対に多すぎても浸透※できず、化粧水が無駄になってしまうことも。基本の使用量は500円玉硬貨大くらいが目安ですが、製品によっても異なるため、パッケージに記載された適量を確認しておきましょう。サラッとしたテクスチャーのもので一度に取りにくい場合は、分けてつけても問題ありません。
※角層まで
手とコットンでつけ方を変えるのも、化粧水の効果を高める重要なポイントです。
<手でつける場合>
<コットンでつける場合>
メゾンレクシアには、植物の力で肌を濃密にうるおす化粧水が揃っています。毎日のスキンケアにぜひ取り入れてみてください。
ダマスクローズやヒマワリといった、保湿効果のある植物成分を濃密に配合。みずみずしいテクスチャーで、うるおいをすみずみまで届けます。引き締め効果のあるシラカバエキスやトウキンセンカエキス、肌荒れを防ぐツボクサエキスやオトギリソウエキスなどが、キメの整ったすこやかな肌に導きます。
ひと吹きで手軽にうるおいをチャージできるミスト化粧水。ダマスクローズやハマメリス水など、濃密な植物の保湿力でうるおいと引き締めを同時に叶えます。日中の乾燥対策はもちろん、お風呂上りや洗顔後すぐの「つなぎ」化粧水としてもおすすめです。
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*整肌保湿成分
化粧水は肌にうるおいを与える重要な役割を担うスキンケアアイテム。正しい順番と使用方法を守れば、効果を最大限に引き出せるでしょう。ここで紹介した内容を参考に、化粧水の種類やつけ方に注目してみてください。
こちらの記事では、化粧水の使用期限や保管方法について紹介しています。