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監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
花粉症の時は、鼻をかんだり涙を拭いたりする動作が多くなるため、メイクの崩れが気になりがち。そんな時は、そもそもメイクをして良いか悩んでしまいますが、ベースメイクは、肌に花粉が直接付着するのを防ぐ役割も担っているため、ノーメイクは避けた方が良いでしょう。本記事では花粉症時のメイク崩れに悩む人へ向けて、ベースメイク・アイメイクのコツやスキンケア方法、おすすめアイテムを紹介していきます。
目次
監修者:日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村(曲尾)光世
花粉症の人は、乾燥やかゆみなどの肌荒れが起こりがち。そんな人にとって花粉症シーズンはメイクを避けたくなる時期でもありますが、ノーメイクはかえって肌の状態を悪化させてしまうかもしれません。花粉症でもベースメイクをした方が良い理由と、メイク時の注意点から見ていきましょう。
花粉症時の肌トラブルを防ぐためにも、ノーメイクでいるのは禁物。ノーメイクでいると花粉が肌に直接付着してしまい、乾燥やかゆみなどの刺激が肌にダイレクトに伝わってしまうためです。
ベースメイクは素肌を美しく見せるだけではなく、保護する役割も担っています。そのため、花粉が舞う時期でも省かないことが大切です。ただし、肌荒れがひどくてメイクをするのが心配な場合には、自己判断をせずに、医師に相談をすると良いでしょう。
花粉症の時は、パウダーの粒子などが肌への刺激となる場合があります。花粉症の時に、メイクをして刺激を感じたり、赤みやかゆみが増したりする場合には、なるべくメイクを控えた方が賢明です。メイクアイテムは自身の肌の状態を見ながら使い、肌が荒れた時は使用を控えて皮膚科を受診しましょう。
なお、肌トラブルがあってメイクができない時には、スキンケアを徹底し、外出の際は日焼け止めやUV効果のあるデイクリームを塗る程度にしておくのも一つの方法です。
肌に優しいベースメイクを取り入れると、花粉症の時でもトラブルが起こりにくくなるでしょう。肌に刺激を与えにくいベースメイクのポイントを紹介します。
メイクによる肌トラブルを防ぐためにも、ベースメイクは刺激を抑えることを意識します。「敏感肌用」「アレルゲンフリー」などの記載がある、低刺激のメイクアイテムを選ぶと良いでしょう。また、メイクを落とすためのクレンジングも肌に負担がかかりやすいため、洗浄力が強すぎない、肌に優しいものを選ぶのがポイントです。
花粉症で肌の調子が悪い時には、パウダーの粒子が刺激になってしまう場合があります。そのため、ファンデーションはパウダータイプではなく、水分量の多いリキッドやクッションタイプのものがおすすめ。べたつきが気になる時には、マットタイプのものを選んでみてください。
花粉症の時に、鼻をかんだり涙を拭いたりすることによって、メイクが崩れてしまう場合も。しかし、メイクが崩れるからといって化粧下地やファンデーション、コンシーラーを厚塗りするのは避けましょう。厚塗りをすると、かえって崩れやすくなってしまいます。少量でも伸びが良くてカバー力の高いメイクアップベースを使用し、薄めのメイクを意識するのがポイントです。
花粉症シーズンは花粉の影響で涙が出やすくなるため、アイメイクの崩れが気になる時期。また、アイメイクをしたくても目元が敏感気味で、どんなアイテムを使えば良いのか迷ってしまう人もいるかもしれません。そんな人に向けて、花粉症対策のアイメイクのコツを3つ紹介します。
※目のかゆみがひどかったり、赤みがある場合には、自己判断でアイメイクを行わず、医師に相談をしましょう。
花粉症の季節は、肌が乾燥しがち。ベースメイクと同様に、アイメイクもパウダータイプではなく、クリームアイシャドウなど水分が含まれているものを選ぶと乾燥予防につながります。また、パールやラメをたくさん含んだアイシャドウは目に入ると刺激になりやすいため、花粉症の時には避けるのが良いでしょう。
