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監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
みずみずしく健康的なツヤ肌は、メイクやスキンケアで叶えられます。うるおいを意識して、日々のスキンケアやメイクに気を配ってみましょう。下地やファンデーションなどの使い方や選び方のポイントを押さえておくと、ツヤ肌を作りやすくなります。上品で透明感のある、女優のようなツヤ肌の作り方を紹介します。
目次
監修者:日本化粧品検定特級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
ツヤ肌メイクが上手くいかない場合、正しいポイントが押さえられていないのかもしれません。まずはナチュラルでツヤのある肌を作るポイントから見ていきましょう。
ツヤ肌を作ってくれるファンデーションも、乾燥したカサカサ肌ではポテンシャルを発揮できません。さらに、乾燥が原因となってテカリを招く場合もあります。
メイクの前には、化粧水や美容液で十分なうるおいを与えましょう。次にクリームなどを手に取り、手のひら全体を使って肌をやさしく押さえ、うるおいを閉じ込めます。手に肌が吸い付くような感触になったら、うるおい肌の完成です。
また、うるおいのある肌は生活習慣でも作れます。湯船に浸かってしっかりと入浴して血行を良くする、質の良い睡眠をとって成長ホルモンを分泌させるなど、肌を労る生活も意識してみてください。
ツヤの出しすぎはベタつきやギラつき、さらにはテカリに見えてしまうことも。ツヤを出すのは頬骨、鼻の頭、あごの先など、一部分だけに留めましょう。
また、目元のクマや口元のほうれい線があると、影ができて疲れた印象に見えるため、コンシーラーを使って肌色を補正します。ファンデーションで無理にカバーしようとすると、厚塗りになってツヤ感が出にくくなります。
ツヤ肌メイクは、ナチュラルに仕上げるのがポイント。女優のようなツヤ肌の作り方をアイテム別にチェックしていきましょう。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合された下地でうるおいをキープすると、ツヤを保ちやすくなります。くすみ※が気になる、血色感が足りないなど、うるおい以外の悩みがある場合はコントロールカラー下地を選ぶのがおすすめです。
※乾燥による
<悩み別・コントロールカラーの種類>
また、パールが配合されていてハイライト効果がある下地もツヤ肌作りに効果的です。パーツごとに下地を使い分けるのも良いでしょう。
化粧下地を使う時は、塗り方や量をパーツごとに調節してみてください。まずは額、両頬、鼻、あごの5点に必要な量をのせて、面積の広いパーツから塗り広げるようにすると、塗りすぎやムラを防ぎやすくなります。額は崩れやすいので、頬よりも少量にするのがきれいに塗るポイントです。
<ツヤ肌を作る化粧下地の塗り方>
保湿効果のある植物成分を贅沢に配合した化粧下地。軽く肌なじみの良いテクスチャーで、ツヤ肌メイクの土台を整えます。カラーはくすみ※を飛ばして血色のよいツヤ肌へ導く「ピンク」と、カバー&補正力が高く、均一でなめらかな肌に仕上げる「ライトベージュ」の2色です。
※乾燥による
下地の次は、ファンデーションです。選び方と塗り方、おすすめアイテムを紹介します。
ファンデーションは、好みの仕上がりや肌質に合わせて選びましょう。
<ファンデーションの選び方>
上記を踏まえた上で、肌が乾燥している時は保湿力の高いタイプを選ぶのがおすすめです。反対に、脂性肌の場合は油分が少なく、さっぱりとした使い心地のものが良いでしょう。
また、ファンデーションの色が肌色に合っていないと仕上がりが不自然になりやすいので、なるべく自分の肌色に近いものを選ぶのも大切なポイントです。
ファンデーションの種類に合わせて塗り方を変えると、仕上がりがより美しくなります。まずは基本となる、リキッドファンデーションの塗り方を紹介します。
<リキッドファンデーションの塗り方>