花粉症時は涙目になりやすいため、アイメイクの崩れも気になるところ。マスカラは、水分に強く崩れにくいウォータープルーフタイプがおすすめです。お湯でオフが出来るタイプだと、クレンジング時の刺激も軽減できます。
また、繊維の入っていないマスカラを毛先に軽く付け足す程度にすると、まつ毛に花粉が絡みにくくなります。下まつ毛は、花粉症によって涙が出るとにじみやすいので、マスカラを付けない方が良いでしょう。
目のキワにアイラインを引くと、花粉と一緒に目に入って刺激になる恐れがあります。アイラインは粘膜から少し離して引くのがポイント。力を入れずに描けて肌当たりが優しいリキッドやジェルアイライナーを、目尻やまつ毛の上にサッと引くのがおすすめです。
また、マスカラと同様に、アイライナーもお湯で落とせるウォータープルーフタイプを使用すると、クレンジング時の肌への刺激を軽減することができます。
花粉症の時は、素肌が乾燥しやすく、敏感になりがちです。肌の状態が整っていない場合、メイク乗りが悪かったり、崩れやすくなる原因に。そのため、花粉症の時のメイクに悩んでいる人こそ、スキンケアを丁寧に行うことが大切です。メイクの前後にはしっかりとスキンケアを行い、肌を労りましょう。花粉症シーズンのスキンケアで、特に重要なポイントを紹介します。
顔に付着した花粉や汚れを落とすためにも、正しく丁寧な洗顔を心がけるようにしましょう。ゴシゴシと擦ると摩擦による刺激や乾燥を招くため、優しく行うのがポイントです。
<洗顔方法>
花粉症による肌荒れや乾燥を予防するためにも、保湿はいつも以上に入念に行いましょう。低刺激で保湿力の高いスキンケアアイテムで、肌にしっかりとうるおいを与えます。コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合されたアイテムを選ぶのもおすすめです。
花粉症シーズンは、くしゃみをする時にハンカチをあてたり、鼻水をかむ際にティッシュをあてたりすることで、日中も鼻や口周りが乾燥しやすい状態です。ミストタイプの化粧水やクリームなどを携帯しておくと、乾燥を感じた際に、手軽に保湿が出来て便利です。乾燥がひどい場合には、ワセリンを塗るのも効果的ですよ。
メゾンレクシアには、花粉症が気になる時にも使いやすいメイクやスキンケアアイテムが豊富に揃っています。今回は、Her ELEGANCE編集部おすすめの3アイテムを紹介。花粉症時のメイクアイテムを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
軽やかで伸びの良いテクスチャーで、肌になじみやすい化粧下地。保湿効果のある濃密な植物成分を配合しており、メイク仕立てのうるおいを長時間キープします。カラーは肌に血色感を与えてくれるピンク、悩みをナチュラルにカバーしてくれるライトベージュの2色です。
※年齢に応じたケア
肌荒れを防いで整える「クマザサ葉/茎水」や、肌にうるおい・ツヤを与える「タイムエキス」を始めとする美容成分を配合したリキッドファンデーション。メイクをしながらスキンケアしているような使い心地で、ハリや弾力のあるつややかな肌づくりをサポートしてくれます。カラーは、ピンクオークル、オークル、ベージュオークルの3色です。
花粉症の時のメイクを軽めに行いたい場合には、リキッドファンデーションを省いて、下地+フェイスパウダーで仕上げるのもおすすめです。
SNSでも話題になった「ルーセント フェイスパウダー」は、保湿力の高い植物エキスを粉末化し、ヒアルロン酸でコーティングした微粒子パウダーを採用しているため、メイクをしている間も肌をうるおわせながら守ってくれます。崩れにくく、マスク荒れ予防にもなるでしょう。カラーはナチュラルとグローの2色です。
花粉症の時はメイク崩れが気になることもありますが、メイクには花粉が肌に直接付着するのを防ぐ効果もあるため、ノーメイクでいるのは避けたいところ。メイク方法に気を配り、自分の肌状態に合ったアイテムで仕上げてみてください。また、メイク前のスキンケアも入念に行い、赤みや乾燥といった肌トラブルも防ぎましょう。今回紹介した内容を参考にしつつ、花粉症の時でもメイクを楽しんでくださいね。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。