濃密な植物エキスがエイジングケア※も叶えてくれるリキッドファンデーション。肌補正パウダーと光沢パウダーをW配合し、シミやくすみなどの気になりがちな悩みをカバーしながら、素肌の美しさを活かしたツヤやかな肌に仕上げます。カラーはピンクオークル、オークル、ベージュオークルの3色です。
※年齢に応じたお手入れ
パウダーファンデーションの場合は塗る順番が少し異なります。ツヤ肌に仕上げたい時は、スポンジよりも薄づきのブラシがおすすめです。
<パウダーファンデーションの塗り方>
クッションファンデーションも、パウダーファンデーションのように頬、額、あご、鼻の順で塗っていきます。
<クッションファンデーションの塗り方>
ツヤ肌を作るためにはフェイスパウダーも欠かせません。選び方と使い方、おすすめアイテムを紹介します。
基本的には固形のプレストパウダーよりも、軽い仕上がりで薄づきな粉状のルースパウダーの方がツヤ肌に仕上げやすい傾向にあります。マットタイプではなく、パール配合など光沢感のあるものを選んでみてください。ヒアルロン酸、グリセリン、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたものは粉っぽくなりにくく、しっとりとした質感です。
フェイスパウダーはブラシやパフを使って、軽くのせるのがポイントです。
<ブラシを使ったフェイスパウダーの塗り方>
プレストパウダーの場合はサッとひと塗りする程度に留め、ルースパウダーは部分ごとにクルクルと円を描くように少しずつのせていきます。
<パフを使ったプレストパウダーの塗り方>
ヒアルロン酸でコーティングした微粒子のパウダーが、しっとりとした質感とツヤ肌を両立。軽いつけ心地で、透明感のある仕上がりを叶えます。カラーはナチュラルとグローの2色です。
ハイライトとチークも使い、さらにツヤ感をプラスしてみましょう。
みずみずしく濡れたようなツヤ肌に仕上げたい時は、クリームタイプのハイライトがおすすめです。サラッとした仕上がりが好みの場合は、パウダータイプを選ぶと柔らかいツヤ肌に仕上がります。なお、血色感をプラスしたい時は淡いピンク系のハイライトを選びましょう。
ハイライトはパーツに合わせたのせ方を意識してみてください。
<ハイライトの塗り方>
ツヤ肌メイクにおすすめなのはクリームタイプのチークです。リキッドファンデーションとの相性が良く、粉っぽさを感じにくい仕上がりになります。柔らかい質感にしたい時はパウダータイプを選びましょう。
パウダータイプのチークはブラシを、クリームタイプのチークは指を使って塗っていきます。
<パウダーチークの塗り方>
<クリームチークの場合>
化粧ノリが良くなってメイク時間が短縮できる、女性としての自信につながるなど、ツヤ肌にはメリットがたくさん。こちらでは、ツヤ肌になるためのスキンケアを紹介します。
スキンケアの基本となる洗顔は、清潔な手でやさしく行います。力を入れてゴシゴシ洗うのではなく、キメの細かいたっぷりの泡でやさしく汚れを落とすイメージです。洗顔料は泡立ちが良く、洗った後にうるおいの感じられるタイプがおすすめです。洗顔ネットを使って、もっちりとした泡を作ってみてください。
また、すすぎのお湯が熱すぎると、肌に必要なうるおい成分まで落としてしまう可能性があります。洗顔後はぬるま湯でやさしく洗い流しましょう。
ツヤ肌と言えば、乾燥知らずのうるおった肌。乾燥を防ぐためには、肌の奥までうるおいを届け、その状態を保ってくれるスキンケアアイテムを選ぶのが重要です。
スキンケアの仕上げには、乳液やクリームなど油分のあるものでうるおいを閉じ込めます。乾燥しやすい目元や口元は重ね塗り、皮脂が気になるTゾーンは少なめにするなど、肌の状態に合わせて使いましょう。
乾燥しやすい時期やカサつきが気になる時は、スペシャルケアで肌にうるおいをチャージしてあげましょう。
<用意するもの>
<やり方>
パックの途中でコットンが乾いてきたら、化粧水を足してくださいね。
女優のようなツヤ肌は、メイクとスキンケアの両方を意識することで叶えられます。メイク方法やアイテムの選び方をツヤ肌向きにするだけでも、仕上がりは大きく変わるはず。今回紹介したポイントを参考に、メイクやスキンケアでツヤ肌を作ってみてくださいね。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。